WBCの日本代表合宿
第1ラウンド初戦のブラジル戦(ヤフオクドーム)を3月2日に控えている代表候補にとっては、例年より開幕が約1カ月早まる格好。
ある投手出身の球界OBは「2月中旬のこの時期、野球選手は打ち込み、投げ込みに存分に時間をかけたいもの。ところが、17日と18日の強化試合で最終メンバーを決定した後も、オーストラリアとの壮行試合2試合、阪神戦、巨人戦と本番まで実戦がめじろ押し。思うように練習時間が取れず物足りないでしょう」と心配する。
それでも、レギュラーや先発投手としてコンスタントに試合に出られるならまだいい。問題は、最終メンバーには残ったものの、出場機会に恵まれない場合である。
「そうなると、例年にない速いペースの調整を強いられたうえ、実戦感覚が鈍ったまま3月29日の公式戦開幕を迎えることになる。投手はなおさら深刻です。ならばいっそのこと、合宿で落とされて早く所属球団に戻った方が、公式戦のことを考えたらマシかも」と前出のOBが指摘するのも、うなずける。
2009年の前回WBCの侍ジャパンで最も投球回数が少なかったのは、阪神・岩田稔投手の計1回(2試合登板)。公式戦では左肩の故障もあり、前年の10勝10敗から7勝5敗へと白星を減らした。
巨人・内海哲也投手は1試合に先発したのみ(3回途中降板)で、公式戦は前年の12勝8敗から9勝11敗に。
同じく1試合登板(2回2/3)に終わったオリックス・小松聖投手は、前年の15勝3敗から1勝9敗へと大幅ダウンした。
もちろん、たとえそういうリスクがあったとしても、最終メンバーには残りたい、1試合でも日の丸に貢献したいというのが人情だろうが...。
[zakzak]
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20130217/bbl1302170709003-n1.htm
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