17日、阪神がキャンプを張る宜野座球場で、楽天との練習試合が行われた。午前11時40分、黒のワンボックスカーが球場入り。車の窓は大きく開けられ、中から星野仙一監督がにこやかな笑顔をのぞかせていた。
車のドアが開き、集まった300人以上の報道陣やファンの前に星野監督が姿を見せると、大きな拍手とともに「仙さ~ん」といった大歓声。右手を高々とあげて応える星野監督はご機嫌だった。
星野仙一
日本ハム二軍のキャンプ地だった宜野座を阪神が使うようになってから、10年間にわたって地元はキャンプ特需で潤い続けている。阪神が後半のキャンプを行っていた高知・安芸から11年に撤退。昨年からまるまる1カ月間、宜野座でキャンプを張ることにより、12年の経済効果は15億2800万円にものぼった(りゅうぎん総合研究所調べ)。沖縄や地元住民にとって星野監督は、いわば「大恩人」なのだ。
その「恩人」のユニホーム姿も、今季限りで見納めになるかもしれない。楽天の監督に就任して、今年が3年契約の3年目。過去2年はBクラス。オフにはジョーンズ(35)とマギー(30=ともに前ヤンキース)という超大物助っ人を2人も獲得。これで結果を残せなかったら、自身のクビが飛ぶのは間違いない。
試合後、選手たちはベンチ裏を通って球場を後にしたが、星野監督だけはわざわざグラウンドを歩いて、帰りの車へと乗り込んだ。楽天と阪神の練習試合はこれが最初で最後。星野監督の後ろ姿を、今キャンプ最多となった1万2000人の観衆が最後まで見送っていたのは、別れを惜しんでのことだろうか......。
[ゲンダイネット]
http://gendai.net/articles/view/sports/141021
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親会社、社長が糞だから優勝は無理だろう
五輪の結果は散々だったな
>>3
その通りでございます。