インディアンスは24日(日本時間25日)、マイナー契約を結んでいた松坂大輔投手(32)を自由契約にしたと発表した。インディアンスとの再契約交渉を含め、全球団との交渉が可能となった。


松坂大輔

右ひじ手術のため、昨季を棒に振った松坂は、2月10日にインディアンスとマイナー契約を結んでメジャーキャンプに参加していたが、オープン戦では4試合に登板して8回を投げて2失点と本来の投球ができなかった。3月18日(同19日)に開幕メジャー枠から外す旨の通告を受け、マイナーキャンプに合流していた。

契約上、インディアンスは松坂に関して26日(同27日)がメジャー昇格の判断のリミットとなっていた。松坂がマイナーでプレーする場合は、10万ドル(約950万円)のボーナスが支給されることになっていた。

クリーブランドの地元紙プレイン・ディーラーのポール・ホインズ記者は、「松坂を自由契約にしたのは、彼を球団に残すことを前提に、契約見直しをするためと思われる。球団はこれで10万ドルを支払う必要がなくなった。改めて契約交渉をすることになるだろう」とツイッターで事情を説明している。

DeNAはいつまでも"恋人"を待つ。

松坂が自由契約となったことを受け、池田純球団社長(37)は25日、「先方の考えがあってのことだが、もし日本という選択肢があれば、いつでも行ける準備をしている」と話した。オフから松坂獲得を目指してきただけに、日本復帰の可能性があれば、トップを切って交渉に入る考えを強調した。

昨オフにブランコらを獲得し、打線は強化されたDeNAだが、投手陣の層は薄い。特に先発は39歳の三浦が柱という現状で、開幕ローテには新人の井納や2月に支配下登録した鄭を組み込んだ。池田社長は「先発陣はもっと強固にしなきゃいけない」と説明した。

この日、イベントに出席した中畑監督も「(松坂のために)枠はとってある。スピーディーに動き出すでしょう」と期待した。悲願の松坂獲りへ、資金面を含めて準備は整っている。

[zakzak スポーツ報知]
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20130325/bbl1303251043000-n1.htm
http://news.livedoor.com/topics/detail/7532989/

【関連商品】




ツイート