本田圭祐
本田の移籍を阻んできたのは、移籍金というサッカー界独特の制度だ。通常、選手は所属チームと複数年契約を結ぶ。もし、他のチームがその選手を獲得したい場合、その複数年契約を破棄させるための違約金を支払う必要がある。そのチーム間同士で支払われる違約金が、移籍金と言われるものだ。
現在、本田が所属するCSKAモスクワは、石油会社や大銀行をスポンサーに持つ有数の裕福クラブ(あのアブラモビッチもCSKAモスクワの大株主)だ。反対にリーマンショック以降お金のやりくりに困窮している西欧のクラブは、選手に大金を積むことができなくなっている(ファイナンシャル・フェアプレー制度という赤字を禁ずる制度の影響もある)。つまり、格下のクラブの方が名門クラブよりお金を持っているという、ねじれの構造になっており、これが本田がステップアップする上での最大の障壁であった。
しかし、実はこの移籍金制度には抜け道がある。FIFAの移籍規則の第17条3項には、「満28歳未満の選手は契約締結後3年間、28歳以上の選手は2年間を経過した後であれば、一方的に契約を解消できる」と記載されている。現在、本田はCSKAモスクワで4年目。もし本田がこの権利を行使すれば、CSKAモスクワは一銭の移籍金ももらえない可能性がある。つまり、ロシアからステップアップしたい本田、獲得したいACミラン、早く移籍させたいCSKAモスクワと、三者の利害が一致しているのである。交渉がスムーズに進んでいる可能性は十分にある。
また、ACミランは近年毎年スター選手を売りに出すほどの財政難を抱えている。もし本田を獲得できれば、ユニフォームの販売や、放映権の売上げで移籍金分はすぐに回収できる。戦術的にも「純粋な攻撃的MFの不足」「フリーキッカーの不足」「レフティーの不足」という問題を抱えているが、これも本田によって一気に解決できるのだ。
サッカー界は信じられないような移籍劇も多い。11年に長友祐都がインテルに移籍したのは、移籍市場が閉まる5分前だった。ほんの5年前に香川真司がマンチェスターユナイテッドに移籍すると言ったら、笑われてしまうだろう。
長友祐都|香川真司
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誰が何と言おうが絶対シコる!!今日は絶対シコる!!!
エア圭