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楽天・星野仙一監督が短期決戦で勝てない理由

いよいよ、パ・リーグのクライマックスシリーズ(以下、CS)ファイナルステージが開幕する。リーグ覇者の楽天が、第1ステージを勝ち上がってきたロッテを仙台で迎え撃つ。

リーグ覇者の楽天

ポストシーズンに強いロッテと比べ、楽天は09年以来2度目。当時の選手も少なくなっており、経験不足も心配される。

その中で、楽天ファンならば、どうしても気にしてしまうことがある。

星野仙一監督「星野仙一監督は短期決戦をモノにしたことがない」というジンクスだ。

88、99年中日、03年阪神で、3度日本シリーズに進出しているが、いずれも敗退。記憶に新しい08年の北京五輪では、悲願の金メダル獲得どころか、メダルなしの4位という惨敗に終わってしまった。

なぜ、名将・星野監督は短期決戦で勝てないのか。

理由は、不調を託った選手を、信じて使い続けるからだろう。

関川浩一たとえば、99年のダイエーとの日本シリーズでは、シーズンで3割を打った1番・関川浩一が1、2戦目でノーヒット。それでもスタメンで起用し続けたが、3、4戦目もヒットが出ない。5戦目、19打席目にしてようやくシリーズ初安打が生まれたが、時すでに遅し。4勝1敗でダイエーが初の日本一に輝いた。星野監督が我慢して使った関川は、21打数2安打で打率は1割にも満たず。確かに5戦目は5打数2安打を放ち、復調の兆しを見せたが、その日にシリーズは終わってしまった。

伊良部秀輝03年のダイエーとの日本シリーズでは、シーズン後半に不調に陥っていた伊良部秀輝を第2戦の先発として起用。伊良部は3回5失点でKOされる。もう登板機会はないかと思われたが、3勝2敗と王手を掛けて望んだ第6戦、星野監督はまたしても伊良部を先発マウンドに送った。だが、またしても伊良部は早々とノックアウトされ、星野阪神は逆王手を掛けられる。そして、第7戦もダイエーに奪われ、日本一を逃してしまった。

ペナントレースという長期戦であれば、一時は不調でも、我慢し続けて使った選手がトータルで数字を残すケースは多々ある。"闘将"と呼ばれる星野監督の意気を感じ取った選手が発奮するのだ。

だが、ポストシーズンは短く、4敗すれば終了してしまう。選手のプライドを尊重している間に、敗退してしまうのだ。

星野仙一監督北京五輪ではケガをしている選手を使い続け、批判を浴びた星野監督。その裏には、「予選を勝ち抜いた選手で、本戦を戦わせたい」という親心があった。

古くは88年の西武との日本シリーズでは、第1戦に最多勝の小野和幸を持ってきた。経験や実績を考えた場合、エース小松辰雄で行くかと思われていた。

小野だけでなく、03年の伊良部の起用を見ても、「この選手のおかげで優勝できたから」という優しさが裏目に出てしまったと言える。いわば、情が仇となってしまったのだ。

今年のCSでは、不調の選手をスパッと代えられるか。楽天初の日本シリーズ進出は、星野采配に懸かっている。

[ガジェット通信]
http://get.nifty.com/cs/catalog/get_topics/catalog_131016009434_1.htm

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[9] パプリカ

結局、勝っちゃったね♪

[8] ボルドー

↓アホ

[7] アカサカサカア

昨日も糞采配だったな…マー君を出して今日から実質開幕戦! 2つのアドバンテージを活かせるのか仙一くん。。。

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