今回のワールドカップは強豪国が順当に出場を決めているため、日本の予選突破は非常に難しそうだ。ワールドカップは同じ大陸同士の対戦を避けるようにポット分けが決まるため、日本は調子が落ちている韓国やオーストラリアなど、勝ちが見込めそうな国と対戦できないのも厳しい。



しかし、その抽選会も公平に行われていないというから大変である。今サッカー界でまことしやかに囁かれているのが、くじ引きの不正抽選なのだ。

サッカーのくじ引きはガチャポンの玉のような丸いカプセルを引く。国名が書かれた紙はカプセルの中に入っているので、透けて見ることは不可能。不正の入る余地はないと思われていた。しかし今年8月にトルコの元国際審判が欧州チャンピオンズリーグにおける不正抽選の実態を告発した。

それによるとカプセルにはバイブ機能が仕組まれており、引いてほしいカプセルを抽選者に伝えているそうだ。実際に放送された抽選会を見てみると、カプセルが微動していることが確認でき、欧州でちょっとした騒動となった。2012年12月20日に行われたチャンピオンズリーグの抽選会では、リハーサルと全く同じ組み合わせになるという事件も起きている。欧州のサッカーファンなら、抽選が公正に行われていないということは誰もが知っている。

また、このカプセル式の抽選方法の欠陥も指摘されている。それは、事前にカプセルを温めたり冷却しておく方法だ。

そうすれば該当チーム同士の対戦を簡単に避けることができるし、(ポット分けをしているため)どのカプセルの中にどのビッグクラブが入っているか全て把握することも可能だ。なるほど、カプセルの温度は抽選者にしかわからない。ましてテレビで判別することなど不可能だ。

たとえば去年のチャンピオンズリーグでは、準決勝でバルセロナとレアルマドリードの対戦が回避されている。ビッグクラブ同士やライバルクラブ同士は、より大会の後半で対決してくれた方が興行的に良いに決まっている。

世の中に公正公明なくじはないという。日本はまだまだ弱小国なため、日本と対戦したい強豪国はたくさんあるだろう。そんなわけで2014年のブラジルワールドカップで日本が予選突破するのはとても難しそうなのだ。

[ブッチニュース]
http://bucchinews.com/geinou/3791.html

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