いやはや、スゴイ商魂だ。26日から始まる「世界フィギュアスケート選手権」のチケットが飛ぶように売れている。このフィーバーに味を占めたのか、主催者サイドは試合直前の「公式練習」を観覧できるチケットまで売り出すのだ。


世界フィギュアスケート選手権

公式練習は大会の数日前から当日朝まで試合で滑るリンクで行われる。ソチ五輪でも浅田真央がノーメークで何度も3回転半を調整していた、アレだ。

「過去に日本で行われた国際大会でも公式練習の観覧券は販売されたことはありますが、今回は会場のスケールが違う。フィギュアの試合としては異例の『さいたまスーパーアリーナ』で、観衆1万8000人規模は破格です。

チケットは最終日のエキシビションを除く、4日間通し券(4万6000～7万円)から売り切れるなど、ほぼ完売状態。これだけで主催の国際スケート連盟は億単位の収入が見込めるはずですが、『もうひと稼ぎ』と公式練習までお金に換えるわけです」(フィギュア関係者)

練習観覧券は8日から発売開始。前売り価格は3500円だ。間近で試合を見られるプレミアム席(2万5000円)やS席(1万8000円)に比べれば格安だが、練習はあくまで練習だ。ファンの熱意に応える気持ちなら、無料開放の選択肢もあっただろう。主催サイドはがめつくないか。

チケットのバカ売れも、ソチ五輪での羽生結弦の金メダルや、真央チャンの"涙の演技"があったからこそだ。


羽生結弦｜浅田真央

フィギュアの公式戦はアイスショーと違って参加選手にギャラは発生しないとはいえ、ソチの感動に便乗した空前絶後の荒稼ぎ。連盟も真央チャンたちに、ちょっとは「分け前」を与えたらどうだ。[日刊ゲンダイ]
http://gendai.net/articles/view/sports/148417

■浅田真央に現役続行望む声、過半数超える!

そして気になるのは、今後の浅田選手の動静だ。今期限りでの引退を示唆しているとも報じられ、また本人は「今のところハーフハーフ(五分五分)」と報道陣に向けて発言している。私たちとしてはもっと彼女の活躍を目にしたいところだが、ここで大手ポータルサイト「Yahoo!」の意識調査に注目してみたい。

「Yahoo!ニュース」意識調査では、「浅田真央に来季も現役を続けてほしい?」と題したインターネット調査に12万人以上が回答。以下のような結果が出ている。(3月4日11時45分現在120,988件7日まで実施中)

「続けてほしい」64,006件(52.9%)

「続けてほしくない」26,231件(21.7%)

「どちらともいえない」30,751件(25.4%)

このように、浅田選手の続投に期待する声が過半数に上っていることが表れる投票結果になった。アンケートに回答した人の声はこちらだ。

・続けてほしいけど、本人の意思を最優先だよね。

・真央ちゃん自身がソチ冬期オリンピックで完全燃焼したという意識がまだないのでは?より完璧な演技を追求してきた彼女は心の中でまだ未完だという意識が強く残っているであろう。古来より偉人と凡人の違いは克己心の差異であると思う。成功と失敗も同様である。成功者にとって失敗などない。

・今の感動を永遠の宝物にしたい。

・ゆっくり休んでまたリンクに戻ってきてほしい。

特に目立ったのは、「続けてほしいが、本人の意思を優先してほしい」という回答。これまで多くの重圧に耐えて練習を積み重ねてきた浅田選手を知っているからこそ、本人の意思を尊重してほしいと望む人が多いのだろう。

しかしながら、「完全燃焼していないのではないのか?」という意見や、一度休んでまたカムバックしてほしいという声も目立つ。心の休養は取ってほしいが、やめないでほしいということか。いずれにせよ、皆浅田選手のメンタル面を配慮した意見が目だった。

日本から多くの感動を呼ぶ演技を披露できるアスリートが輩出されたことに、そして、オリンピックにメダル以上のものがあることを教えてくれたことに感謝したくなる。浅田選手が今後プロとしての活動を継続するにしても、別の道を歩むにしても、私たちは全力で彼女を応援していきたい。[TOCANA]
http://tocana.jp/2014/03/post_3750.html

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