サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(61)が、就任以来の4年間で、日本で稼いだ収入総額が10億円を突破する勢いだ。


アルベルト・ザッケローニ監督

指揮官の年俸は2億円といわれ、単純計算で4年間では8億円に上る。また日本サッカー協会との契約書には「成果給」という項目もある。試合での勝利ボーナスやタイトル獲得、W杯出場権獲得給などを合わせたもので、その総額は約1億5000万円近くといわれる。これには海外組の視察などでかかった、欧米への往復費用(ファーストクラス)などは含まれていない。

ドイツ大会の際のジーコ監督、南アフリカ大会での岡田武史監督の場合、W杯出場決定給は約5000万円。ザッケローニ監督のボーナスがいかに高額かわかる。

最近ではテレビCMにも出演ラッシュ。W杯ブラジル大会の開幕前にはNHKで前代表監督である岡田氏によるインタビューが予定されるなど、副収入も稼ぎまくり。歴代の日本代表監督では初めて収入面で大台を超えることになりそうだ。

一方で、お金にはシビアで細かい人物だ。毎年クリスマスには協会幹部とスタッフにワインとパンを贈っていたが、この4年間で監督主催の食事会は全く設けなかったという。さらに協会からもらうお金は全てユーロ建て。折からのユーロ高から、結果や内容にかかわらず、給料は一度も下がることはなかったというから、大したものだ。

当然ながら高給取りな分、その成果への期待値も上がるが、こちらの方は沈黙モード。

南アフリカ大会を指揮した岡田氏は、達成はできなかったが「大会ベスト4入り」を公約した。が、ザッケローニ監督は現時点で公約はなし。W杯ブラジル大会で過去最高となるベスト8進出くらい果たしてくれなければ、日本協会は費用対効果で大赤字だ。

万が一、1次リーグ敗退となれば目も当てられないが、ザッケローニ監督だけ日本に戻らずイタリアに早々と帰国するなんて"持ち逃げ"のシナリオだけは、勘弁願いたいところだ。[zakzak]
http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20140501/soc1405011140001-n1.htm

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