
勝利に喜ぶ中京ナイン
そして31日、46回から再開された一戦は延長50回表に中京が無死満塁から2番・後藤(3年)の二塁打などで3点を奪い、激闘に幕を下ろした。ともに1人で投げ抜いた中京の松井は4日間で709球、崇徳の石岡は689球。グラウンド上の死闘と同様に、その舞台裏も壮絶だった。

「一番きつかったのは、おととい(29日)です。なかなか試合が決まらないし、体はきついし...。正直言うともうマウンドに行きたくない、と思いました。今まで野球をやってきて、きついと思ったのは冬場の体力づくりでしたが、それも比べものにはならなかったです」。


両投手だけではない。崇徳のある選手は「1回、1回が絶望の連続。まだ終わらない、まだ終わらない、いつ終わるんだと...。正直、勝敗はどうでもいいから早く終えて帰りたいと思う瞬間もありました」と明かした。
50イニングすべてを9人で戦った中京に対し、崇徳は12人が出場。初日(28日)で交代した崇徳の2選手は、以降の3日間は完全に応援に徹するのみ。
その1人で主将の松田(3年)は「いい経験はできましたが、精神的にギリギリでした。やはり難しかったですね」。記録にも記憶にも残る中京―崇徳の準決勝。両チームの選手全員がレジェンドになった。[東スポ]
http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/307508/
■プロも大注目の中京・松井大河投手
一気に世間の脚光を浴びた球児たちにはプロのGMも注目。狂騒曲の舞台裏に迫った。

冷やかしや話題作りではない。山田GMは今大会を通して知った松井の精神面を高く評価。「味方のエラーとかもあったのに延べ50回を無失点に抑えたのはすごいよね。オレは個人的に興味があった」と目を輝かせた。
プロ野球といえばエリートの集まりと思われがちだが、何も甲子園や大学野球で脚光を浴びた選手ばかりで構成されているわけではない。2011年ドラフトでは日本ハムが早稲田大ソフトボール部の大嶋匠捕手(24)を7位指名して世間をアッと驚かせた。
特に同球団は競技にこだわらない幅広い人材発掘に定評があり、2012年ロンドン五輪やり投げ日本代表のディーン元気(22=ミズノ)を極秘調査したこともある。前身の東映のエースとして162勝を挙げ、のちに監督まで務めたOBの土橋正幸氏(故人)は軟式野球出身で、松井に関心を示すのも当然といえば当然の流れだった。

松井の調査も、エンドレスな延長戦で話題になる前から進められていたという。残念ながらスカウトからの報告は「体が小さい」という芳しくないもので、今秋ドラフトの指名候補者リスト入りするかは微妙だが、その強靱な精神力がプロのGMをもうならせたのは紛れもない事実だ。[東スポ]
http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/307504/
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オナ禁した方が勝っただけだろうね♪
ソフト大嶋の次は軟式選手を指名するぞ