プロ18戦目での3階級制覇はジェフ・フェネック(オーストラリア)の20戦目を抜く史上最速記録で、日本人では亀田興毅に続いて2人目。叔父の弘樹氏(元世界2階級王者)が成し遂げられなかった井岡家の悲願を成就させた。
「崖っ縁というか正念場だった。井岡家に生まれ、ボクシングを始めてサラブレッドと言われたけど。去年5月に負けてから積み上げたものが音を立てて崩れ、本当の地方馬になった」
苦境を笑いで振り返りながら「自分がつかみたいものは何が何でも、真っすぐに挑戦していく」と心意気を語った。
[引用/参照:http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2015/04/23/kiji/K20150423010220160.html]
□ 終盤は「倒しにいくな」と指示
井岡が本来の力を出しながらも、試合が競った展開になったのは、レベコが確かな実力者だったからだ。
キャリア36戦で負けはただ一つ。2007年にWBAライトフライ級タイトルを奪われて以降、7年間負けなしのキャリアはやはり侮れなかった。
「一瞬たりとも気を抜けなかった」。勝者のコメントが試合の緊張感を物語った。
レベコは距離で苦しみながらも、あの手、この手で井岡を攻略しようと試みた。
攻撃の入り方を工夫し、打ち終わりのカウンターを狙い、コンビネーションを駆使し、手持ちの材料を総動員してベルトを守ろうとした。しかし井岡は崩れない。
「9ラウンドに倒しにいこうとしたが、いくなと。レベコには一発があったし、最後まであきらめていなかった」
井岡は10回から再びディフェンスの意識を高め、距離の調整に細心の注意を払った。この慎重さに、井岡が現在置かれている状況、この一戦の持つ意味がよく表れていたと思う。
アマチュアで輝かしい実績を残し、鳴り物入りで'09年にプロデビューすると、順風満帆にキャリアを重ね、当時の国内最速記録となるプロ7戦目で世界タイトルを獲得。
'12年に八重樫東(大橋)を下して国内初となる世界2団体統一王者となり、その年の暮れには2階級制覇まで達成した。
このころの井岡はよく「ボクシング界を引っ張っていきたい」と口にしていた。振る舞いにも、表情にも、いい意味で自信がみなぎっていた。名実ともに日本ボクシング界の顔になろうとしていた。
しかし失速は突然訪れる。自信を持って挑んだ3階級制覇目となる昨年のタイトルマッチで、IBFフライ級王者アムナット・ルエンロン(タイ)にまさかの敗北。結果は1-2判定と競っていたが、完敗とも言える内容だった。
今回の試合を「崖っぷちというか正念場。プレッシャーもかなりあった」と表現した。
国内ボクシングはまさに群雄割拠の時代であり、その分、忘れ去られていくのも早い。
井岡の存在感は徐々に薄くなっていった。「今回負ければ井岡は終わりだ」。関係者の間ではそんな声もささやかれた。
26歳の井岡が「選手生命も短くなっていく」とも口にしたことには少し驚かされたが、状況を考えれば、無理もないのかもしれない。試合後に流した涙の背景には、そんな厳しい現実があったのである。
やや慎重になって終盤に追い上げを許したとはいえ、この日の井岡のボクシングは久々に彼らしいパフォーマンスだった。
[引用/参照:http://number.bunshun.jp/articles/-/823194]
□ 一族の悲願成就で22年ぶりに呪縛が解けた
叔父の元世界2階級王者・井岡弘樹氏は4度も受けた屈辱を今でもはっきり覚えている。
初めて3階級制覇に挑戦したのは1993年6月21日。だがその後、6年がかりでトータル4度も挑んだ厚い壁に、ことごとく阻まれた。
苦しかった当時、恒例の和歌山・白浜キャンプには、まだ幼かったおいがついてきた。疲れた時、愛らしい姿にどれだけ癒やされたことか。
逆の立場となった今、懸命にサポートした。一翔が初めて世界に挑戦する時の白浜での走り込みキャンプは自らの運転で2人で通った。
まだ世界王者になっていないにもかかわらず、3階級への苦闘を問わず語りで伝えたのも1度や2度ではない。2年前に一翔の所属する井岡ジムとは別の井岡弘樹ジムを立ち上げたものの、試合が近づけばたびたび顔を出した。要所で助言を送り、セコンドにもついた。
「ありがとう。22年ぶりに(呪縛が)解けたんだから感謝しかない。ありがとう」いつもジョークばかりを飛ばし、周囲を和ませる弘樹氏が最後は優しくいたわった。
[引用/参照:http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2015/04/23/kiji/K20150423010221080.html]
□ レベコは判定に不満、控室に引きこもり
井岡に敗れ、長く君臨した王座から陥落したレベコが暴走した。試合後のドーピング検査にすぐに応じず、控室に数十分の"引きこもり"。
判定への不満がその最大の理由で「2~3点は私の勝ち」と、9度目の防衛に失敗し、納得がいかない様子だった。
「すごく悲しい。私は常に攻めの姿勢を見せた」「私の勝利だと思った。判定には正直納得していない」と腹立たしげに語り「できるだけ早く再戦をしたい」と雪辱を誓った。
試合開始1時間前に入場曲変更を要求する"むちゃ振り"もしていたアルゼンチン人。井岡については「パンチはなかったが、足の動き、体全体のスピードが速かった」と評価した。
[引用/参照:http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2015/04/23/kiji/K20150423010221500.html]
□ 2ちゃんねるの声
試合中
・ペチペチポイント稼ぎはやめておくれよ
・残り10秒にならないとノーガード出来ないだけやん
・このまま判定で勝ったとしても井岡にはもう期待できんわ
・井岡、手数減ったなぁ
・解説絶対おかしい 相手の攻撃は無視で井岡の軽いパンチは大袈裟にw
・井岡より亀田の方が断然強いな
・レベコは井岡のジャブに苦戦してるな
・レベ娘振り回してるけどほとんど有効だ無いぞ 有効打は井岡のほうが多い
・実況は素人なのか、こういう日本人びいきの実況しろ言われてるのか
・発言がオネエぽいときが内藤の本音
・井岡の判定勝ちだろ どうみても
・井岡って昔はもっと攻めてなかったなたけ?
・軽いパンチ ポイント狙いのアマの試合みてぇ
・これドローだな、よってチャンピオンの勝ちや
・レベコ優勢だな 3ポイントは負けてるやろ
・これで判定で井岡勝ったら亀田化待ったなしだぞ
・物足りなくはあるけど、タイトル奪取でも別におかしくはないだろw
・TBSはまるで判定の結果を知ってるみたいだなw
試合後
・えええ???
・TBSの力で勝ち(´・ω・`)
・まあいいんじゃね? ホーム判定だし
・素人目で見ても井岡だろ
・うーんつまらんかった こんなんで3階級制覇かぁ
・いや順当に勝ちだろ
・勝ったのはTBS
・八百長ではないだろ ジャッジ次第でどっちにでも転ぶ内容
・本当に中立に判定したら井岡の勝ち チャンピオンのホームでやってたら防衛だったろうね
・圧倒的に井岡がパンチ当ててただろw 井岡のウィービングにダッキングにデフェンスも凄かっただろが お前何見てんの?
・まぁ、ジャブのヒット数からしてあながち間違った判定ではないけど、つまらないから八百長言われても仕方ないよな
・お前らはKOみたいな分かりやすい結果じゃないと八百長扱いするよね
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