香川県丸亀市の出身。服装や物言いに、何処か都会っ子にはない、土から掘り出したジャガイモみたいな素朴さがあった。現場で私を見つめる真剣な眼差しに、ひょっとして、局の顔になるかもしれないなと感じた。
医師のダンナさんの海外勤務に伴い7月でフジテレビを去る中野美奈子アナウンサー(32)のことだ。
2002年入社。「めざましテレビ」で一躍人気者となり、09年3月からは小倉智昭キャスターの相方として、私たちの仲間になった。
彼女が番組の顔になると耳にした私は、先輩の軽部真一アナを通して、「うまくやろうなんて思わず"素"の中野美奈子でいること。力まずにね」と励ました。以来、歯にきぬ着せず物を言い合える仲になったよね。
西麻布のおでん屋さんでは、私の青春時代の話を無理やり聞かせたり、お互いに好きな人の話を本音でしゃべりあったり。ダンナさんの話をするときは本当に嬉しそうだった。
「おまきさん。どうして、好きだった人と、結婚しなかったんですか?私だったら、駆け落ちしてでも、彼についてくなぁ」
結婚の話になると、身を乗り出してきて。あの夜のこと忘れないよ。
あるときは、滑舌の悪さ、発声のまずさを厳しくチェックさせてもらった。会えば、「声がでてない!」とか、「語尾が消える最後まで『ハッキリ』言いなさい」とか、「自分が、思い感じたことは、恥ずかしがらず、発言しなさい」とか...。私、うるさかったね。
でも、必ずメールが、「おまきさん、ありがとうございます。おっしゃる通り、緩んでいたら、背中を思いっきり叩いて下さい●(=ハート)」と返ってきた。やることがカワイイのだ。
29日に中野アナは、「とくダネ!」を卒業、そして、お台場を去る。
中野美奈子アナ「とくダネ」涙の卒業
素朴で、温かい心遣いで、人の善さがにじみでていた。「この親にして...」とは、よく言ったもの。お父さんは、「今週で、朝、美奈子を見るのが最後なんだと思うと...」と、言葉を詰まらせた。お母さんは、「ホッとしました。私は、昔から、普通の生活をさせたかったから」と、目元が潤んでいた。
「子供が欲しい」と私に話していた美奈ちゃん。7月から、普通の生活をしながら、好奇心いっぱいに、何かを見つけるはず。
よく頑張ったね。
初めておまきさん、褒めてあげるよ。泣くんじゃないよ。爽やかに笑ってよ!
武藤まき子 中国放送(広島)アナウンサーを経て、フジテレビ「おはよう!ナイスディ」のリポーターに。フジテレビ専属リポーターとして『情報プレゼンター とくダネ!』に出演中。芸能、歌舞伎、皇室を主に担当する。
[zakzak]
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20120628/enn1206280719000-n1.htm
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おまきさん、世話になったねm(__)m
伊藤や中居という薄情な奴らに弄ばれつつよく頑張った
穏やかそうに笑っているこの人見ても、以前動画で見た、子供にマジギレして 「黙れガキ」と言ったあの恐ろしい顔しか思い出せない。あれが本性なんだろう。