このドラマのキャッチフレーズは、『私は、母の愛人と結婚した』という衝撃的なもの。母親の愛人から虐待を受けていたのに、その人物と結婚し、なおかつ別の男と不倫するというヒロインを演じている。
原作は、直木賞作家・桜木紫乃が書いた同名ミステリー小説。ドラマ放映前には、相武が一糸まとわぬ姿でポスターに映っているのも話題をさらっていた。
気になる愛人役は、こちらも汚れ役を厭わないことで演技の評判が高い小澤征悦。生々しいエロさが漂うタンクトップ一枚の姿にもなり、ねっとりとしたベッドシーンにトライし、見せ場での期待に応えてくれている。
官能シーンだけでなく、母娘の確執シーンも盛り上がる。母親役を演じている多岐川裕美とのセリフのやりとりは、まるで本物の親子のように激しい。
「あんたなんか死ねばいいのよ」と相武が放ったシーンに、ぞくっとした視聴者も多かろう。
「今作で大胆な性愛シーンを演じている相武さんには視聴者から、『まさに新境地!』『ここまでエロいとは』『ドラマの展開も気になるが何よりも相武紗季の存在感がすごい』といった声が寄せられています。劇中の相武さんのセリフは多くありませんが、体中から"物憂げなエロス"とでも呼べるような雰囲気をにじませており、それがドラマ全体に波及して独特でエロティックな世界観を作り上げていますね。
それと同時に相武さんの悪女ぶりも評判。ネット上では相武さんの冷たい目つきが『まるでビー玉のようだ』といった声が多く聞かれ、感情を殺した役柄に対して驚きとともに称賛するコメントが上がっています」(芸能ライター)
見るからにお嬢様然とした相武は、かつてはイメージ通りのナチュラルな役ばかりを演じてきた。しかし、2013年に短期留学でアメリカに渡り、帰国してからは様子が違う。
フジテレビ系スペシャルドラマ『前科ありの女たち』(2014年放送)では5年も服役した女性を演じ、NHK連続テレビ小説『マッサン』ではヒロインのエリーをいびる小姑役で評判に。
そしてこの『硝子の葦』では、憎悪と愛欲だけでなく連続殺人にまでまみれる女性を演じているのだ。一体、留学先のアメリカで何があったのだろうと思わせる変貌ぶり。
仕事の関係者にも迷惑をかけているという思いが強かったため、留学中は熱心に勉強していたと話していました。こうして聞くと普通の語学留学といった感じですが、日本人の少ない土地を選んだため、自分を見つめる時間も豊富にあったようです。
番組中、相武さんは何度も『自分の弱いところと向き合う』と言い、『不安でも進んでいこう』と決意を明らかにしていました」(テレビ関係者)
こうした体験から、精神的にタフになった相武。自身の生活に風を吹き込むことによって、女優人生にも大きな影響を与えることになったようだ。まさに、ひと皮むけた相武がこれからどんな役を演じていってくれるのか、楽しみだ。
[引用/参照:http://www.menscyzo.com/2015/02/post_9198.html]
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