そんな中、無事出場が決まった加山雄三さん(73)。
実は、音楽担当記者さんたちは加山さんはまったくのノーマークだったというのです。
そんな加山さんが選出された裏には、NHKがひた隠すある事情が隠されていました。
民放にNHKが"土下座"したというそのある事情とは…?
「今年の紅白出演者に加山雄三(73)が決まりましたが、その裏にはNHKがひた隠す、ある事情があったのです」(NHK関係者)
加山さんは今年芸能生活50周年。
しかし、「選出には値しないだろう」(音楽担当記者)と、まったくノーマークだったそうなのです。
ことの発端は、8月17日、NHKがBS2で『加山雄三50年の軌跡~音楽のきずな・家族のきずな~』という番組を放送したことにありました。
加山さんがスタジオで歌い、インタビューを交え芸能生活を振り返るという内容だったそうです。
この番組は、NHKの子会社NHKエンタープライズとフジパシフィック音楽出版の映像製作部門が一緒になって作ったものでした。
NHKの担当は古参のプロデューサー。
ところが、放送直後に、「放送人として絶対にあってはならないミス」(NHK関係者)が発覚したのです。
それは、加山さんの近況を紹介するコーナーで、今年6月4日に行われた日本武道館でのコンサートの映像が放送されたことでした。
「実はその映像の権利はフジテレビのもの。NHKは無断でその映像を使ってしまったのです。実際フジテレビは加山雄三の武道館コンサートをCS放送で生中継し、番組化している。NHKの番組を偶然見たフジテレビの担当プロデューサーが激怒し、NHKに猛抗議したのです」(同前)
NHKのプロデューサーはフジテレビのプロデューサーに謝罪しに言ったそうですが、素材の無断使用を重大視したフジ側は訴訟も辞さない構えだったとか。
フジ側は、「会長自身がきちんと対応してほしい」とまで言っていたといいますが、結局、NHKの放送責任者・新山賢治制作局長がフジテレビの鈴木克明編成制作局長に謝罪し、映像使用料を支払うということで一応の決着がついたそうです。
「プライドの高いNHKが民放に"土下座"するなんて前代未聞。またNHKは加山にも謝罪し、迷惑をかけたお詫びとして紅白出演の手形を切ったといいます」(同前)
共同制作したフジパシフィック音楽出版がフジテレビ系の会社なので、制作過程で素材が混じってしまったということなのでしょうか。
加山さん、ある意味ラッキーでしたね。
一説ではトリが加山さんになるのではという話も浮上しているそうですから…。
しかし、このミスがなければ紅白に出場はなかったと言い切ってしまうのもまた加山さんに失礼ではありますね。
今年は芸能生活50周年でもあり、こんなミスがなくても出場できていたかもしれないわけですから。
演歌系の歌手の場合、紅白に出られるかどうかで次の年の収益に大きく影響するそうです。
イベントなんかのギャラが、紅白という箔がつくと全然違うらしいですね。
9年ぶりの紅白出場となった加山さん、来年は安泰でしょうか。
いやでも加山雄三さんレベルになれば、紅白とかあんまり関係なさそうですけどね。
[週刊文春]
いや、たいしたことないでしょ
権利がないメーカーの名前でギターをだし訴訟中でなかった?
なんで出場者が減ったのに落選者が増えるの?