親が育てられない子供を匿名で受け入れる赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」を国内で唯一設置している慈恵病院(熊本市)が16日、日本テレビが制作するドラマに対して抗議の会見を開いた。対象ドラマは、芦田愛菜(9)主演の「明日、ママがいない」(水曜22時~)。今クールの注目作で「Mother」(10年)、「Woman」(13年)に続く母子をテーマにした新作だ。

明日、ママがいない

「つらくてつらくて(ドラマを)見きれませんでした」
会見で慈恵病院の看護部長は涙ぐみながらこう語った。芦田演じる赤ちゃんポストに預けられた女の子に「ポスト」というあだ名が付けられ、劇中でその名がバンバン飛び交ったのを受けてのこと。


日テレは「このドラマでは子供たちの心根の純粋さや強さ、たくましさを全面に表し、子供たちの視点から<愛情とは何か>ということを描く趣旨のもと、子供たちを愛する方々の思いも真摯に描いていきたいと思っております。ぜひ、最後までご覧いただきたいと思います」(総合広報部)とコメントした。
同枠は母子モノでヒットを飛ばしてきたが、今回ばかりは世論を鑑みれば打ち切り必至。はたして日テレの言い分は通用するのか。
■仇となった芦田愛菜の迫真演技
児童養護施設が舞台。親が子供を捨てる、いわば育児放棄の実態に迫る作品だけに子役がわんさか登場する。動物に負けず劣らず、子役モノはテレビのキラーコンテンツだが、「明日――」に出演する子役たちは各局で場数をこなしてきたそうそうたるメンツ揃い。
NHK大河「八重の桜」で綾瀬はるかの幼少期を演じた鈴木梨央(8)、TBS系の日曜劇場「とんび」で「おとしゃん」の名セリフを残した五十嵐陽向(4)など"オールジャパン"の様相を見せているのだ。

鈴木梨央|五十嵐陽向

上智大教授の碓井広義氏(メディア論)がこう言う。
「天性の集中力のなせる業だと思いますが、ハリウッド映画に昨夏出演したことでさらに自信と演技力をつけた印象。成人女優にも負けない堂々たる風格を感じます。彼女の一番の強みは"最新作=代表作"となるぐらい、どんな役にもなりきるポテンシャルと存在感を兼ね備えていること。これまでも多くの天才子役が輩出されてきましたが、『おしんの小林綾子』や『家なき子の安達祐実』など、語られる代表作が限定されていることからも芦田の凄さは推して知るべしです」
迫真の演技が仇(あだ)となってしまったか......。
[日刊ゲンダイ]
http://gendai.net/articles/view/geino/147298
http://gendai.net/articles/view/geino/147351
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日テレと抗議した施設だけの問題で済んだ話なのに、何故かマスコミが絡んでいる。
外野のアホどもは不自然なことにも気づかず騒ぐ
ドラマ観てから物言え。
それとやっていいことといけないことの分別がついてないのは慈恵のアホどもな。
日テレはやっていいことといけないことの分別も付かないってことを露呈したね。スポンサーを降りた会社も正しい判断だと思う。これだけ騒がれてるんだから、興味本位で2話から見た人だっていただろうに、視聴率が上がらなかったって事は視聴者にも求められてないんだよ。