ASKA被告
暴力団の動きを伝える実話誌のライターによると「今まではあまり連携することがなかった厚生労働省地方厚生局麻薬取締部(マトリ)と警視庁の組織犯罪対策課(組対)が連携捜査しており、過去に麻薬で捕まったタレントの捜査より強力な姿勢がみられる」という。
「もともと暴力団内部では、組織の弱体化を招くとして、数年前から"クスリを売るな、やるな、運ぶな"という方向性が出されてはいたんですが、それをさらに念押しする形で、今度は"素行の悪いタレントと付き合うな"という指令も出ているんです」(同)
両容疑者はいずれも容疑を否認しているが、2人の名前はASKA被告から出たものだった。
容疑者逮捕のニュース
このASKAの入手ルートで捜査の動きが拡大したと見ているのが、前出ライターだ。
「いま既存の麻薬に加えて危険ドラッグへの関心の高さから、厚労省も警察との連携に積極的になっていて、そのひとつとして購入資金を潤沢に持つタレントら有名人の購買ルートに着目しているんです。
中でもASKAの入手ルートは、輸入の動きに強いマトリと、暴力団の動きは組対の連携でより大きな効果を上げられるという見方が強いんです。組織的な縄張り争いのあった両者のタッグがあれば、規模の大きい摘発につながるのでは?」
これまでの麻薬捜査では、マトリが逮捕よりも入手ルートの解明に軸を置き、容疑者をあえて泳がせることもあり、逮捕を成果の第一とする組対とは性格が違うともいわれてきた。
「でも、マトリが組対に協力するということは、逮捕の動きが強まるので、暴力団側にとっては非常にやりにくい」(同)
現在、暴力団関係者は暴排条例の影響で家も車も買えなくなり、宅配便すら送ることを阻まれる時代となった。そこで逮捕者を出せば、組織の弱体化は避けられない状態。巧みに捜査の目を逃れる術を持っている暴力団関係者も、さすがに顧客タレントの逮捕までは防げないため「そもそも芸能人と付き合うな」という指示が出ているようだ。
前出ライターによると「暴力団関係者との交際がささやかれる演歌歌手Yが"●●さんから突然もう電話するなと言われた"と大物ヤクザの名前を出して首を傾げていた」という話があるというから、麻薬と関係なくとも、暴力団関係者がタレントとの付き合いに神経質になっているのは確かなようだ。[日刊サイゾー]
http://www.cyzo.com/2014/08/post_18388.html
■ASKAがMDMA100錠を購入した金額と警察に供述した内容
この事件は、CHAGEandASKAのASKA、本名、宮崎重明被告(56)に、合成麻薬のMDMAの錠剤、100錠をASKA被告の自宅のガレージで50万円で譲り渡したとして、無職の柳生雅由容疑者(64)と暴力団幹部の安成貴彦容疑者(47)が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたものです。
警視庁によりますと、ASKA被告が知人の柳生容疑者にMDMAの入手を頼み、柳生容疑者は安成容疑者からMDMAを入手したということですが、ASKA被告が調べに対し、「柳生容疑者なら手に入ると思い依頼した。1年以上前から複数回、買っていた」と供述していることが警視庁への取材で分かりました。[NHK]
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140821/k10013974371000.html
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