裁判資料によると、訴えの内容は次の通りだ。
原告のA氏(現49歳)は大学卒業後、両親が芸能関係の仕事をしていたことから芸能プロダクションに入社した。以後、芸能プロ数社に勤務したのち、2011年3月にユニバーサルミュージックの当時の役員の紹介で、長渕の専属マネージャーとしてオフィスレンに入社した。同社は長渕の妻・悦子が社長を務め、長渕が取締役に名を連ねている。
3月1日、A氏は初めてオフィスレンで長渕に会った。この時は、長渕は至っておとなしかったという。10日後に東日本大震災があり、長渕は東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射能汚染から逃れるため、家族を引き連れ出身地の鹿児島に退き、3月末に東京へ戻ってきた。
その日、A氏は羽田空港で長渕を出迎え、タクシー乗り場まで案内することになっていた。到着ロビーに長渕が着いた時、A氏は空港の出口を間違えてしまい遅刻したかたちになり、謝罪したが長渕に後ろから蹴りを入れられたという。
それから1週間、ことあるごとに長渕はA氏に暴行したり暴言を繰り返し、「知人に人を殺せる奴いるからな。お前なんかすぐ刺されるぞ」と脅したこともあったという。
A氏は長渕のマネージャーを務めるのは無理と感じ、4月5日に辞表を提出したが、長渕はA氏を会議室に連れ込み暴力を振るったうえ、1時間以上正座させた。
辞める理由を問われたA氏が「剛さんの暴力に耐えられません」と答えたところ、長渕はA氏を会議室に監禁して説教や暴行を繰り返した。
長渕はA氏に向かって「俺と勝負しろ、殴れ」と迫ったが、A氏は、「アーティストに手を上げることはできません」と断った。それにもかかわらず、「殴れ、タイマンしよう」などと言いながら暴行を続けた。
さらに長渕は、「お前が勝手に会社を辞めると言い出したから、スタッフみんなに迷惑がかかる。詫び状を書け」と詫び状を書くことを強要した。この詫び状は、裁判の証拠資料として提出されている。全文は下記の通り。
「Aは、長渕剛様およびオフィスレンの関係スタッフ様に対し、多大なるご迷惑をおかけし、業務上、大変に困惑させてしまいました。全ては私の言動の甘さからくるのだと思います。
また、関係者のスタッフの皆さまからの期待や相談などもしていただきながらも、その気持ちに応えられなかったことに対しても、大変申し訳なかったと思います。
表面的に軽く見られがちで、これから長い時間をかけて、私の本質をご理解いただく前に、心の弱さから、このような結果になってしまいました。
本来ならば、契約上、故意又は重大な過失損害を与えた場合は、賠償しなければなりませんが、長渕剛様の温情をいただき、賠償どころか就業日数が満たないにもかかわらず、1か月分の給与を支給していただきました。この恩は一生忘れません。
今、現在、私の出来る恩返しは、長渕剛様およびオフィスレンの関係スタッフの皆様からいただいたお言葉とお気持ち、そして、契約条項にある守秘義務を履行することです。
皆様の気持を心に刻み、今後はしっかりと生きていきたいと思います。
長渕剛様そして関係者様一同に大変ご迷惑をおかけいたしました。申し訳ありませんでした。
平成23年4月5日 A」(原文ママ)
この詫び状を渡すと長渕は、「何が欲しい?」と聞いてきた。これをA氏は、金を払うので口外するな、という口止め料の意味に受け取ったが、金銭を請求できる状況ではないと感じ、「オフィスレンの商品をもらいたい」と答えたところ、Tシャツとラジコンカーを手渡され、ようやく解放された。
翌日、A氏は病院へ行き「両上腕、両胸部、右前腕、右大腿、右下腿挫傷で全治約1週間」と診断された。さらに、長渕から受けた暴行により、うつ病となり現在も通院中という。
一方、A氏の訴えに対し、長渕は暴行を完全否定している。真相は今後の裁判で立証されるだろう。
なお、この裁判で筆者が特に注目したのはA氏の働き方である。A氏は「オフィスレンに従業員として雇われていた」と主張しているが、長渕は「業務委託だった」と説明し、実際に契約書を証拠として出している。それには確かに「委任契約書」とあり、その要旨は次のように書いてある。
「オフィスレンは、Aに対し、所属アーティスト長渕剛による東北地方太平洋沖地震の被災者、現場関係者等への支援活動を行うためのマネージャー・サポート業務等を委託し、Aはこれを受託した」
「業務期間は平成23年4月1日から同年4月30日までとする」
「必要が生じた場合には(中略)本契約の更新を要請することができる」
「業務の対価として(中略)金30万円を支払う」
つまり1カ月更新の業務委託契約となっている。それに対しA氏は、「業務委託はあくまで契約上のことであり、長渕の専属マネージャー兼会社の従業員として業務に従事しており、正社員となるべく業務に従事していた」と反論している。
A氏の主張通りなら、長渕は「偽装請負」で働かせていたことになる。それを裏付けるような事実もある。例えば、長渕側は法廷で、A氏を3月上旬から「試用期間」として出社させていた、と主張している。
「試用期間」とは通常、雇用契約で使われる言葉であり、業務委託で使用するのは不可解である。さらに、上記委任契約書には、「契約期間中、オフィスレンの指揮に従い、誠実に業務を行うものとする」とも記載されている。
そもそも、業務委託とは指揮命令のない働き方を指す。雇用契約の従業員(労働者)とは、この点が決定的に違う。
例えば、厚生労働省HPの『労働基準法の「労働者」の判断基準について』には、「『労働者』であるか否かの判断基準は、『使用される=指揮監督下の労働』かどうかである」と明記されている。要するに、指揮命令に従うよう強いるこの契約は、業務委託とはなり得ず、実態は雇用契約であるといえる。
また長渕は法廷で、「退社する社員には詫び状を提出してもらう取り扱いになっているから、A氏にも書かせた」と述べている。つまり長渕自身、「実態は偽装請負で、A氏は社員である」と認めているに等しい。
では、なぜ長渕は偽装請負をする必要があるのか――社員として雇った場合、長渕がその社員に暴力を振るい辞められた時に、地位確認や損害賠償などの訴えを起こされることを懸念しているのではないか。
正社員の権利は労働法で手厚く保障されているので、裁判になると長渕が不利になる可能性が高い。それゆえ、偽装請負で解雇しやすくしていたとも考えられる。
[引用/参照:http://biz-journal.jp/2014/12/post_8178.html]
□ 改心説に業界では「必死すぎ」と苦笑!?
長渕は今年、モデル・冨永愛と"師弟関係"を結んだり、来夏に10万人ライブ開催を発表したりと、メディアをにぎわせることが多かった。
一方で、イメージダウンにつながる報道もあった。スタッフへの暴力は過去に何度も報じられており、横暴な性格であることは間違いないといえるだろう。そんな長渕だが、ここにきて"改心説"が浮上しているという。
音楽業界関係者はこう話す。
「長渕は昨年5月、体調不良を理由にファンクラブツアーの一部を延期しました。作品のクオリティーを上げるための過労やストレスが原因と報じられましたが、実際はステロイドの副作用だといわれています。
また、2012年にも左膝に全治6週間のケガを負うなど、ここ数年は不調が続いている。体と一緒に気持ちも弱り、考える時間が増えたことで、自分の現状に焦りを感じ始めたようです」
長渕を改心させた理由は、なんだったのか?
「ファンの高齢化、要するに若いリスナーに支持されていないことです。今の若者には、傲慢さや横暴さを持った人物にある種の憧れを抱く文化がなく、むしろダサいとされていますよね。
そのため『若いリスナーが取り込めないのは、自分の態度に原因があるのでは』と悔い改めたようです。周囲に『俺は松山千春じゃない』とこぼしながら"現役感"を演出するために、タウン誌レベルの情報誌にまで取材のアプローチをしているとの話もあります。
冨永愛の自叙伝をプロデュースしたのも、アピールの一環でしょうね。業界では『必死すぎる』と苦笑する向きもありますが......」
来夏に控えた10万人ライブは、富士山麓でのオールナイトという過酷なもの。長年応援してきたファンであっても、「さすがに体力が持たない」と参加を諦める人が多いと予想される。
ライブを成功させるためには、なんとしてでも若いファンを獲得しなければならない。なりふりかまわぬ覚悟のようだ。
[引用/参照:http://www.cyzo.com/2014/12/post_19742.html]
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この勘違い野郎絶対弱いやろ。マネージャーにタイマンとか自分有利な空手ルール提案してそう。
危険ドラッグでもやってんだろこのハゲは
こういうタイプも安定剤が必要だろ。