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【仏紙銃撃テロ】手際の良く最初に編集長射殺「シャルリー・エブド」はなぜ標的になったか

仏風刺週刊紙シャルリー・エブドを標的にした銃乱射事件で、犯行グループはアラビア語で「神は偉大なり」と口にしながら、際立つ「手際の良さと冷酷さ」(AP通信)で被害者を次々と撃ち抜いていったとされる。

武装テロリストが警官を射殺

欧米メディアの報道を総合すると、犯行グループは7日午前11時半ごろ、現場のビルに到着。

全身黒ずくめで顔を隠し、自動小銃を持った実行犯2人が、幼い娘と玄関前にいたイラストレーターの女性にドアを開ける暗証コードを打ち込むよう「完璧なフランス語で脅迫した」という。

実行犯は受付にいた管理人に「シャルリー・エブドか」と確認し、直後に1人を銃撃で殺害。

定例の編集会議が開かれていた2階の編集室に迷うことなく直行し、「神は偉大なり」と叫びながら、編集長とボディーガード役の警察官を最初に殺害した。

犯行時間は約5分。少ない時間で10人を「預言者ムハンマドの復讐(ふくしゅう)だ」などと叫びながら次々と殺害し、待機していた3人目の男の運転する黒い車で「何事もなかったかのように立ち去った」という。

逃走中、路上に倒れる警察官に遭遇。実行犯は命乞いする警察官を前に「1人が通行に支障がないことを確かめ、もう1人が(至近距離から)とどめの一撃を(頭部に)撃ち込んだ」。

武装テロリストが警官を射殺

逃走中に衝突事故を起こすと、実行犯は別の運転手を脅して車を奪った。

実行犯の1人が国際テロ組織アルカーイダの一員と名乗ったとの情報もある。目撃者は「(犯行グループは)極めて良く訓練されていた。軍の特殊部隊なのかと思った」と語った。

米陸軍の元指揮官は米CNN(電子版)で、充実した装備や射撃術、迅速な逃走方法などから、実行犯は「訓練されたテロリストのようだ」と分析した。

[引用/参照:http://dmm-news.com/article/907991/]

□ 風刺画が原因か!?

シャルリー・エブドは風刺週刊紙で毎週水曜日に発行。創刊は1969年だが、1981年から1992まで休刊していた。

そのイラストと挑発的なイメージで知られる同紙は、政治家、宗教から軍隊に至るまであらゆる権力を風刺することを目的としており、そのイデオロギーの根は左翼的で無神論的だ。

このため、あらゆる形態の宗教が常に風刺の対象になっている。昨年の12月20日号では、聖母マリアがブタの顔をしたイエス・キリストを出産した様子を描いた風刺画を掲載した。

2006年、シャルリー・エブドはその前年にデンマークの雑誌に掲載されたイスラム教預言者ムハンマドの風刺画を転載した。

翌年、同紙は「愚か者に愛されるのもつらい」と言いながらムハンマドが泣いている様子を描いた風刺画を掲載した。

多くのイスラム教徒はムハンマドの視覚的描写を挑発的だとみており、冒涜(ぼうとく)的とさえ考える人もいる。

当時、パリにあるイスラム寺院のグランド・モスケ・ド・パリやフランスの「イスラム組織連合」といった宗教団体が名誉毀損(きそん)で同紙を訴えたが、フランスの裁判所は訴えを退けた。

シャルリー・エブドのオフィスは11年11月に火炎瓶で放火された。

ムハンマドが「笑い死にしなければ、むち打ち100回の刑だ」と言っている風刺画を掲載したためだった。これを受け、同紙はパリ11区にある現在の場所へのオフィス移転を強いられた。

編集スタッフもしばしば脅迫を受けている。例えば同紙の編集長を務めるステファン・シャルボニエ氏(読者にはイラストのペンネームである「Charb」の方が知られている)には個人的なボディガードが付いていた。

事件の前号の風刺画

事件の前号では「フランスではいまだに襲撃が全くない」という見出しの下で、ジハディスト戦士が自動小銃「AK-47」を携え「慌てるな!新年のあいさつだったら1月末まで余裕があるぞ」と叫んでいる風刺画が掲載されていた。

12年には、シャルボニエ氏の首の切断をジハディスト(イスラム聖戦主義)サイトで呼び掛けたフランス人の男が逮捕されている。シャルボニエ氏は7日に殺害された一人だ。

犠牲者には、過去に別の風刺新聞「カナール・アンシェネ」所属時に、2011年の東日本大震災後に発生した福島の原発事故の際、奇形の力士が五輪競技に出場するという風刺画を発表した風刺漫画家ジャン・キャビュ(フランス語版)も含まれていた。

[引用/参照:http://jp.wsj.com/articles/SB11685468879700404194004580386180553896628]

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[2] 匿名

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[1] 当然

誹謗中傷ばかりしてれば標的になる。

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