5日のソシエダ戦(アウェー)に先発したマンチェスターUの日本代表MF香川真司(24)が6日、スペイン各紙から大絶賛され、同国での評価を一気に高めた。0―0で引き分けたソシエダ戦で香川は左MFで先発。後半18分からトップ下に入ると立て続けに得点機に絡んだ。
香川真司 ソシエダ戦
0―0で終わった一戦での香川のプレーに、バルセロナやRマドリードを見慣れているスペインのメディアがうなった。
マルカ紙「悪魔が宿る左足」。両チーム選手中2位となる7点。
アス紙「多くのチャンスを作り出し、(マッチアップした)カルロスマルティネスを悩ませた」と、クラック(名手の意味。事実上のMVP)に選出。
ムンド・デポルティーボ紙「ボール扱いの天才。左サイドでソシエダを崩壊させ、チチャリート(FWエルナンデス)に触るだけの”アシスト”も供給した」。両チームで唯一の「4つ星」を与えMVP。
「プレーに納得?手応えは分からないけど、勝てた試合だったから勝ちきりたかった」と香川は満足することなく話した。しかし左サイドでのフランス代表DFエブラとのコンビは大きな進境を見せた。6日付の英高級紙ガーディアンは「この連係はモイーズ監督を喜ばせるだろう」と表現した。
バルセロナ入団を夢見ていた。決勝T進出に王手をかけたこの日、あこがれの地スペインでの知名度は急上昇したはずだ。
一方、
CSKAモスクワのMF本田圭佑(27)はマンチェスター・シティー戦にトップ下でスタメン起用されたが、攻守にわたって精彩を欠いた。ボールを持っても左右の選手にパスを送るだけ。守備はサボリまくり。ボーッと突っ立っているような場面も少なくなかった。
本田圭佑 マンチェスター・シティー戦
今年で契約の切れる本田は、セリエAの強豪ACミラン入りが内定。CSKAのスルツキ監督も「(ロシアリーグ今年最終戦の)12月10日が終われば、どこのビッグクラブに行こうが、それはケイスケの自由だ」と話している。しかし、シティー戦のような低調パフォーマンスを続けているといきなりミラン内定取り消し!の可能性も出てくる。古傷の右ヒザ痛が悪化しているとウワサされている本田。大事な時期に正念場である。
[スポーツ報知 日刊ゲンダイ]
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/world/news/20131106-OHT1T00209.htm
http://gendai.net/articles/view/sports/145711
香川はまだ信心がたりない