北朝鮮で最も人気のあるスポーツはサッカーだそうだ。ドイツの24年ぶり4度目の優勝で閉幕したサッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会はまさに垂涎の的だ。
最高指導者の金正恩第一書記も熱中し、国営放送・朝鮮中央テレビが連日、試合を放映していたという。
金正恩第一書記
この状況に尾ひれが付き、動画サイト「ユーチューブ」に「北朝鮮代表がW杯ブラジル大会1次リーグで日本、中国、米国を圧倒して決勝トーナメントに進出した」というニュース番組が配信されていると英紙メトロ(電子版)が7月12日に報じた。
別のネットによると再生回数は150万回以上に上るとか。ただ、驚くことにこのサイトはパロディーで、事実ではないというのだ。
「YouTube」にアップされた動画の一場面
そんな戯言の傍ら、北朝鮮は真剣に今後のW杯出場を目指してジュニア世代をスペインなどにサッカー留学させて育成に取り組んでいる。貧困に苦しむ国民に対して政治家は国を裕福にする国家プロジェクトを推進すべきだが、”独裁者”の目はサッカーを通じた外貨獲得など違う方向に向いている。
英メトロが報じたユーチューブの時間は1分。まず朝鮮中央テレビの女性アナウンサーが登場。続いて赤い服を着た北朝鮮国旗を振る観客に埋め尽くされたスタジアムが映る。
画面は試合のシーンへ移り、北朝鮮の選手がゴール。背番号9をつけた選手が右手を挙げて歓喜する映像が大写しされる。映像は実際にブラジルで行われたバブレリックビューイング会場へと変わり、大スクリーンには手を振る金正恩第一書記が映し出される。
そして、北朝鮮が日本に7-0、米国に4-0、中国に2-0で勝ったというW杯1次リーグの結果が一覧表で出る。
この後、何故かポルトガル代表のロナルドの映像に切り替わる。北朝鮮がポルトガルとW杯決勝を戦うシチュエーションのようだ。最後はお決まりのように、祖父の金日成、父の金正日の掲額写真、金正恩本人の映像で締めくくられる。
北朝鮮はブラジルW杯予選を3次で敗退し、当然出場していない。この動画は朝鮮中央テレビが作成した映像ではなく、ネットユーザーが作成したものとみられている。
しかし、わざわざ北朝鮮を主役に荒唐無稽な映像をつくる物好きが北朝鮮関係者以外にいるのだろうか。あるサイトには、あの北朝鮮ならばあり得る-として「多くの人々が信じてしまったようだ」と記している。[zakzak]
http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20140721/soc1407211654002-n1.htm
■中国版ツイッター上の反応は
「直視できん」
「国がここまで情報を封鎖していいものなのか?」
「日本はずいぶんと低く見られてるな(笑)」
「韓国人が作った偽ニュースだろう」
「明らかにウソ。北朝鮮のハングルはこんな発音じゃない」
「北朝鮮人は自分たちを「北朝鮮」とは言わない」
「中国代表、W杯出場おめでとう!」
「本物のW杯よりおもしろいかも」
■日本の反応は
むちゃくちゃ笑った。
至る所に出るHyundaiの広告を放送してるのに驚いた。
韓国人がこれは北朝鮮が作ったものじゃないということは…
韓国人か中国人が作ったの?
ネット環境がある上でこんなものを本気で信じる奴なんていないだろ
変な国ばかり周りにいる日本の苦労を皆にわかってほしい
北朝鮮は韓国にミサイル撃ってもいいと思う
本気で信じた人いるでしょ。こういうプロパガンダには怒りを覚える。朝鮮人は嫌いだけど捏造する奴の精神を疑う。
この動画つくってアップした人は韓国人?
北朝鮮の人をかなり馬鹿にしてるね。
日本が7失点とか。。
日米中に勝てるものってあるのか?