キャピタル・ワン・カップ2回戦が26日に行われ、フットボールリーグ1(3部相当)のMKドンズと日本代表MF香川真司が所属するマンチェスター・Uが対戦。マンチェスター・Uは0-4で敗れ、大会から姿を消した。香川は先発したが、脳震とうのため、20分で途中交代した。
20分で途中交代した香川
3部所属クラブを相手に大敗を喫したマンチェスター・U。イギリス紙『デイリーメール』は、同試合に先発した選手のうち、「二流プレーヤー」として、北アイルランド代表DFジョニー・エヴァンスとブラジル人MFアンデルソン、メキシコ代表FWハビエル・エルナンデス、イングランド代表FWダニー・ウェルベックと香川という5選手を列挙した。
わずか20分間の出場に終わった香川について、同紙は、「ミルトン・キーンズの地を去る『二流プレーヤー』の中で、彼が唯一、(ルイス)ファン・ハール(監督)の下での未来がまだ残っていると感じられる選手だろう」と、記述。
そのうえで、「ファン・ハールは彼を、中盤で『ボールを保持できない』選手として捉えている。そして、(アンヘル)ディ・マリアの到着によって、このプレーメーカー(香川)の出場機会はさらに制限されることになる」と、ポジション争いが厳しいものになるとの展望を伝えた。
香川は今シーズン初の先発出場を果たしたが、9分に相手選手と競り合った際に衝突し、倒れるアクシデントが発生。一度はピッチに戻ってプレーを続けたが、20分にベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイとの交代でピッチを後にした。
マンチェスター・Uの次戦は30日、プレミアリーグ第3節でバーンリーと対戦する。[SOCCER KING]
http://www.soccer-king.jp/news/world/eng/20140827/225514.html
■脳振とうとの診断が今後の去就に影響!?
試合後に脳振とうと診断されたが、これが自身の去就に大きく影響しそうだ。
脳振とうは深刻な後遺症を残すケースもあり、日本サッカー協会のホームページ上でも「脳振とうに対して慎重な対応が世界中で求められています」と呼びかけている。
Jリーグでの指針も厳密に定めており、復帰へのプロセスを6ステージに細分化。それぞれのステップで十分に休養を取り、注意深く診断することを求めている。
今回のケースは軽度とみられるが、鼻血や視覚がぼやける症状が出ており決して楽観はできない。脳振とうは実戦復帰まで最短でも1週間かかるが、その間に症状が出ればさらに時間を費やさなければならない。また脳神経伝達物質の代謝機能が回復するまでに30~45日を要するとの報告もあり、しばらくは慎重に状態を見極めなければならない。
脳振とうを起こしたばかりの選手を獲得することは大きなリスクが伴い、香川の移籍先候補として挙がる各クラブも獲得に二の足を踏むことは確実。マンUで構想外となり他クラブからも敬遠され、香川は袋小路にはまったのか。[東スポ]
http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/soccer/306096/
■一方、好調の本田に指揮官も称賛
日本代表MF本田圭佑が所属するミランは23日、ユヴェントス、サッスオーロとそれぞれ45分マッチを戦うTIMカップに出場。ユヴェントスを1-0、サッスオーロを2-0で下し、優勝を飾った。
ミランMF本田圭佑
本田はユヴェントス戦で決勝点を挙げ、サッスオーロ戦ではFWステファン・エル・シャーラウィへのアシストを記録。1ゴール、1アシストの活躍で、本大会の最優秀選手に選出された。
試合後、ミランのフィリッポ・インザーギ監督はコメントを残した。クラブ公式HPが伝えている。
インザーギ監督は「結果に対して満足している。何かが変わった。この精神でリーグ開幕戦にも臨んでくれることを願っている。ラツィオ戦では、サン・シーロ(ミラン本拠地)を満員にして欲しい」と結果に満足感を示し、開幕戦へ期待を寄せた。
選手についても言及し、「私は、エル・シャーラウィが何度もゴールへ向かう姿勢を見せてくれたことに満足しているし、チーム全体にも満足している」とコメント。さらに、「本田は最優秀選手に選出された。私は、彼が偉大な選手だと20日前にも述べたはずだ」と賛辞を送っている。
ミランは31日、セリエA開幕戦でラツィオと対戦する。[SOCCER KING]
http://www.soccer-king.jp/news/world/ita/20140824/224558.html
更に評価が下がる前に早くドイツへ戻るべき。