テニスの全豪オープンの準々決勝、錦織圭が最後の抵抗を見せた。第3セットのタイブレークで1―6と、ワウリンカ(スイス)にマッチポイントを握られた。
ここから5ポイント連取。さあ仕切り直しだ。
10回に及ぶストローク戦になった次のポイント。錦織が勝負に出たのはフォアの逆クロスのドロップショットだった。
無情にもボールはネット上部に当たり、自分側のコートに落ちた。錦織はしゃがみこみ、落胆を隠せない。
□ テニス錦織圭vsワウリンカ 全豪オープンテニス2015 準々決勝
試合後に振り返った。
「正直あれが一番悔やまれます。選択自体は間違っていないと思いますけど」
ワウリンカのポジションはベースラインの後方だった。錦織はメディアに強がるタイプではないから、本音なのだろう。
ただ、奇跡の大逆転の糸口になるかもしれない芽を摘む結果になった。ワウリンカの時速209キロのサービスエースで、錦織の4強入りの夢はついえた。
このドロップショットが象徴的な場面として記憶されるが、敗因は得意とするストローク戦で主導権を握れなかったことだろう。
流れを変えようと、第3セットから、普段は多用しないサーブ・アンド・ボレーに賭けた。本人の「事前には全く考えていなかった」という言葉を借りるまでもなく、ストローク戦で打開できない末の窮余の策に見えた。
1回戦から4回戦までで、サーブ・アンド・ボレーで獲得したポイントは1→0→3→1。それが、この日は12回試みて11回成功した。「最初の方に出せていれば良かったけど。ボレーにも最近は自信がついてきているので」
ただ、やはり絶対の自信を持つ武器ではない。それは錦織自身がわかっている。「最後のタイブレークの1本目をミスしてしまったので、大事なところで決めきれないのはまだまだと思う」。
サーブ・アンド・ボレーで勝負に出たバックハンドのボレーをネットにかけた。あらゆる手は尽くした上での敗戦だ。
[引用/参照:http://www.asahi.com/articles/ASH1X74BKH1XULZU013.html]
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その速度は時速194キロ!うずくまるボールボーイにはさすがに両選手とも駆け寄っていますね。大事には至らず、再びコートに戻ったとのこと。
[引用/参照:http://dmm-news.com/article/913277/]