ブンデスリーガ第2節が23日に行われ、ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司が今シーズンのリーグ戦初ゴールをマークした。チームは香川のゴールなどにより4-0で勝利を収め、開幕2連勝を飾った。
試合が動いたのは後半に入ってからだった。
ドルトムントは55分、ゴール前に走り込んだDFギンターが、中央のMFムヒタリアンからパスを受けると、エリア内で相手DFをかわし左足でゴール左隅下に流し込んだ。
先制に成功したドルトムントはその後怒涛のゴールラッシュで相手を圧倒する。60分、DFシュメルツァーがエリア内で FWハートマンに倒されてPKを獲得。ロイスが冷静にゴール左に押し込み追加点を挙げる。
84分には右サイドでボールを受けた途中出場のMFヘアマンから香川にボールが渡ると、エリア内で相手をかわしGKの逆をつく技ありの左足シュートでネットを揺らし、今季のリーグ戦初ゴールを決めた。香川は86分にベンチに下がる。
ドルトムントは後半アディショナルタイムにもギンターのクロスに反応したオーバメヤンが押し込み、最終的に4-0でインゴルシュタットに完勝した。
次節、ホームで原口元気と細貝萌が所属するヘルタ・ベルリンと対戦する。
[引用/参照/続き:http://news.biglobe.ne.jp/sports/0824/fot_150824_3245861432.html]
地元紙『Westdeutsche Allgemeine』は、「見るも美しいコンビネーションでピッチ上に魔法をかけると、ご褒美となるチーム3点目を決めた(84分)」と香川の終盤のプレーを称賛し、「2.5」と高評価を与えている。
vsインゴルシュタット戦
https://www.youtube.com/watch?v=fAMK0N0guPY
元日本代表MF前園真聖氏(41)がドルトムントの香川真司の完全復活に向けた“最後の課題”を指摘した。
前園真聖 ゾノの焦点
香川は開幕戦で何度も好機をつくり出していました。正確にパスをつなぎ、効果的にボール動かすなど、うまくゲームをコントロールできていました。周囲とのコンビネーションも良くなり、チームに溶け込めています。
ここ数年は安定感がなく、プレーもどこか消極的でした。しかし開幕戦では堂々たるプレーぶり。この違いは「自信」にあります。プレー中に余裕があり、チームメートにも信頼感を与えます。
だからこそ、香川にボールを集めたのでしょう。完全にチームの中心になっていました。
地元メディアも香川を称賛し、ドイツ1部リーグを2連覇した2010―11、11―12シーズン当時のパフォーマンスに戻ったとまで報じています。
確かに昨季と比較すれば格段にパフォーマンスは上がってきていますが、まだ「完全復活」というのは時期尚早ではないでしょうか。
香川が世界を驚かせたときは、もっと敵陣でドリブルを仕掛けていました。相手を引きつけてからのスルーパス、DFをかわしてシュートとゴール前で決定機を演出。
今はチーム内の役割でゲームメークを中心に取り組んでいるのかもしれませんが、もっとゴールに向かっていく姿勢を出さないと、相手に威圧感や脅威を与えられません。
そこがクリアできれば「完全復活」という言葉を使ってもいいと思います。
香川が本来の姿を取り戻せば、ハリルジャパンの深刻な悩みも解消されるはずです。
相手DFも好調な香川へのマークを強めるので、FW本田圭佑(29=ACミラン)に対するマークが緩みます。またドリブルのキレ味が増せば、ファウルを誘発し、PKを得るチャンスも増えます。
つまり香川が万全の状態であれば、ハリルジャパンの得点力も大幅アップするわけです。W杯予選の戦いが不安視されるなか、そろそろ日本の10番としての真価を見せてほしいところです。
[引用/参照/続き:http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/soccer/437585/]
欧州リーグプレーオフ第1戦 vsオッド・グレーンラン(ノルウェー)戦
2015年8月20日
https://www.youtube.com/watch?v=MqAJ0Ko2Jfg