阪神ナインが「史上初」を目指して一丸となっている。それは得失点差マイナスでの珍優勝。8日現在、虎は418得点で490失点と、まさに過去にない“ペース”で首位に立っている。
巨人の予想外の苦戦などもあって「他力本願での首位」とやゆされているが、むしろそれを逆手にとってモチベーションにしているのだ。
8日の巨人戦(甲子園)は雨天中止。おかげで今後の阪神はさらに厳しい日程を強いられることになった。代わりの試合が28日に組み込まれ、18日からの連戦が10から12に伸びた。
しかし、守護神の呉昇桓が「10連戦も12連戦も同じ。連戦が続いても変わりはない」と藤川球児らが持つリーグタイ記録の10連投の更新も口にしたように虎ナインは強気だ。
虎は今「史上初」を成し遂げようと燃えている。
日本球界ではこれまでレギュラーシーズンで失点が得点を上回ったチームがリーグ制覇したことはないが、8日現在、阪神は首位にいながら失点が得点を「72」も上回っているからだ。
残り20試合ということを考えると、ここからの得失点差逆転は不可能。そんなこともあって、他球団からは「阪神が首位といっても巨人がこけて交流戦で他が大きく負け越したおかげ。
阪神が飛び抜けて強いわけじゃない。得失点差を見てもわかる」(セ球団関係者)と冷ややかに言われているが、これに虎ナインは刺激を受けた。
阪神球団関係者は「失礼な話だ。ウチは弱いわけじゃない。得失点差がマイナスにあるのは接戦で勝って、負ける時は大敗ということだけ。
むしろ、それだけウチの選手が効率よく戦って、和田監督が名采配を振っているということ。皆、どこもどっこいどっこいなのに何でウチだけ言われるのか。
選手の方も『だったら逆に史上初の得失点マイナス優勝を達成してやろう』と今、盛り上がってますよ」というのだ。
加えて2005年の阪神を最後に、セ・リーグでは屋外球場を本拠地にする球団が優勝していないこともある。ちなみにパ・リーグでも06年以降、屋外球場を本拠地に優勝したのは13年の楽天のみ。
これまでもその原因について、さまざまな分析がなされてきたが、ある虎首脳陣は「理由は温暖化とかいろいろあるんだろうけど…。でも、ウチが優勝してその“ジンクス”を止めれば面白いだろ」といい、これまた意外なモチベーションにつながっている。
「ここまで来たら、どんな形でも勝てばいい」(鳥谷)。虎ナインはきつい12連戦も乗り越え、絶対に“珍優勝”を実現させるつもりだ。
[引用/参照/全文:http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/444886/]
優勝チームの得失点差ワースト記録
2011年 ドラゴンズ +9(419-410)
1999年 ホークス +10(563-553)
1978年 スワローズ +15(648-633)
1973年 南海ホークス +15(508-493)
今まで得失点差がマイナスで優勝したチームがありませんが得失点差がマイナスで優勝すれば末代まで語られる名将と思います。逆に得失点差がプラスの最下位は恥ですね。
[引用/参照/全文:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14101224744]
ネットの反応
・あまりにも名将すぎる
・得失点差マイナスならまだしも-71とかもし優勝したら不滅の記録すぎるだろ
・アンタッチャブルレコード認定不可避
・今年の面子で優勝できるならその時点で名将やない?
・藤浪を引き当てただけで十分名将だわ
・得失点差+160のチームと日シリやったら、大変なことになるんやろなあ・・・
>0-11負けを三回やって1-0勝ちを四回やればいいのか
・まず別に常勝チームでもない阪神を2年連続で2位にして今年は首位争いしてる手腕は凄いで
・何度成績のデータ見ても阪神と広島の立ち位置逆やろとしか思えんくらいに阪神の個人成績はダメで広島の個人成績は優秀なのがおもしろい
・ソフトバンクとの日シリとか途轍もないことが起きそう