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球界激震!野球賭博の波紋…toto拡大困難、五輪追加種目にも影響の最悪のタイミング

巨人の久保博球団社長(66)は5日、東京・大手町の読売新聞本社で記者会見し、福田聡志投手(32)が野球賭博に関与していたと発表した。

同僚の笠原将生投手(24)から紹介された知人との間で夏の甲子園大会、巨人の試合を含むプロ野球、大リーグの試合を対象に賭けをしていた。

球団は野球協約に抵触している疑いがあるとして、コミッショナーに告発。刑法の賭博罪に当たる疑いもあり、警察への届け出も検討している。

ポストシーズンを直前に、球界が激震に見舞われた。この日の夕方、急きょ設定された記者会見。

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久保球団社長は、詰め掛けた報道陣を前に冒頭で深々と頭を下げ「当球団の選手がプロ野球の信用、信頼を失墜させる行為を犯したことに関しまして深くおわびいたします」と謝罪した。

球団によれば9月30日、福田が2軍練習に参加していたジャイアンツ球場に、税理士法人勤務という知人男性A氏が来訪。

「福田が貸した金を返さない」と訴えたことで発覚した。球団が委嘱した弁護士が調査したところ、8月初旬に誘われ、甲子園大会の複数試合で賭けを行ったという。

甲子園大会終了時に大きく負けていた福田はA氏に「遊びだからプロ野球で取り返せばいい」と持ちかけられ、プロ野球と大リーグの試合でそれぞれ10試合、賭けをした。

巨人の試合は3、4試合で、最終的に百数十万円の損になっていたという。実際の金銭のやりとりはなかったが、9月初旬にメールのやりとりをやめると、A氏の取り立てが始まった。

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10年目の福田は今季の1軍登板がなく、球団による調査では八百長行為が行われた形跡は認められていないが、球団は野球協約に抵触している疑いが強いとして熊崎勝彦コミッショナーに通報。

同コミッショナーは日本野球機構(NPB)の調査委員会に調査を依頼した。

球界では1969年に野球賭博が絡む八百長行為に西鉄(現西武)の選手が関与した「黒い霧事件」が発覚。当時の池永正明投手が永久追放となった。

NPBによると、以降は野球賭博などの有害行為で野球協約に基づいて処分が下されたことはない。

球団側の調査では、A氏が暴力団関係者であるとの情報はない。だがNPBの調査により野球協約第177条1項6号「所属球団が直接関与する試合について賭けをすること」に抵触すれば、永久失格処分となる。

また、A氏が野球賭博常習者と認められた場合には第180条1項1号により、1年間ないし、無期の失格処分となる。A氏を福田に紹介した笠原は野球賭博を断っていたというが、A氏と賭け麻雀をする間柄だった。

球団は福田が刑法の賭博罪に当たる疑いがあるとして警察への届け出を検討し、両選手を当面、謹慎処分とした。

久保社長は両選手の解雇の可能性についてNPB側の裁定に応じて処分を下すとした上で「当然、あり得る」と言及。巨人も出場するクライマックスシリーズを前に、プロ野球界の盛り上がりに影を落とした。

「大切な時期にお騒がせした」と久保社長。今回の件によるCSの出場辞退について問われると「それは現時点で考えていない」と話した。

[引用/参照/全文:http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/10/06/kiji/K20151006011268000.html]

toto拡大困難
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プロ野球巨人の福田聡志投手が野球賭博に関与していた問題で、遠藤利明五輪相は6日の閣議後会見で、超党派の国会議員でつくるスポーツ議員連盟がプロ野球をスポーツ振興くじ(toto)の対象に拡大を検討してきたことに「こういう事態を受けて、今の段階でくじの導入は難しい」との見解を示した。

政府内には、くじの対象に拡大できれば、新国立競技場の財源に充てたい考えもあったが、「なお一層、多様な財源の確保に取り組まなければならない」と語った。

[引用/参照/全文:http://www.sankei.com/sports/news/151006/spo1510060014-n1.html]

東京五輪追加種目にも影響か

日本オリンピック委員会(JOC)の平岡英介専務理事(67)が都内で対応し「IOC(国際オリンピック委員会)はギャンブルや賭博といった不正を絶対に許さないといっている。

JOCとしても認めるわけにはいかない」と、不快感を示した。

IOCは八百長行為などの不正行為防止のため、国際刑事警察機構(インターポール)と提携しているほど、こういった問題に厳しい対応を見せている。

野球は20年東京五輪に向けて、開催都市が提案する追加種目に選ばれたばかり。関係者は「最悪のタイミング」と、うなだれた。最終決定となる来年8月のIOC総会に向けての影響が懸念される。

[引用/参照/全文:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151006-00000000-dal-base]

暴力団の資金源、数十億円

プロ野球巨人の現役投手による野球賭博の疑いが5日、明らかになり、ファンや関係者らに衝撃が広がった。警察当局による摘発が相次いでいるにもかかわらず、なお野球賭博は広く蔓延(まんえん)しているとされる。

スポーツ振興くじ(toto)の対象をプロ野球に拡大する構想にも水を差す事態となり、影響は計り知れない。

関係者によると、野球賭博では、胴元側が試合ごとに対戦チームの力量に合わせて「ハンデ」を設定する。弱いチームはハンデが大きく、負けても少ない点差であれば賭博上は「勝ち」とされることもあるという。

胴元側はハンデをメールなどで客側に配信し、客はどこにいくら賭けるかを返信。胴元は、デーゲームのない月曜などに銀行口座などを通じて賭け金を清算する。

賭け金は通常、1試合1万~100万円だが、数百万円を賭ける客も。1日の間に数千万円単位が動くこともあり、その1割程度を手数料として胴元側が徴収する仕組みという。

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野球賭博の元締とされるのは暴力団だ。事情に詳しい関係者は「暴力団の重要な資金源となっており、その規模は日本全体で数十億円ともいわれている」と指摘する。

このため警察当局は取り締まりを強化。平成22年に大相撲の現役力士などが野球賭博に関与していたことが発覚し、警視庁は元大関ら27人を立件した。

今年7月には新潟県警、9月には徳島県警が野球賭博に関与した疑いで、それぞれ指定暴力団山口組系組長らを逮捕するなどしているが、実態は“イタチごっこ”となっている。

[引用/参照/全文:http://www.sankei.com/affairs/news/151006/afr1510060005-n1.html]

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