誰もが大事だと言っていた開幕戦。侍たちはプレッシャーを力に変え、永遠のライバルをねじ伏せた。
野球国力ナンバーワンを決めるプレミア12、その第1回大会が8日にスタート。侍ジャパンは韓国を相手に5-0と快勝を収め、栄えある初代王者に向けて上々の滑り出しを見せた。
成長を見せた大谷翔平
「今日は大谷翔平(北海道日本ハム)に尽きると思います」。
小久保裕紀監督は自ら先発指名した男に最大の賛辞を送った。
慣れ親しんだ本拠地のマウンドで、大谷は6回2安打無失点の快投を披露。毎回の10奪三振をマークし、パ・リーグ投手三冠(最多勝、最優秀防御率、最高勝率)の実力を見せつけた。
直球の最速は自己ベストに迫る161キロ。キム・ヒョンス(斗山)、イ・デホ(福岡ソフトバンク)、パク・ビョンホ(ネクセン)と並ぶクリーンアップトリオを迎えるたび、ギアが数段上がる印象を抱いた。
ひと回り目は真っすぐを打たれるイメージはなく、3回までノーヒットピッチングを継続。抜群の立ち上がりを見せた。
この日、唯一のピンチを背負ったのは5回。パクの二塁打をきっかけに無死一、二塁とするも、三者三振で脱出。投球フォームのメカニズムに微妙な狂いが生じたように見えたが、ボール球に手を出す相手打線にも助けられた。
その後、ブルペンでの微調整を経て、6回を三者凡退で締めたのはさすがの一言だ。
実はこれまでの大谷は国際大会や大舞台において、苦い経験をしたことが多かった。
高校3年時のAAA世界野球選手権や昨季の日米野球では、好投しながら敗戦投手の憂き目に遭っている。今季もクライマックスシリーズでノックアウトを喰らい、後味の悪い形でシーズンを締めていた。
それだけに、今回の快投劇は非常に大きな意味を持つ。大谷自身の成長がそのまま侍ジャパンの躍進に繋がっていく。
ラッキーボーイの平田良介
「悪い流れを変えられるラッキーボーイ的な存在になりたい」。
侍の一員に選ばれた瞬間から、今回のような状況を思い描いていたのではないか。平田良介(中日)がまさに有言実行の働きを見せた。
0-0で迎えた2回無死一、二塁から、ボテボテのゴロが三塁ベースに当たる幸運な先制打。バント失敗で追い込まれた末の一打だったが、喉から手が出るほど欲しい先取点に繋がるのだから、不思議なものだ。
なかなか追加点を奪えないでいた5回には、貴重な適時打をマーク。高めのボール球を上から叩く“悪球打ち”で、2死からつくったチャンスをモノにした。
ラッキーボーイには不思議なことに好機で打順が回ってきたり、予期せぬ形でチームに幸運をもたらすといった特徴がある。
この日の平田を見ていると、まさにそういった存在。元々、内川聖一や柳田悠岐(ともに福岡ソフトバンク)といったレギュラー陣の辞退で訪れたスタメン出場だ。大会中はこのツキをどんどん還元してもらいたい。
次戦はメキシコ戦
開幕戦を見事白星で飾った侍ジャパン。次戦からは台湾に渡ってのラウンドが始まる。
その最初の試合・11日のメキシコ戦は、前田健太(広島)が先発予定。指揮官からエースの称号を与えられた右腕は、プライドに懸けて仕事を全うするはずだ。
・11月11日(水)vs.メキシコ@天母球場(台湾)
[引用/参照/全文:http://www.jsports.co.jp/press/article/N2015110911553501.html]
韓国メディアの反応
国民日報
「日本の『怪物投手』大谷翔平の壁は予想以上に高かった」
「最高球速161キロの直球と140km後半台のフォークボールの前に韓国の打者はまったく打つ手がなかった」
毎日経済
「6イニングの間、大谷からはヒットとフォアボールをそれぞれ2つしか奪えなかった。逆に三振は10個も奪われるなど徹底的に封じられた」
スポーツ朝鮮
「大谷は本物の『怪物』だった」
「韓国の並み居る代表打者たちは大谷の前に無気力だった」
スポーツ東亜
「大谷の直球は言葉どおり『無敵』だった」
「李大浩(イ・デホ)や朴炳鎬(パク・ビョンホ)、金賢洙(キム・ヒョンス)などの中心打者が力の限りバットを振ったが、その大部分がファールになるほど球に力があふれていた」
[引用/参照/全文:http://japanese.joins.com/article/103/208103.html]
韓国ネットの反応
・未開の朝鮮人投手が、死力を尽くして投げる直球スピード=日本人投手の変化球のスピード
・あんな投手が全力で投げるボールを誰が打てるか・・大リーガーが来てもあんな球は打ちにくいでしょう
・彼は急速だけではなく、制球も良い
・フォークボール140以上は詐欺じゃないですか? ドーピングテストが急がれます
・この人は高校の頃から怪物だった
・フォークが147に直球160km、狂っているでしょ
・大谷は打撃も得意で、10本塁打10勝以上達成している・・
・直球160kmなら大リーグでもトップクラスの剛速球ではないか。そんな選手がどうして日本でプレーしているの?
・日本チームは若い選手も沢山出たが、ヘル朝鮮側は年寄りが大勢出た
・日本で肩を酷使して才能台無しにされる前に早くメジャーに行きなさい
・確かに日本野球の水準が高いね、プレミア12で1位の理由が分かる