インテルの日本代表DF長友佑都が完全復活した。
第11節ローマ戦のサプライズ先発から第12節のトリノ戦もフル出場。ロベルト・マンチーニ監督の異なる二つのフォーメーションを理解し、素晴らしいプレーを見せた。
来年1月の冬のメルカートでは移籍がほぼ確実と言われていた長友。いったい彼はどうやって厳しい環境を克服し、同監督の信頼を取り戻したのだろうか。
トリノ戦では、3-5-2の左サイドハーフで90分間プレーした。通常の4-3-3とは違うフォーメーション。そして失点を許さないままの勝利を挙げた。
クラブ公式チャンネル『インテル・チャンネル』のフランチェスコ・フォンターナ氏は次のように長友と同監督との関係を分析した。
「ローマ戦で彼は出場に値する選手だということを証明した。今日と同じように最高のプレーをした。リスキーなトリノのFWファビオ・クアリアレッラ、スピードのある右サイドハーフ、ブルーノ・ペレスを封じ込んだ。
長友は今や立派なサイドのレギュラーで今日もほぼ完璧だった。この2試合はインテルの今季ベストマッチ。常に監督は長友を信頼していた。
そして今日その確信は明らかなものとなった。監督の選択がチームに収益をもたらしたよ」と、起用法がうまくいった監督の手腕をほめた。
ガゼッタ・デッロ・スポルト紙のインテル担当マッテオ・ダッラ・ヴィーテ記者も、監督が長友を強く信頼してきたと主張する。
「夏には移籍寸前だった長友だが、彼はその当時の現状にも事を荒立てず、受け入れてきた。ベンチを温めることも多かったが、常に学ぶためのトレーニングに励み続けた。
そんな長友を監督は好ましく思っていた。いつも謙虚でおごらない姿勢は再生・復活した選手としての価値が十分にある」と絶賛した。
大きく変わったのは、長友がサイドバックながらも切り込んで上がっていくプレースタイルから守備力の安定感が増した点だ。
これまでサイドを駆け上がり、得点に絡んだこともあった。しかし、周囲から常に指摘されていたのは「長友はもっと守備に専念するべき」。
今シーズン顕著なのは、走力とスピードを活かして相手を止めるシーンだった。並外れた持久力もある。もちろんチャンスがあれば上がっていくが、守備面での長友に変化が見られた。
長友はローマ戦後、今シーズン初めてミックスゾーンで取材に応じた。
「試合に出られない時もやることはシンプル。今は120パーセントで自分がやることに取り組むだけ。その努力を続けられるかが一番大事。
チャンスが来た時につかめるかどうか、その努力をしたかどうか。ピンチはチャンスというか。試合に出られない間、自分の長所を伸ばす、欠点を見つめ直すこと」。
現状を踏まえた上でのポジティブ・シンキング、まさに“日本男児”らしい長友節が聞けた。
その最後に、監督の信頼を取り戻せたと実感するか、という質問をぶつけてみた。その答えが長友の人となりを物語っている。
「全然ないです。まだまだアピールしなければならないし、明日にでも評価が変わってしまうのがこの世界。だからとにかく集中して全力で、一試合一試合ピッチで表現したい」。
逆境に負けずネバー・ギブアップを貫いた長友は、夏に一時は“戦力外通告”をしたマンチーニをも納得させた。
そんな長友には今後も今の調子で信念を貫き、インテルのスクデット、チャンピオンズリーグ出場獲得へと前進していってほしい。
[引用/参照/全文:http://www.soccer-king.jp/news/world/ita/20151109/368097.html]
交渉開始!?契約延長の行方・・・
こうなってくると長友の未来がどうなるかが気になってくる。彼のインテルとの契約は2016年6月で切れるが、いまだ更新はされていない。
もしインテルが彼を留めるつもりであれば、早急に話し合いを開始しなければいけないだろう。もしかしたらこの1~2週間のうちに全てが決まる可能性も高い。
次の週末の試合が終われば、リーグは代表戦のため休みとなる。ピッチ内外での様々な状況を落ち着いて考慮する時間もできるはずだ。
いくつかのイングランドのチームがこの1月に長友を欲しがっているのは確かである。
だがおそらく長友自身はこのまま残り、インテルがスクデットを勝ちとるのに手を貸すことを望むのではないかと思われる。こんなチャンスは滅多にないことだ。
インテルも6月にただで長友を手放すわけにはいかない。だからこそ長友の代理人とインテルのSDピエロ・アウシリオの間で必ず話し合いの場がもたれるはずだ。そしてアウシリオはすでにマンチーニとこの件について話し合っているに違いない。
6月に契約が切れる選手を1月に売るのはあまりいい手ではない。相手チームに足元を見られ、長友の場合だったらその移籍金は200万ユーロ(約2億6000万円)がいいところだろう。
これは決して彼に見合った金額ではない。それならば契約を延長してもう少しインテルに彼を留め、この夏にでも放出すれば400万ユーロから500万ユーロは下らないだろう。
それに長友を手元に置いておくことができれば、この冬に別のSBを買う必要もなく、好調の彼をそのままプレーさせ続けるというアドバンテージもある。
[引用/参照/全文:http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/wfootball/2015/11/04/post_879/]
ネットの反応
・長友さん、すいませんでした さすがにこの蘇り方は想定外でした
・今度こそオワタと思ったがw
・長友すげーなー これでずっとスタメンなら監督変わってスタメン落ち、スタメン奪取の流れ何回目だろ
・長友って最初監督に冷遇されたりするけど、結果信頼を勝ち取るパターン多いよな
・長友今までごめん全然衰えてない やっぱ左のが得意そうやな
・しかもFKまで蹴ってるし
・長友移籍した方がいいんじゃないかと思ってたのにまさかこんな日が来るとは。
・なんだかんだで怪我の時以外全部の監督からレギュラーに置かれてる凄さ
・本田が口を動かしている間、長友はしっかり準備をしていた・・・
・男は黙って出番を待ち、数少ないチャンスで復活を果たした
・スタメン今季2試合目なのにサラーやジェルビーニョ相手に互角以上のプレーしてるもん。そんなんできひんやん普通〜
・今、サイドにブラジル代表とイタリア代表4、5人おるんだろ? そこでレギュラーこのまま取り続けたらマジで凄いなw
・監督としちゃホント使いたくなるよね 控えに置いても腐らないんだもの
・バスの運転もしてるらしい
着こなしや生き方のセンスは俺様のが上なんだよ
>>1
えぇ…