2015クラブW杯は16日、大阪で準決勝が行われ、南米王者リーベル・プレート(アルゼンチン)は1-0でサンフレッチェ広島に勝利し、決勝進出を決めた。
リーベルは後半27分、セットプレーからルーカス・アラリオがヘディングで得点し、ようやく広島のネットを揺らすと、アルゼンチンから詰めかけた多くのファンは歓喜に沸いた。
リーベルのマルセロ・ガジャルド監督は、
「優勝候補として大きな責任を感じたが、知能の高さと我慢強さを見せつけて、プレッシャーをはねのけた」
「前半は少し手こずらされたし、失点してもおかしくなかったが、決勝に進んだのはわれわれだ」と話している。
リベルタドーレス杯覇者のリーベルは、アフリカ王者のマゼンベ(コンゴ民主共和国)を3-0という予想外の大差で破ったJリーグ王者の広島を相手に、GKマルセロ・バロベロが何度も好セーブを見せた。
前半26分、皆川佑介が抜け出した場面で、バロベロはすぐさま反応。続く茶島雄介のゴールチャンスでも、バロベロのファインセーブが光った。
迎えた後半、ロドリゴ・モラが決定的な得点機をふいにしたものの、最後は、タバレ・ビウデスのFKに飛び出した広島のGK林卓人がこれを弾いてしまい、アラリオが頭で押し込んだ。
ガジャルド監督は、「望み通りのプレーはできなかったが、難しい状況にも適応しなくてはならない」とすると、「想像通りの厳しい試合だった。そしてわれわれの守護神が、重要なセーブを決めてくれたね」とチームを評している。
「向こうのチャンスの芽を摘むため、落ち着いて賢いプレーを心がけるよう、ハーフタイム中に伝えていた。選手たちはそれを守ってくれた」
広島の森保一監督は、「結果が出てしまったので、それは受け止めなければならない。ただ、われわれも決定機は作っていた」とすると、「失点までは思い描いた通りに進んだ」と悔しげな表情も見せている。
1986年、大会の前身にあたるトヨタカップを制した経験を持つリーベルは、2000年に始まったクラブW杯で初の戴冠を目指す。
5位決定戦では、クラブ・アメリカ(メキシコ)が2-1でマゼンベ(コンゴ民主共和国)に勝利しており、17日には、横浜でFCバルセロナ対広州恒大の準決勝が行われる。
[引用/参照/全文:http://www.afpbb.com/articles/-/3070480]
森保監督「惜しいで終わりたくなかった」
「決めるべきところを決め切れず、相手の圧力を受けてしまい、セットプレーからの失点が痛かった」
「選手たちは疲れを見せずにファイトしてくれましたし、持っているものをすべて出してくれたと思う」
「(世界の強豪クラブとの)真剣勝負を体感できたことは、今後の成長の糧になる」
「ただし、本当に惜しいでは終わりたくなかったし、勝って広島をアピールしたかった」
MF青山「負けるべくして負けた」
「自分たちのサッカーができなかった」
「我慢はしていましたが、試合をコントロールできませんでした。後半はもっと具体的にプレーしないといけなかったし、効果的なプレーがなかったので負けるべくして負けたと思います」
「ボールを奪った後に縦に入れて、そこからサイドという形がないと自分たちらしさはでない。もっと自分が受けて散らすということをやらないといけなかった」
GK林「自分のミスだった」
「もう一つ高いポイントでボールを取れていれば失点はなかった。自分のミスだったと思います」
「どんな相手であれ、僕たちは勝つことでしか満足できません。相手のレベルがどうこうよりも、自分たちが勝ちたかった」
リバープレート監督「広島は秩序立ったチーム」
「前半は秩序の乱れたところがあったが、そこから修正して忍耐強く賢く試合を戦い続けた。重圧をうまくコントロールして戦うことができた。広島は非常にコンパクトで秩序立ったチームだった。」
「リバープレートのファンが、いかに情熱的かを指摘しておきたい。素晴らしく、感動的なファンなんだ。日本へと自分たちのチームを追いかける可能性のためだけに、借金さえもするだろう。
そうしてやって来た人々の努力と、夢見ながら日本に来られなかった人々のことを、しっかり頭に入れなければならない」(試合前のインタビュー)
前日にはリーベルサポが道頓堀をジャック![12月15日]
「今日の18時半に、みんなでナンバに集まって『バンデラッソ』をやるんだ。俺たちも行くから、そこで会おうぜ」
15日午後、新世界の界隈で出会ったアルゼンチン人のグループが、そのような情報を教えてくれた。
「バンデラッソ」とは、サポーターが特定の場所に集まって横断幕を掲げ、フラッグを振り、チャントを歌って大騒ぎする集会のこと。
ゴール裏でサポーターが繰り広げている応援を、街中でやるものだとイメージすれば分かりやすいだろう。聞けば、アルゼンチンからは約1万2000人のサポーターが、この大会のために来日するという。
あるサポーターに話を聞いた。彼は7月のスルガ銀行チャンピオンシップ2015の際にも来日しており、今年2度目の日本滞在。今回はエアーチケット代だけで2万7000アルゼンチンペソ(約33万円)かかったという。
アルゼンチンの生活水準を考えるとかなりの額だ。「もう何も残っていない。しばらくは空気を食べて生活するしかないな」という言葉もあながち冗談ではないかもしれないが、クラブワールドカップについては
「(サンフレッチェ広島戦で)勝つのはリーベル。スコア? スコアは重要じゃない。勝つことが大事だ。決勝も同じ。みんなバルサが勝つと思っているだろうけど、俺たちはリーベルを信じている」と自信を見せた。
事態は急展開を迎えた。前日練習を終えたリーベルの選手たちを乗せたバスが、道頓堀橋を通りかかったのだ。
サポーターたちは一斉にバスに向かって走り出し、瞬く間に取り囲む。車道だろうがお構いなしにバスに群がり、最高潮のボルテージでチャントを歌う。
選手たちは静観を決め込むと思いきや、その真逆の反応を見せた。車内から窓ガラスを叩き、同じチャントを口ずさみながらサポーターに呼応したのだ。
サポーターはさらに熱狂し、交通は完全にマヒ状態。大阪の中心地、難波はこの瞬間、完全にリーベルにジャックされた。
[引用/参照/全文:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151215-00380186-soccerk-socc]
https://twitter.com/gyutan_12/status/676735172906082304
https://twitter.com/gambakei/status/676734332468224000
それなりにゴミも多いんだけど片付けてる人も多いんよね、エラいぞリーベル pic.twitter.com/ngyW9UZNXy
— Heikki (@Heikki_kyoto) December 15, 2015
海外の反応
・ありがとう、神様 ありがとう、リーベル
・サンフレッチェに賞賛を 素晴らしい試合だった、どちらに転んでもおかしくなかった
・見ていて辛かった、これで安心してバルサのことを考えられる
・リーベルプレートは決勝でもっと良いサッカーをする必要があるがずっと強い相手に今日のような出来では勝てないだろう
・サンフレッチェは失点までは上だったよ
・キーパーがミスをした。彼はキャッチしようとするのではなくボールをぶん殴るべきだった。広島がチャンスを決めていたらなぁ
・サンフレッチェは守備面で完璧ではなかったがボールを持った時の彼らは本当に素晴らしかったと思う
・サンフレッチェは世界に日本サッカーの成長と進化を見せた
・リーベルプレートにとっては全然納得いかない勝利だ
・今夜、リーベルに多くの問題を突きつけた自分達で勝利を掴めなかったのは不運
・イタリアのアントラーズファンだけど サンフレッチェの選手を誇りに思うよ!彼らはファンタスティックな試合をした!
・サンフレッチェ広島、自分達に誇りを持ってくれ
・サンフレッチェはとても勇敢に戦い結果は全く相応しくないものとなってしまった!でも、君たち全員はアジアの価値を高めたよ、それで十分だ!
コンビニ強盗までして騒ぐアルゼンチンサポーターは最低やな。もう日本にくるな。
日本が緩いだけ