ミランMF本田圭佑は14日、セリエA第25節ジェノア戦で今季初得点を挙げた。チームを勝利に導いた背番号10は、イタリアメディアから絶賛されている。
開始4分にミドルシュートでジェノアGKマッティア・ペリンを脅かした本田は、これで得たCKの流れから先制点を演出した。懸命なダッシュでゴールラインぎりぎりながらボールを残し、左足でクロス。ここからFWカルロス・バッカのゴールが決まった。
本田はさらに64分、35メートルほどの距離から左足を振り抜き、ロングシュートで追加点を奪取。2014年10月のエラス・ヴェローナ戦以来、約1年4カ月ぶりとなるミランでのゴールを決めた。
アディショナルタイムに失点したものの、ミランは背番号10の活躍で2-1と勝利。
イタリア『スカイ・スポーツ』は本田にチーム最高となる「7.5」をつけ、マン・オブ・ザ・マッチに選出した。また、『メディアセット』も同じくチーム最高の「7.5」とし、次のように称賛している。
「今日がサムライの日だということは、開始数分で分かった。ゴール隅へのシュートでペリンにセーブを強いて足をならすと、バッカのゴールをアシストし、最後は見事にリーグ初得点で締めくくった」
ミラン専門サイト『milannews.it』の採点も、やはりチーム最高の「7.5」だった。寸評ではこのように賛辞を寄せている。
「ミラン加入以来ベストのパフォーマンスの一つだった。正確なゴール隅への左足のシュートで、ペリンにセーブを強いて、このCKから先制点につながるプレーが生まれる。
ゴールラインを割ると思われたボールを本田が残し、バッカにアシスト。さらに後半途中、左足でペリンのゴールを破った。実質的に彼がミランに勝ち点3をもたらした」
[引用/参照/全文:http://www.goal.com/jp/]
契約延長は微妙な情勢
昨年12月にスランプから抜け出すと、11試合連続のスタメン出場。チームを上位に浮上させ、シニシャ・ミハイロビッチ監督(46)の信頼を取り戻した。だが、2017年6月末で満了となるミランとの契約延長については微妙な情勢だ。
欧州では契約が残り1年になる時点で、内容を見直して期間を延長するか、移籍するのかを決めるのが通例。しかし、地元メディア「カルチョメルカート・コム」は昨年9月の時点で「ACミランは本田に契約延長のオファーを出さない」と報じている。
同メディアは、その理由について「クラブの財政問題」と指摘。
推定年俸280万ユーロ(約3億5000万円)はミランでもトップクラスとあって「大きな負担になっている」と伝えている。実際に、ミランは今年1月の移籍市場で経費削減のために人員整理に乗り出し、多くの主力選手を放出した。
さらには、本田が復調したとはいえ、ビッグクラブの10番を背負う選手としては明らかに物足りないパフォーマンス。
ここまでわずか1ゴールでは現状を打破できるはずもない。現時点ではクラブ側にも動きはなく、シーズン終了までゴールをゲットし続けないと契約延長は難しい。果たしてどうなるか。
[引用/参照/全文:http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/soccer/506241/]
動画&海外の反応
1点目のアシスト
・今のは全部本田のおかげ
・ボールを残して素晴らしいクロスを入れた本田に大きな称賛を!
・オフサイドのルールをフルに活かしたモントと本田の見事なプレー
本田今季初ゴール
・凄く状態が好転している!君のことを疑って申し訳ないです先輩
・彼はまじでゴールに相応しい、彼は長い間本当に一生懸命頑張ってきたからな
・「本田ブラボー」と言う日がまたやって来るとは思ってもみなかった 人生は驚きに満ちている
・みんな、本田がゴールの後にエンブレムにキスをしたのを指摘しておきたい
・本田 7.5 …今では俺はこの日本人のファンだ 彼を擁護してきて後悔したことはない
・ミランで本田が重要な存在になるとは思ってもみなかった 人生で考えを改めさせられることは多い
・本田に謝罪するよ
・だからブーイングや批判が役に立つんだ
・代表バージョンの本田!これが本当の圭佑だ
・本当に良い選手だ 残念ながら多くの人から誤解されている!
・これで俺はまたちょっと誇らしげに本田のユニフォームに袖を通せる