低姿勢が、不気味な雰囲気
ハリルジャパンを迎え撃つタイ代表のキャティサック・セーナームアン監督が、日本代表にプレッシャーをかけた。
「試合に向けて、ほぼ100パーセントに近いコンディションができている」と切り出した前日会見の席で、「日本も初戦を落として、この試合に勝たないとまずい状況。プレッシャーがあるだろう」と揺さぶりをかけた。
タイ代表は初戦でサウジアラビアに0-1で敗れて黒星スタート。UAEに敗れた日本と同じ立場だが、「勝てなかったが、サウジアラビアでは良い試合をした」と手応えは得た様子だ。
さらに指揮官は「我々は日本やサウジのような強豪として勝ちを期待されていないぶん、プレッシャーがない」とチャレンジャーの強みを強調し、ジャイアントキリングを狙うとした。
FIFAランキング120位のタイにとって、49位の日本は明らかな格上だが、むしろその立場を割り切って力に変え、「日本はアジアでナンバーワンのチームだけど、その相手に良い試合をすることで、ファンを喜ばせたい」としている。
指揮官の謙虚な姿勢は終始変わらず、「日本は攻守ともに強く、弱点はない」ともコメント。むしろ、その低姿勢が、不気味な雰囲気を漂わせていた。
[via:http://news.livedoor.com/article/detail/11979854/]
FIFAランク120位の意外な実力
14年にタイのプレミア(1部)リーグのサーサナでプレー経験のある元日本代表DF岩政大樹(34=現J2岡山)を直撃。タイ代表の実像を掘り起こした。
「今のタイ代表は、今季リーグで首位に立っているムアントン中心の構成となっています(代表9人が同クラブ所属)。
僕がプレーしていたサーサナが身売りし、タイのメッシと呼ばれるMFチャナティップ(22)を筆頭に当時の若いスター候補たちは、揃ってムアントンへ行きました。日本戦には僕の教え子的な選手が5、6人出場すると思います」と岩政が言う。
タイ人はもともとボールを扱う技術にたけている。その中で創造性にあふれ、独特のリズムを持っているチャナティップは際立った存在である。
タイ代表は、彼を軸にボールをつなぎながら、攻撃を組み立てていく。
「タイ選手はパス回しが上手です。日本が中盤エリアで1回、2回とボールを拾われるとタイの選手たちは調子づいて積極的に攻めてくる。
日本はそういう形をつくられないように注意すべき。やはり(試合)前半の入り方が、非常に肝心だと思いますね」(岩政)
要注意選手は「タイのメッシ」だけではない。
スペイン1部アルメリア(現2部)など欧州の複数クラブでプレー経験があり、タイ代表通算34得点という傑出した実績を誇るFWティーラシン(28)も脅威だ。
タイは1日に中東の雄サウジアラビアと対戦。0-1で惜敗したが、その試合でも存在感を見せつけたティーラシンには「細心の注意を払う必要があります」と岩政は強調する。
「14~15年にかけてスペインでプレーしていた彼は今、ムアントンでプレーしていますが、チャナティップら他の主力選手との連係は非常に良好だと思います。
たとえばタイの五輪代表は、いくらボールを回してもフィニッシュの迫力を欠くところがありましたが、A代表になるとレベルが上がる。
特にうまくてスピードのあるティーラシンが最前線にいるので、決定力の面で五輪代表とはまったく違います。日本にとっても、非常に厄介な部分といえるでしょう」
しかしながら――。
優秀なタレントはいるものの、タイ人は「日本人をリスペクトする傾向が強い」(岩政)。これが彼らの足かせになっているようだ。サーサナ時代に若手DF陣の指導係を務めた岩政だけに彼のコメントには説得力がある。
「彼らは、必要以上に日本人に敬意を払ってくれる。(試合の)立ち上がりから激しくプレッシャーをかければ、タイ人選手たちがひるんでくれる可能性が高い。スキさえ与えなければ日本代表は大丈夫だと思います」
プレッシャーのかかるタイ戦。キックオフは6日午後9時15分(日本時間)である。
[via:http://news.livedoor.com/article/detail/11979854/]
ネットの反応
・弱点なしってある意味馬鹿にされてんだろ(笑)
・日本のお家芸、手の平返しがみたい
・東南アジア系ってあんま煽ってこないイメージ
・タイに負けるけるようならもう終わり
・日本ごときにジャイアントキリングとかねーわ タイが勝っても全然おかしくない
・昨年日本と引き分けた時のシンガポールと同じ事をすればタイなら勝てるよ。あの頃から全然進歩してないもん。