クラブW杯:鹿島2-4Rマドリード[決勝◇18日◇日産ス]
J1王者で開催国代表の鹿島が、世界のトップ・オブ・トップスと死闘を演じた。アジア勢で初めて進んだクラブW杯決勝。
欧州代表Rマドリード(スペイン)相手にMF柴崎岳(24)が2得点を奪うなど、一時勝ち越すサプライズ。
2-2で突入した延長戦で2失点して力尽きて準優勝だったものの、公式戦36戦無敗だった「白い巨人」を最後まで驚かせた。準優勝の鹿島は賞金400万ドル(約4億6000万円)を獲得した。
これはテレビゲームではない。現実世界で、公式戦で、鹿島があのRマドリードと対等に渡り合った。ロナルド、ベンゼマら世界的スターが予想外の展開に首をかしげる中、鹿島イレブンの目は輝きを増す。
2-2の延長前半に、ロナルドにハットトリックされ力尽きたが「差はあったけど通用した部分もある」とMF柴崎。
終盤、鹿島側コーチングエリアまで踏み込むほど本気にさせたジダン監督から「果敢に走り回り、よく戦った」と称賛された。クラブW杯史上最多の6万8742人、そして生中継された全世界を驚かせた。
銀河系軍団に真っ向勝負で追いついた。前半44分、柴崎が左からのパスをトラップ。ボールの落下点に左足を合わせて右のネットを揺らした。しかし、まだ同点。「感情はあらわにできない」。
本当に終わらなかった。1-1の後半7分、再び柴崎の左足が輝く。エリア前でパスを受けると、左に流れながら左足を振った。ゴール左に糸を引いた一撃は、14年W杯で神セーブを連発したGKナバスでも届かない。
「ボールのゆくえは見えなかったけど、歓声で入ったかなと」。Rマドリード相手に勝ち越した。ベルリンの奇跡、マイアミの奇跡。歴史的な番狂わせに匹敵する予感が漂うと、会場の海外ファンも鹿島の応援歌を歌い始めた。
クラブ創設25周年。ジーコが初代の背番号10を受け継いだ柴崎が、金星の可能性を膨らませた。夢の始まりは18歳。
10年W杯を南アフリカで観戦した時、関係者席の隣のブースにジダンが座っていた。驚きながらも「いつか、こういう選手たちと世界で戦いたい」。思いが初めて具体的になった日。
その6年後、ジダン監督に「何人かスペインでプレーできる選手がいる」と言わしめた。明言しなかったが、その1人が2得点の柴崎なのは間違いない。
ブロンズボール賞を受けた表彰式ではロナルドに尻をポンポンとたたかれ、認められた。現在はエルチェやヘタフェ、Rバリェカノなどスペイン2部のクラブから興味を示されている段階だが、今後のビッグオファーも期待される。
チームとしても「カシマの素晴らしいプランにダメージを与えられた。祝福すべきチームだ」(セルヒオラモス)「リスペクトにふさわしい」(ナバス)と賛辞を贈られ、サプライズな準優勝ととして世界に打電された。
1回戦から11日間で4試合目。延長で散ったが、90分間なら引き分けていた。
公式戦36試合連続不敗を誇るメガクラブを追い詰めた柴崎は
「2位も最下位も一緒。歴史には優勝したレアルの名前だけが残る。そこに自分たちの名前を刻みたかった」
と悔しがったが、この日の観客数より少ない6万7800人の街「KASHIMA」の名は、見せた夢は、記憶に刻まれる。
日本男子にとっても、通算3度目のFIFA公式大会決勝で、得点し、リードしたのは初めて。日本サッカー史上、最も世界一に近づいた夜だった。
[via:http://www.nikkansports.com/soccer/news/1753739.html ]
欧州メディア 柴崎に関心
サッカーのクラブワールドカップ決勝でレアル・マドリード(スペイン)から2点を奪ったJ1鹿島のMF柴崎岳に対し、欧州メディアが関心を示し始めた。
今大会の活躍で、来年1月に解禁される移籍市場で注目される存在になりうる。レアルのおひざ元マドリードのスポーツ紙マルカ(電子版)は「柴崎はスペイン移籍を見据えている」と報じた。
マルカ紙は、柴崎がスペイン移籍を夢見ているとした上で「今でもたったの200万ユーロ(約2億4600万円)だが、1月に移籍する場合、移籍金がかからない」と報道。
昨夏にもスペイン2部のクラブが関心を示したが、柴崎本人は1部でのプレーを目指しているとした。
英国の大衆紙サン(電子版)も「日本のイニエスタについて知っておくべきこと」として、代表歴やJ1で新人王を取ったことなど柴崎の経歴を紹介。
イングランドのトップクラブでプレーできるとした上で、日本代表FW岡崎の所属するレスターやエバートンのチーム力を上げる存在とした。
スタジアムで観戦した日本代表のハリルホジッチ監督も、「彼が能力があるのは、我々は知っている。今日は2回打てば、2回入った。ポテンシャルはある。攻守においてもっと量を増やせば」と評価している。
[via:http://www.asahi.com/articles/ASJDM316CJDMUHBI007.html ]
謎のジャッジ 海外の反応
『Marca』
「元審判アンドゥハル・オリビエ氏は、Radio Marcaでこう語った。『すでにイエローカードを受けていた彼は、罰せられピッチから退場させられるべきだった』と」
『as』
「ラモスのシニカルなファウルはイエローになるべきだった。主審はカードを手にしたが、すでにラモスに警告していたことに気付き(退場させることに)怖気づいた」
『Mundo Deportivo』
「セルヒオ・ラモスは退場を容赦された。レアル・マドリーのCBは退場にさせられるべきだった。カゼミロがファウルしたのは自分だと審判を混乱させようとしているのは明らかだった。この混乱で試合は1分間中断されたが、結局誰にも警告は出されなかった」
『The Sun』
「なんてスキャンダルだ!」
[via:https://qoly.jp/2016/12/19/janny-sikazwe-judge-iks-1 ]
海外の反応
・鹿島は今大会での快進撃を祝うべきだよ なんてチームだ、レアル相手に善戦した
・レフリーがラモスへレッドカードを出していたら可能性が高まっただろうな
・これで楽しみなリーグが新しく出来た:Jリーグ
・夜更かした価値があったよ まじでなんて試合だ!!!
・今夜、気持ちを出して全力でプレーしていた鹿島には賞賛を送らないとな
・ここ暫くの中でも欧州王者が一番苦戦した試合だった もしセルヒオ・ラモスに(2枚目の)イエローが与えていたら試合はかなり違う展開になっただろう
・ラモスが退場しても、きっとレアル・マドリーが勝っていたよ しかしながら、レフリーはもっと度胸を出すべきだ
・レアル・マドリーがトロフィーを勝ち取ったかもしれないが鹿島アントラーズは多くの新しいファンと多くの尊敬を得た!
・もし柴崎、夢生、昌子、土居、遠藤が欧州のクラブから注目されなかったら 何かがおかしい
・今日の植田と昌子源がどれだけ凄まじかったか思い出している 滅多に彼らの代表でプレーを目にすることがない ハリルよ、本当にいい仕事しているわ
・4-2のスコアは試合内容を反映していないマドリーは何度も運に救われていて鹿島の方が良いサッカーをしていた
・鹿島は1人のブラジル人を除いて全員が日本人だったことが素晴らしいよ
・鹿島アントラーズは日本とアジアサッカーに対する評価を非常に高めた
・鹿島には勝つ可能性があった なんて記憶に残る歴史的なパフォーマンスなんだ 畏敬の念を抱いているよ
・今日の鹿島アントラーズは真っ向勝負していた 最近の南米のチームは(決勝で)ゴール前を固めること以外のことをしたか?
日本の反応
・これがきっかけでJリーグ見てくれる人ふえるといいんだけどな
・鹿島でよかったよレッズじゃなくて
・後半ロスタイムの遠藤のシュート あれクリロナなら決めてたんだろうか
・Jリーグが極東のゴミリーグでないことは示せたんじゃないか
・鹿島を応援してたのに、鹿島がリードしたとたん このまま勝ったら大変な事にならね?って不安に駆られた 結局レアルが勝って悔しいのに何故かホッっとした この感情、俺だけじゃ無いはず
・確かにロナウドは凄かったけど それ以上にベンゼマという選手のすごさを思い知った あれはボール取れない、無理
・PKで自滅が1番つまらない展開なんだよね あのPKが無ければ、マジで鹿島が勝ってたから
・日本のチームって、欧州のビック相手に善戦しても何時も同じパターンでやられるね
・金崎と昌子は代表に選べ マジで戦力になる
・3位決定戦もおもしろかったわ あれ見て鹿島は場違いだと思ってしまったがまさかこんな試合になるとはな
日本代表メンバーがゴロっと変わる事を期待したい
これを気にJリーグはもっと金を使えよ。健全経営だか何だか知らないがスターを売り、見返った金を育成に使ったりスター選手を獲ったり。 それをやればもっとレベルアップ出来るだろ。 鹿島には勝って欲しかったけど、終わればプロレスみたいな試合だったね。