第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む侍ジャパンが、1日の壮行試合・台湾プロ野球選抜戦(ヤフオクドーム)に9―1で快勝。ようやく対外試合3戦目にして初勝利を挙げた。
小久保裕紀監督(45)も一安心だろう。本番の7日(1次ラウンド、キューバ戦)まで、ここから状態を上げていきたいところだ。その侍ジャパンとマーリンズのイチロー外野手(43)に思わぬ“接点”があったという。
前回第3回WBCを辞退した際の「3回目の出場は考えられない」という本人の言動と、年齢的なものから、現実味は薄いと思われていたイチローの侍復帰。
だが、社交辞令でもなんでもなく、小久保監督は本気で“レジェンド”を呼ぶつもりだったことが分かった。
昨年8月17日(日本時間18日)には小久保監督がシンシナティのグレートアメリカン・ボールパークに自ら足を運び、当地で試合に臨んだイチローと対面。
ここでは激励とコンディションの確認のみにとどまったが、複数の侍ジャパン関係者によれば今オフに入ってから正式にNPBを通じてイチローに対してWBC出場を打診したという。
しかもマーリンズのマイケル・ヒル球団編成部長が昨年11月に行われたGM会議の場で「イチローがWBCへの出場を望むなら球団として全力でバックアップするつもりだ」と公言。
これでイチローの侍復帰ムードが一気に高まったものの、当のイチローが明確な意思表示をなかなか示さなかった。
そのまま時間だけが刻一刻と経過し、結局1月28日の侍ジャパン最終メンバー発表にイチローの名前はなし。小久保監督、NPB側とイチローの間に一体何があったのか、その詳細はウヤムヤになっていた。
しかし侍ジャパンの関係者が「実は出場オファーを受けていたイチローが、小久保監督に断りを入れていた」と事の真相を打ち明け、こう続けたのである。
「イチローが『日の丸を背負う自信がない』という趣旨の言葉を口にしたそうだ。冷静に彼の年齢面を考えれば、あのプレッシャーをまた背負い込むことがいかに至難であるかは理解できる。
本人からそう言われれば、もうどうしようもない。小久保監督もやむなくそれを受け入れるしかなかった」
イチローは第1、2回大会でチームリーダーとして日本代表を世界一連覇に導いた経験を持っている。
メジャーリーグでもレジェンドと呼ばれるスーパースターが侍ジャパンに復帰してくれれば、若いメンバーたちを鼓舞する精神的支柱となってくれるに違いない。
小久保監督はイチローに戦力としてだけでなくリーダー的役割も期待してオファーをかけ、それなりの手応えもつかんでいたはずだったが「まさかの『NO』」(前出の関係者)によって内心では大きなショックを受けているという。同関係者は、こう説明する。
「実を言えば小久保監督はイチローと現役時代から非常に仲がいい。侍ジャパンの監督就任を引き受けてからも、2017年の第4回WBCに自分のホットラインを生かしてイチローを何とか出場させたいと鼻息を荒くしていた。
NPBとしても、そんな監督の“妙な自信”に乗っかっていたところが正直あったのは事実。それだけに監督もNPBもがっくりきている。今も、その“イチロー・ショック”が尾を引いているところはあるかもしれない」
日本ハムの二刀流・大谷翔平が右足首負傷で大会参加を断念しただけでなく、その前に水面下でイチローにまでフラれてしまっていた小久保監督。
人集めの段階からうまくいかないことだらけでは、それで「結果を出せ」というのも無理な話か…。
[via:http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/657822/]
ネットの反応
・いつまでもイチローばっかに重荷背負わせるわけいかんし
・前回終わった後にこれで自分の役目は果たし終えた的なことも言ってたしね。
・よく今まで表にでなかったね、この話。
・東スポか・・
・今回はあっさりと負けそうや気がする。
>日の丸を背負う自信がない
・イチローがこんなこと言うとはとても思えないんですが
・小久保の事をよく知ってるからこそ断ったんだろ
・戦力にならないだろ。国内にはいい選手がたくさんいる。
・監督で一番大事なのは人心掌握よな