年俸は5年総額390億円「FFPは完全に崩壊した」との声も
バルセロナのブラジル代表FWネイマールはパリ・サンジェルマン(PSG)移籍に、オイルマネーで潤うフランスの強豪は5年契約で、年俸総額390億円を提示。
世界ナンバーワンの高給取りになることが事実上決まった。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
バルセロナサポーターから「守銭奴」と罵声を浴びることになったネイマールだが、PSGが提示する条件は想像をはるかに超えるものだった。
バルセロナに支払う違約金は2億2200万ユーロ(約290億円)だが、5年契約となるネイマールが手にする年俸は6000万ユーロ(約78億円)。5年総額でじつに390億円を手にすることになる。
そして父親で代理人のネイマール・シニアさんは、手数料として4000万ユーロ(約52億円)をゲット。ネイマール獲得資金は5億6200万ユーロ(約735億円)に上り、記事では「クレイジーな金額」と報じられている。
UEFAは公平な競争を保つためにクラブの収益に応じた強化費を制限するファイナンシャルフェアプレー(FFP)制度を導入しているが、カタール人オーナーが湯水の如く投入するオイルマネーの影響で、「FFPは完全に崩壊したことを証明した」と衝撃とともに報じられている。
[via:http://www.football-zone.net/archives/68179]
スペイン・リーグは受け取りを拒否
巨額の移籍金について、スペイン・リーグは欧州サッカー連盟(UEFA)がクラブの赤字額を監査する「ファイナンシャル・フェアプレー」(FFP)制度に抵触する恐れがあるとし、受け取りを拒否。
バルセロナはリーグを介さずにネイマールの代理人から移籍金を受け取ったことを発表し、UEFAに詳細を報告して判断を仰ぐとしている。
[via:https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080400310&g=scr]
ネイマール移籍金290億円の真相[バルセロナ記者の目]
「昨年も既に退団寸前だった」とFCバルセロナの関係者が明かす。
「だが出ていかなかった。なぜなら、契約更新によってさらなる金をつかむことができたし、その時はまだ金よりもサッカーに重きを置いていた」
この関係者が言及しているのは、近年のサッカー史を大きく変えた選手、ネイマールのことである。PSGがそれを成し遂げるまで、未だかつて誰も一人の選手に2億2200万ユーロ(約290億円)もの額を払うということはなかった。
PSGというよりはカタール政府といったほうが良いのかもしれないが……。スペインプロリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス会長が言うように、「PSGは国家クラブ」なのだから。
ネイマールの経緯について実のところを述べれば、この獲得オペレーションはここ2週間の間で練られたものではない。何ヶ月もかけた深慮遠謀の末の大きなベンチャービジネスなのだ。
実際バルセロナは、ネイマールがPSGとの話し合いを再開していることを、ブラジルの彼に近しい人々を通じて知っていた。しかし、天文学的数字の契約解除金ゆえに移籍など夢にも思っていなかったのだ。
問題となるのが
「なぜネイマールは8月2日に決定的な手を打ったのか」
「PSGへ行きたいという願望をはっきりと持っていたのなら、なぜ7月にアメリカ遠征に帯同しバルセロナの選手と共にプレーし、さらには並外れた活躍を果たすという“道化”を演じたのか」
「心の中では退団すると分かっていながら、なぜメッシやルイス・スアレス、ピケのような親しい友人に出ていくかどうか分からないと言い、だますことになってしまったのか」だ。
答は一様に、金、だ。そう、ネイマールもその父も失いたくはなかった2600万ユーロ(34億円)が理由なのだ。
そしてそれがこの「サーカス」の鍵となったものであり、バルセロナの幹部の何人かはこれを「悪ふざけ」と考えているようだ。
「汚いものであることには違いない」
ネイマール親子によるこの劇場はどのような経過をたどったのか。ネイマールが昨季バルセロナと契約を更新した際、契約解除金は1億9600万ユーロ(256億円)で据え置かれた。
しかし、2017年の8月1日からそれは自動的に2億2200万ユーロ(290億円)となった。2つの額の差、つまり2600万ユーロ(34億円)を、ネイマール親子は褒賞という名目で受け取ろうとしていたのだ。
昨季が終了した6月に、もう残りたくはないとネイマールが告げていれば、ずっと誠実だっただろう。バルサも代役探しの時間をより多く手にすることができただろう。
PSGももっと安価で彼を獲得することができただろう。そしてバルサのファンもそれほど騙されたと思うことはなかっただろうに。
バルセロナが怒り、このオペレーションが終わるまで2600万ユーロ(34億円)を払わないことを決めたのは、そのネイマールの父のチェスの一手が理由である。
ネイマール親子が8月2日にその2600万ユーロ(34億円)を保証する書類を取りにバルセロナのオフィスへとやってきたとき、彼らは落胆し、不愉快なサプライズを味わった。
バルセロナは交渉がどのように収束するのかを見守ることにし、公証人にその額を預けてしまったのだ。
「PSGがネイマールに約束したことは決して知ることはできない。しかし、それはバルセロナのようなクラブのプロジェクトを捨て、まったく魅力のないフランスのリーグに行くためにやった、汚いものであることには違いない」
とバルセロナのスポーツ部門責任者は説明する。
正当化は難しくサッカー界にショックを与える出来事
ネイマールのさよならには、スポーツ面での個人的な野心の要素も含まれている。
PSGは彼の望み通りのチームを作ることを約束した。そこでリーダーとなるのは彼であり、フリーキックやPKを蹴るのも彼だ。すべてが彼を中心に回るのだ。
バルサではその役割は2021年までの契約更新を果たしたメッシが担っていた。心の奥底には、世界一の選手になりたいという自己中心主義が隠されていたのだが、それはメッシの横にいてはほぼ実現不可能なものであった。
しかしながら、ネイマールにとってはスポーツ面においてリスクの高い挑戦となる…。
もしチャンピオンズリーグを勝ち取ることができなかったら、お分かりの通り。それだけが、彼が銃に込められる唯一の弾丸なのだ。
[via:https://www.footballchannel.jp/2017/08/04/post224955/]
歴代最高額の移籍金
ネイマール
(2017年パリ・サンジェルマン移籍)
2億ポンド(2億2200万ユーロ)/約290億円
サッカー歴代移籍金ランキング[2016]
1位 ポール・ポグバ
(2016年マンチェスター・ユナイテッド移籍)
8900万ポンド/約127億2700万円
2位 ガレス・ベイル
(2013年レアル・マドリード移籍)
8530万円/約121億9790万円
3位 クリスティアーノ・ロナウド
(2009年レアル・マドリード移籍)
8370万ポンド/119億6910万円
4位 ゴンサロ・イグアイン
(2016年ユヴェントス移籍)
7530万ポンド/約107億6790万円
5位 ルイス・スアレス
(2014年バルセロナ移籍)
7500万ポンド/約107億2500万円
6位 ネイマール
(2013年バルセロナ移籍)
7150万ポンド/約102億2450万円
7位 ハメス・ロドリゲス
(2014年レアル・マドリード移籍)
6300万ポンド/約90億900万円
8位 アンヘル・ディ・マリア(
2014年マンチェスター・ユナイテッド移籍)
5970万ポンド/約85億3710万円
9位 ズラタン・イブラヒモビッチ
(2009年バルセロナ移籍)
5900万ポンド約84億3700万円
10位 カカ
(2009年レアル・マドリード移籍)
5600万ポンド/約78億9360万円
ネットの反応
・狂ってる
・国創れるじゃん
・サカツクを超えた 現実はゲームより奇なり
・人ひとりに735億円 とんでもねぇな
・いくら親父と言っても、ただの代理人が52億も貰うとかw
・オイルマネーか
・石油がでるだけでこんな莫大な金が手に入るなんてずるいな。
・その巨額資金が、イスラムに争いが絶えない理由かもなw
・ここまでやれるのは企業じゃ無理
オイルマネーの財団だからやれる
・25歳でどうでもいいリーグへ行くとは、なんて才能の無駄だ
・サッカー選手はスポンサーも多いから年間で100億以上稼ぐだろうな
クリロナやメッシは200億くらい年間で稼いでそうだな
・スカイツリーの総工費が650億でしょ?w
ネイマールやべぇwww
>エッフェル塔も買えそう
・週給1億くらいかな?仕事やる気失せるわ。。
・齢とったら中国行きそうだな
・その頃には中国リーグ大金出せないだろ
・メッシとサッカーするのは楽しいだろうが、
No1になれないのも辛いよな~
・楽天に30億くらい払ってやれw
・メッシの家来として終わるより新天地づ自分中心の伝説を作りたい欲求はまあわからんでもない もちろん金もあるだろうが
・ネイマールはビッグイヤーもバロンドールも獲れない 断言する
・UEFAはどうするんだろう
FFPを裏技回避したPSGをCLから排除するかね
・うーん、俺が平均的な給料で朝から働かないといけない事実は変わらない
・さようなら・・・MSNよ、安らかに眠れ