巨人が10日、澤村拓一投手(29)の右肩コンディション不良に球団トレーナーの施術ミスがあった可能性が高まったとして、石井一夫球団社長と鹿取義隆GMらが9日に謝罪していたことを明らかにした。
鹿取GMによると本人は納得しているというが、球団首脳が所属選手に頭を下げる超異例の事態。その裏側では何が起きていたのか。
クライマックスシリーズ(CS)進出争いを繰り広げる巨人に、昨季のセーブ王をめぐるトラブルが表面化した。
球団の説明によれば、澤村が異変を訴えたのは2月の沖縄キャンプでのこと。同25日に肩の張りを感じ、同27日にトレーナーのはり治療を受けた。しかし、症状が改善しなかったことから、球団も調査に乗り出した。
その結果、複数の医師から「長胸神経まひ」と診断され、原因は「外的要因によるもので、はり治療によって前鋸筋機能障害を引き起こした可能性が考えられる」との所見を得た。
非を認めた球団は9日に石井社長と鹿取GM、当該トレーナーがジャイアンツ球場を訪れ、澤村に謝罪した。
それにしても球団トップが所属選手に頭を下げるのは異例中の異例だ。
この日、鹿取GMは澤村に謝罪した理由を「状態もよくなかったのと、周りも変に思っていたと思うので。彼のためにも(名誉を)回復してあげたいということ」と語った。澤村も球団側の謝罪を受け入れ、納得しているという。
澤村の右肩問題については、春先から水面下で球団と継続的に話し合いが行われてきた。
はり治療との因果関係については球団サイドも慎重に調査を進めていたが、いろいろな診断が出た中で、権威ある複数の医療機関から「はり治療の可能性」に言及した前述の所見が共通して出たという。
そうした現実を総合的に判断した結果「球団として謝罪」ということになった。《後略》
【巨人とはり治療トラブル】
<槙原の場合>1996年7月、槙原寛己投手が胸の痛みを訴えて入院。肺に穴があく「気胸」と診断された。
その前日に球団トレーナーが行ったはり治療で電気針を深く打ちすぎたのが原因で、槙原ははり治療が原因との自覚を持ちながら、トレーナーをかばうため表ざたにはしなかったが、球団側が槙原の名誉のために事実を公表。
治療を行ったトレーナーを減俸にするなどの処分を行い、槙原には公傷を認めた。槙原は「起きたことは仕方がないので、早くリハビリをして復帰の準備をしたい」などとコメントした。
<江川の場合>1987年に現役を引退した江川卓投手が引退会見で「野球生命が絶たれるのを覚悟で右肩にはりを打った」と発言。
当時の江川は右肩痛の治療のため、中国針を打っていたが、当初は2週間に1回打っていた割合が1週間に1回、4日に1回と間隔が短くなっていき、ついに大事な試合の前に「禁断のツボ」にはりを打ってしまったという。
江川は「その患部に打つと、もうピッチングができなくなる。そこだけは打っていなかった部分で、そこに打ってしまうと今年で終わってしまう。打たないで回避すれば来年もできる」と説明したが、その後、専門家が「そんなツボはない」と反論するなどの騒動になった。
[via:https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/761269/]
懸念される最悪のシナリオとは?
これが100%事実なら、とんでもない事だ。澤村にとっては選手生命にも関わる施術ミスであり、訴訟問題に発展したとしてもおかしくはない。
選手の権利が厳格化されているメジャーリーグで同じことが起これば、おそらく球団側は訴えられる可能性も十分にあるだろう。《中略》
完全回復までの道のりは?
どのようなリハビリで完全復帰までの道のりを整えて行くのか。また、今オフの契約更改交渉で来季年俸はどうなるのか。仮にかつてのようなコンディションを取り戻せなかった場合、どういう保障を準備しているのか――。
球団側は非を認めた以上、最悪のケースも想定した上で澤村に対してあらゆる面において誠意を尽くし、対応していかなければいけないだろう。
澤村への対応を今後もし誤るようなことがあれば、将来的な編成面にも悪影響が及んでしまいそうな気配だ。《後略》
[via:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170912-00010002-baseballc-base]
澤村にGナイン総スカン!?
球団首脳が所属選手に謝罪するという異例の事態にファンは敏感に反応。「澤村が気の毒だ」「トレーナーの責任を追及しろ」など、瞬く間に右腕への同情や球団に向けた怒りの声が広がった。
だが、一夜明けたチーム内の反応は正反対。先輩、後輩問わず「澤村は何を考えているのか」「顔も見たくない」という厳しいものばかりだった。
拒絶反応はすさまじく、山口俊の暴行トラブルが発覚した際よりも強い。チームメートの怒りは、なぜ澤村へ向けられているのか。選手の一人は「人としての問題だ」として、右腕の言動に疑問を呈した。
トレーナーの治療を巡り、澤村が球団を相手取ったトラブルを抱えていたことは、早くから選手の多くが知るところだった。
「施術が原因かどうかは別の話。許せないのは、あいつが悪態ばかりついて、トレーナーさんをかばっている様子がハナから見られないこと。どれだけみんながお世話になっている存在なのか。
結果的に『巨人のトレーナー陣は大丈夫なのか』と見られてしまっている。本人は社長に頭を下げさせて満足かもしれないが、この状況は納得できない」
別の選手は怒りを通り越して、あきれ果てていた。
「昨日(10日)もジャイアンツ球場で『治療、お願いしまーす』ってあっけらかんとトレーナー室へ入っていったって聞いて、正直引きましたよ。トレーナーさんたちが今どれほど複雑な立場に置かれているか、理解できないんでしょうか」
巨人は伝統的に裏方を含めた結束の強さを誇りとしている。
「もう取り返しはつかないが、せめて報道が出る前に主将の勇人(坂本勇)や選手会長のチョーさん(長野)には報告と相談をするべきだったんじゃないか」との声もあった。
澤村としては球団側に非を認めさせたことで問題は決着したつもりだったのだろうが、ナインの信頼は完全に失ってしまった。
[via:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170912-00000029-tospoweb-base]
ネットの反応
・どこの秘孔を突いたんだよ
・なんでこの期に及んでトレーナー庇う必要あるんだ
沢村は被害者だぞバカか
>本当にトレーナーのミスならね
そうとは思ってない人が多数って感じじゃね
・ミスで選手生命断たれりゃ悪態もつくわ
・なにこの内紛煽り記事w
・記事だけだと選手は澤村じゃなく球団に怒るべきとしか思えない
・まずはこのトレーナーの名前だせや!
・他の選手は自分は同じ目に合わないと高を括ってるのかな
・なんでチームメイトが澤村を非難するのかよくわからない。
・周りからは澤村がゴネてるように見えるんだろ
・謝罪しちゃった以上なにかしらやらかしちゃったのは事実なんだろう