SPORTS

HEADLINE

深刻なハリルの現状 検証記事まとめ【E-1】韓国に惨敗は必然?戦術は裏に蹴り込むだけ?


東アジアE―1選手権
第3戦 日本1―4韓国
(16日・味の素スタジアム)

引き分け以上で優勝だった日本は宿敵・韓国に1―4で惨敗し、2大会ぶりの優勝を逃した。前半3分にFW小林悠(30)=川崎=の2戦連発となるPKで先制したが、前半だけで3失点。

ハリル・ジャパン最多の1試合4失点を喫した。韓国に敗れるのは2010年5月以来で、韓国戦の4失点は1979年の日韓定期戦(1―4)以来38年ぶりの失態。

来年6月のロシアW杯に向け国内組の見極めの位置づけもあった大会は、最悪の幕切れとなった。大会は韓国が2連覇し、日本は2位に終わった。

試合後、韓国代表MF金民友は「1点取った後、日本は迷っているように見えた。攻めるのか。守るのか。焦っていた」と言った。的を射ていた。

前線は「1点取っても時間があるから普通通りやる。前から追う」(FW土居)、後方は「韓国が守備ブロックを作るのがすごく速い。上げ下げがしんどかった」(DF昌子)。

結果、前と後ろの距離が開き、ボールは拾えず、攻撃も単発に終わった。

表と裏とも言える、2つの根深い問題がある。まずはハリルホジッチ監督。

初戦の北朝鮮戦でセンターFWで起用したFW金崎が、指示とは違う動きを多用した。相手の守備陣形から有効な判断に見えたが、指揮官はその後の2試合ともピッチに送り出すことはなかった。

「ロシアW杯に出たい」と目標を追う国内組が、指示より良い方法を見つけても実行しにくい空気がある。

一方で、こうした状況でも選手側にも監督の指示を破る勇気、決断力がないことも問題だ。

「監督なんて、うまくいけばよくやったと言うんだから」とは、DF内田篤人(ウニオン・ベルリン)の言葉だ。

韓国戦で負けていてもベンチに座る時間が長く、交代選手に改善するためのメッセージさえ託さなかったという指揮官。

歴史的敗戦は個々の能力差だけが要因ではない。表裏2つの問題が露呈する試合で選考された選手たちも不幸だ。

[via:http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20171217-OHT1T50011.html]

戦術は蹴り込むだけ?

「初めて集まって、初めてプレーした選手ばかりで……」と、ヴァイッド・ハリルホジッチが大会を通じて語っていたように、急造チームが息の合ったプレーをする難しさはある。

しかし、参加国はどこもそれぞれハンデを背負っており、言い訳にはならない。北朝鮮は調整試合をしたが、相手はフィリピン、マレーシア。中国はリーグ終了後1カ月半も経過している。そして日本はホーム開催だった。

戦術的にはとにかく蹴り込むだけ。頑迷で一本調子な戦い方でボールを失った。例えば開幕の北朝鮮戦は象徴的だろう。

「ハーフタイムに『真ん中のビルドアップで引っかけられると、カウンターのチャンスを与える。それよりはとにかく裏を狙え』と言った」

ハリルホジッチはそう指示を与えているが、日本はむしろ後半になってペースを握られていた。実力差のある相手に、怯えたようにボールを蹴り込む必要があったのか。

中村航輔のファインセーブと井手口陽介の一発で勝っただけの試合で、指揮官の采配の妙は見えなかった。

ハリルホジッチは自らが信じるタクティクスを頑なに用いている。相手の状況や戦力に応じて変化させることはない。

「縦に速い……」という戦術自体が悪いのではない。その戦術の運用の仕方が間違っているのだ。ロシアW杯では、すべて格上との勝負になるのだが……。《中略》

ハリルホジッチが志向している戦術は、スピードと激しさがベースにある。しかし、その戦い方に適した日本人選手がどれだけいるのか。

単純に蹴り込んで、高さ、強さの勝負を挑んでは明らかに分が悪い。ボールを持てる選手を主軸にするほうが、日本人の優位性を生かせる戦術ではないのか。

[via:https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jfootball/2017/12/19/post_36/]

個の力で勝利したに過ぎない

ハリルホジッチはスピード、パワー、激しさを選手に求める。それを軸にしたメンバー選考になったし、その戦いを浸透させようとしている。韓国戦の先制点は象徴的で、一気に縦を狙った連係から伊東が抜群の速さを見せ、PKを勝ち取った。

どの試合も、選手たちは従順に指揮官の戦いを実行しようとした。ボールを奪うと、敵ゴールから逆算し、バックラインの背後を狙い、蹴り込む。それが功を奏した場面もあった。しかし高さ、強さ勝負に持ち込んでしまうと、日本のストロングは消えていた。

連勝した北朝鮮、中国を相手にしても、実は試合を支配した印象はない。ぼかすかと蹴り込んでは失い、それを取り返す。技術的に数段劣る相手だから、それでも奪い返せたし、チャンスを作り出せた。

GK中村がビッグセーブを連発し、小林がゴールゲッターの輝きを放ち、昌子源のスーパーなシュートが決まるなど、傑出した個の存在で勝ち点3を獲得している。

しかしチームとしては、ほとんど機能していなかった。韓国戦で、その化けの皮がはがれたのだ。

ハリルの戦略はロシアで通用するのか?

ハリルホジッチの志向するサッカーは悪ではない。球際の強さ、積極的に背後を狙う、どこでファウルをし、してはいけないか、など取り込まないといけない部分もある。しかし、一朝一夕で日本サッカーは変わらない。

戦略として、まずは日本の長所を軸にするべきだ。

日本は、ボールを持てる、運べる選手がアジアの中では突出して多い。海を渡って活躍している選手もそういうタイプ。ボールをつなげる、というインテンシティにおいて、日本の選手は世界的にも低くはない。

そのボールプレーヤーを中心に自らのロジックを丹念に落とし込んでいくべきで、現状は指揮官が自らの戦い方に選手を当てはめるだけで、その窮屈さは度を超えている。

[via:https://news.yahoo.co.jp/byline/komiyayoshiyuki/20171217-00079389/]

ハリルホジッチ監督は「私が一番、日本代表選手を信じている」と言うかもしれない。

そして、技術を重視しすぎる日本サッカー界をガラパゴスのようだと指摘し、このスポーツにはそれ以外にも重要な側面があると語るだろう。世界のフットボールをよく知らない日本人を啓蒙しているという自負もあるだろうか。

でもこれだけ情報があふれている時代だ。最先端のフットボールは我々も知っている。日本が韓国に完敗した数時間後、プレミアリーグのマンチェスター・シティvs.トッテナム・ホットスパー戦を観た。

現在、トップ中のトップレベルでは、どれだけ素早く確実にパスをつなぐか、そして図らずもボールを失った時にいかに早く奪い返すかが主題になっている。

後者についてはともかく、前者に関して言えば、今の日本代表は逆へ向かっている。

ショートパスを大事にするのは日本人だけではない。

比べるところではないかもしれないが、ひとつ言えるのは、ショートパスを大事にするのは日本人だけではない、ということ。

ただし、それが理想に近いということも理解しているので、ポゼッションだけを求めたりはしない。マイナーチェンジを施してほしいだけだ。

効果的ではないロングボールを蹴り続けるだけでは、やっている方も観ている方も飽きてくる。時に中央から組み立て、リズムを生み出してほしい。

良いリズムは音楽だけでなく、文学やジャーナリズム、そしてフットボールでも、人々を惹きつけるために重要なものだ。

「地獄から天国に行った気分だろうね」

先日、パリのチャンピオンズリーグの会場で出会ったアルジェリアの日刊紙『エル・ワタン』のナセル・マブルーク記者は、こんなことを言った。

「ハリルホジッチは地獄(アルジェリア)から天国(日本)に行った気分だろうね。想像できると思うけど、アラブのメディアは感情に火がつきやすいんだ。

また当時、一部のアルジェリア人記者たちは選手選考に関して、彼と兄が共謀して特定の選手を選び、懇意にしているクラブから私利を得たなどと、ありもしない噂を書きたてた。そんなこと、日本では起こらないだろう?」

[via:http://number.bunshun.jp/articles/-/829531]

武田修宏「ファンはもっと怒るべき」

アジアE―1選手権で韓国に1―4と大敗しタイトル奪取に失敗。10日間も合宿したのに、内容も低調で本当に情けなかったよ。

これまでも話しているように、ハリルホジッチ監督の指導力は疑問だし、W杯を任せて本当にいいのかなって。でも、もっと怖いのは、ふがいない戦いをしても一般の方やサポーターからあまり文句が出ていないことじゃないのかな。

ロシアW杯出場を決めて以降、ハリルジャパンは不振が続いているし、本番に向けたチームの形もまったく見えてこない。

それにホームの大会で敗れるなど、海外ならばファンや国民が大暴れするような状況だと思うけど、日本でのリアクションはあまりないよね。《中略》

それと同じくらい心配なのは、大会を中継したフジテレビ系の番組で解説を務めたラモス瑠偉さん(60)、声に元気がなかったよね。原因は体調がすぐれないのか、ふがいない試合のせいなのか…。

[via:http://news.livedoor.com/article/detail/14053677/]

ハリル監督「眠れなかった」

日本サッカー協会が18日、東京・JFAハウスで来年18年の日本代表スケジュール発表会見を開催した。

16日の東アジアE―1選手権・韓国戦で1―4と惨敗したショックが大きく「土曜の試合の後、あまり眠れなかった。試合の後、自宅に帰りリビングで試合のことをずっと考えて、眠ることができなかった。指導者になってから4失点してホームで負けたことがなかったから」と元気のない指揮官だった。

ただ、転んでも下を向くようなヤワな監督ではない。話しているうちにいつもの独演会になった。

張りのある声も戻り「本日、協会に来ると、たくさんの批判記事が出ていたと聞いた。以前、同僚として各カテゴリーの日本代表の指導者をしていた人からも批判があったと。それを聞いて、より意欲的に続けたいなと思いました」と一方的に奮い立った。

スタッフ会議では「(悔しさを)W杯で取り返す」と語り、W杯イヤーのチーム作りについては冷静に語った。

欧州遠征ではW杯で同組となるコロンビア、セネガル、ポーランドと特徴の似たチームとのマッチメイクを希望。

「3月までに30~35人のラージリストを作る。試合後には30人ぐらいになると思う。そこから23人が生まれてくる流れです」と語った。

選手選考のため2月には欧州組の視察を行う。

パフォーマンス不足を理由に11月のブラジル、ベルギー戦は招集外としたMF香川真司(ドルトムント)、9月のW杯最終予選を最後に招集外のFW岡崎慎司(レスター)は復調気配にある一方で、主将のMF長谷部誠(フランクフルト)は右膝に不安を抱えている。

「選手たちとできるだけ話をして現状を把握したい」。自らの厳しい目で3月に向けて選手を選別する。

[via:http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20171219-OHT1T50031.html]

ネットの反応

・もう半年しかないし
・いいかげん日本人で監督やってほしい
 言葉通じない相手に文句いいにくい
・ハリルを変えない協会に怒るべきだろ でももう時間ないか
・守備は戦術以前のレベルじゃん
・就任期間も短いし
 2軍以下の代表だしガタガタ言うのもあほらしい
・優勝できなかったとは言え2勝は立派だと思う
 控えの発掘でしかなかった大会で結果も出せた
・川又以外、ヒョロガリJAPAN
・アギーレなら無罪になったし、再登板ありか
・東アジアで解任論が出るなんて俺には考えられんわ
・Jリーガーがヘボなだけだろ
・3勝1敗なら、いい方じゃない?
 これで、本戦結果良かったら、スゲー手のひら返し来る~
・日韓戦も毎回勝てる訳無いだろ
 こういう時もあるわ
・監督を変えてどうかなりそうな試合には見えなかったが
・ハーフタイムに動かない無能
・まあこんな無能でも内田や遠藤みたいな賢い選手がいたら
 もう少しやれるんだろうけどな
・ハリルから見れば色々試せる練習試合に、本気で挑んでくれる韓国には感謝よね
 きっと、練習でここまで本気出してくれるのは、世界中で韓国たった一つだと思うわ
 世界なんて冷たいもんよ、練習試合に本気なんて出してくれないからね
・別にええで ただの遊びじゃん WCだけが大事よ
・球際全く戦えない日本人Jリーガーに対して、この位のショック療法は必要だと思うけどな
・こんなところで監督変えて、小手先の戦術云々で誤魔化しても日本のサッカーは強くならない
・韓国戦の大敗は間違いなく選手より監督の方が悪いだろ
・選手には一貫性のない指示を飛ばすハリル
 成功したらなんでもOK 失敗はダメ出しってタイプだろうな。
「デュエルしろ!デュエルするんだ!守備戦術はない!」
 デュエル勝率も完敗で笑えてくるよ
・これが日本の実力でしょ まずそこを認めないと先に進めないよ
・ショックなのは日本人の方だよボケ
 オフトからザックに至るまで、あんな恥ずかしい敗戦はなかった
・まぁ 最初のラッキーで0-4にならなくてよかったといえばよかったな

関連商品

コメント

  1. 1
    名無しさん 2017/12/20 16:53

    監督だけじゃなく選手側にも問題あるでしょ。

コメントする

関連記事

このカテゴリの最新記事