「パワハラへの認識を深くした」。
レスリング女子の伊調馨選手が日本協会の栄和人強化本部長からパワーハラスメントを受けたと認定されたことについて、6日の緊急理事会後に記者会見した同協会の福田富昭会長は険しい表情で認識の甘さを認めた。
今回の問題が長期間発覚しなかったことに対し、協会側が競技関係者の「体質の問題」を指摘する場面もあり、抜本的な意識改革や信頼回復にはなお時間がかかりそうだ。
「関係者並びに国民の皆さまに、ご心配とご迷惑をおかけしたことを心からおわびします。伊調選手やコーチなど関係者に、この場を借りて深くおわびします」
同日午後7時50分ごろ、東京都渋谷区の岸記念体育会館で行われた記者会見。多くの報道陣が詰めかけた会見場に姿を現した福田会長はこう切り出して頭を下げた。
内閣府に提出されたパワハラを訴える告発内容について、ともに否定していた栄氏と同協会。
この点を指摘された福田氏は「(告発状を)ぱっと読んだときの発言だった」としつつ、「どこから、どこまで、どうパワハラなのか判定するのは難しい」とも発言した。
栄氏が監督を務める至学館大で、パワハラ報道に反論していた谷岡郁子学長も副会長として緊急理事会に出席。同協会によると、谷岡氏は「こんな状況になってしまって申し訳ない。しっかり対策をしたい」と謝罪したという。
ただ、栄氏本人は「体調が悪い」(福田氏)などの理由で理事会を欠席し、代わりに谷岡氏が栄氏の強化本部長の辞表を提出。栄氏本人の釈明はないままだ。
認定されたパワハラは約8年前に始まっていた。記者から「栄氏個人の問題か、体質の問題か」と質問された福田氏は「(パワハラへの認識不足は)相当古くから存在していた」と回答。
副会長として会見に出た馳浩元文部科学相も「コミュニケーションの問題。選手の声に耳を傾ける姿勢が足りなかった」と反省の弁を述べ、協会側は関係者の認識不足を指摘した。
最後に福田氏が「(東京五輪の)2020年には今までと変わりなく金メダルを目指し、国民の期待に応えられるよう頑張りたい」と述べ、記者会見は約40分で打ち切られた。
[via:産経ニュース]
https://www.sankei.com/sports/news/180407/spo1804070004-n1.html
調査報告書の概要
<パワハラと認定した事実>
▽2010年2月の合宿で、女子強化委員長だった栄氏は東京へ練習拠点を移した伊調選手を部屋に呼び、「よく俺の前でレスリングできるな」と言った。弟子が離れていったことに対する逆恨みにも似た心情としか解釈できない。
▽伊調選手は、10年アジア大会(中国・広州)の選考基準を満たしたが、別の選手が代表になった。協会は伊調選手に十分な説明も行っておらず、伊調選手も納得していない。選考過程が不明確で、伊調選手を選考から排斥する行為と解釈すべきだ。
▽10年9月の世界選手権(モスクワ)の際、宿泊先で、栄氏が男子フリースタイルのコーチだった田南部氏に「伊調選手の指導をするな」と言った。栄氏は女子フリースタイルを統括する指導者として実績を重ね、男子チームに対しても事実上の影響力を持つ立場にあった。栄氏の優位な立場を背景としており、不適切な発言。
▽15年2月に行われた男女合同合宿中、協会の指示で別のコーチと2人で京都に指導に出向いた田南部氏に対し、栄氏が外出を叱責。さらに伊調選手の指導に話を移し、「目障りだ。出て行け」と罵倒した。栄氏は別のコーチには何も言わなかった。
<パワハラと認定しなかった事実>
▽16年8月のリオデジャネイロ五輪で、伊調選手は、他の2選手が栄氏と、別の飛行機のビジネスクラスでリオデジャネイロに向かったと聞いた。伊調選手は、自費でプレミアムエコノミーに変更したに過ぎず、パワハラは認められない。
▽警視庁レスリングクラブで田南部氏の指導が伊調選手に集中しすぎているという不満を耳にした同クラブの監督が、伊調選手の所属先に「もう警視庁に練習に来ないでほしい」という話をした。伊調選手は部外者のため、問題ない。
▽16年9月に東京五輪に向けた強化体制として、栄氏が引き続き強化本部長となったが、田南部氏は男子コーチから外れた。コーチは再任されるものではなく、コーチ陣全体のバランスや構成、相性などを総合して選定するため、栄氏のパワハラとは言えない。
<提言>
▽栄氏の倫理規定違反が認められることから、協会は、適切な処分を検討すべきだ。
▽協会の公益通報窓口は、登録選手や理事、コーチらには適用されない。制度を利用できるようにすべきだ。
▽選手とコーチの間にきめ細かでかつ柔軟なルールを作ることが望まれる。
▽協会役員について、レスリングと異なる分野の有識者を増員し、議論を活性化させることが望ましい。
[via:毎日新聞]
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180406-00000122-mai-spo
「少し疑問」さらに調査を
日本レスリング協会が伊調馨選手に対するパワーハラスメントを認めて栄和人強化本部長が辞任した問題で、告発に関わった男性は「内閣府でさらに調査を進めてほしい」と訴えました。
元日本代表コーチ・安達巧氏
「(調査結果は)完璧っていう内容ではなかったのかな。協会ぐるみのパワハラというのは事実なんですよね。それが栄監督だけ(辞任)でというのには少し疑問に思います」
「第三者委員会の結果が出たので、協会の幹部の方々も内閣府の調査、早急にヒアリングを受けて頂いて、調査の方を進めるようにお願いしたい」
内閣府の公益認定等委員会への告発に関わった元日本代表コーチの安達氏は、パワーハラスメントに加えて協会の資金管理などについても内閣府に調査を求めるとしています。
[via:テレ朝news]
http://news.livedoor.com/article/detail/14545519/
伊調馨がコメント
「本日、日本レスリング協会が第三者委員会による調査結果について公表しましたが、まだ内閣府の調査が続いておりますので、最終的にはその調査結果を待ちたいと思います」とした上で、「日本レスリング協会がアスリートファーストの確立に尽力されることを信じており私も協力してまいります」とつづった。
また、「あらためて応援してくださっている皆様に感謝申し上げます」と結んだ。
[via:デイリースポーツ]
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180406-00000161-dal-spo
ネットの反応
・やっぱりやってんじゃねえかハゲがよ
・どこで潮目が変わったんだろうな
最初は協会も栄や至道館かばう気満々でババアもトボけた会見してたのに
・会長と副会長も辞任しろや
・こういう時は謝罪じゃなく辞任だろ まだ、会長やる気か
・調べもしないうちに否定コメント出したところに組織としてのコンプライアンスが皆無
・警視庁も問題視されるべし。
・至学館のババアがどの面下げて出てくるか見物。
・それでもなんとか誤魔化そうと下手な踊りを続ける気満々だったな。
・相撲もレスリングも協会解体すれば良いよ
・グッバイ!ハゲ
・東京五輪、伊調が代表落ちまでがセット
・東京オリンピックでメダル0までがセット
・ハゲじゃなくなってメダル取れなくなったら手のひらクルー
・登坂や吉田はどうするんやろなこれから
・で学長さんはどう弁明すんの?
・あの学長にも何らかの処分は当然あるよな?
・残念だけど栄一人に責任負わせて終了だよ協会擁護の展開としては
・中国あたりが栄を高給で招聘したら面白くなるのにな
・これで女子レスリングは弱体化するだろうな
・伊調は5連覇を目指して欲しいね
・伊調と吉田軍団がギクシャクしないか心配だわ
・余計ハブられるんじゃない!?
・今年の大みそかは、伊調VS吉田だよな。TBSで。
・これで伊調と吉田の同階級対決の実現が見えてきたな
・パワハラで終わらせようとしてるけど、セクハラはどうなった?
この問題は、実はまず伊調の恩知らずの個人行動に端を発してるってことを、冷静に加味し、皆さんもバランス良く心象として捉えてジャッジしなければいけない
指導者変えたら恩知らずって言われるレスリングって何なんだ?
マラソンの高橋とかスケートの選手なんて変えてもないも言われてないのに、粘着協会ってきもいよな