中国・広州で開かれているアジア大会で、”中国びいき”の判定に日本選手団が大激怒する場面があった。
16日の柔道女子48キロ級決勝で2009年世界選手権優勝の福見友子(25)=了徳寺学園職=が呉樹根(中国)に判定負け。
試合は延長にもつれ込み、世界ランク1位の福見が同20位の呉に積極的に小内刈りをかけるなど、一方的に攻めた。
それでも判定で福見に旗を挙げたのは、レバノン人の副審だけ。
モンゴルの主審と韓国の副審は福見を支持せず、2-1で防戦一方だった地元中国選手に勝利が転がり込んだ。
「過去の海外の試合でも、こんなひどい審判は見たことがない。
ああいう判定をされたら中国自体が疑われる。
やってはいけないことをした」と怒り心頭の吉村和郎強化委員長はじめ、日本の首脳陣が審判団に噛みついた。
中国内で反日の機運が高まっているだけに、会場は異様なムードに。
ただ、福見は「勝っているとは思ったが、投げないと意味がないので…。負けと同じだと思います」とポイントを取れなかったことを反省。
最初から地元中国選手相手の判定勝ちなど期待しない方が賢明なようだ。
[ZAKZAK]