2020年東京五輪・パラリンピックの開閉会式の制作責任者が30日発表され、五輪とパラリンピックを合わせて四つの式典を総合統括するチーフ・エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターに狂言師の野村萬斎さんが就任した。

五輪開閉会式の演出企画は「ALWAYS三丁目の夕日」などの作品で知られる映画監督の山崎貴さんが統括する。

パラリンピックについては、16年リオデジャネイロ大会閉会式で東京をPRする演出を手掛けたクリエーティブディレクターの佐々木宏さんが担当する。

野村さんは「才能を結集させ、機知に富んだ式典にするため尽力していく」とコメントした。

人選は大会組織委員会が設置した有識者懇談会が進めた。3人とも開閉会式プランニングチームの一員として昨年12月から基本計画の策定に関わってきた。

東京大会では四つの式典を貫く統一したコンセプトを設け、それぞれの式典がストーリー性を持って連なっていくような演出を目指す。演出内容は大会1年前の19年夏をめどに固める。

野村さんは狂言のほか舞台や映画、演出でも国内外で活躍しており、日本文化への幅広い見識を生かした手腕が期待される。

山崎さんは幅広い世代に受け入れられるエンターテインメント性を重視した作品、佐々木さんは好評だったリオ大会での東京PRの演出が選定のポイントになった。

歌手で音楽家の椎名林檎さん、映画プロデューサーの川村元気さんらプランニングチームの他の5人も、演出企画の制作に側面から関わる。　

◇野村萬斎さんの略歴
野村萬斎さん（のむら・まんさい）狂言師、能楽師、演出家。250年間続く狂言の家に生まれ、3歳で初舞台。東京芸大卒。伝統芸術の能楽にとどまらず、現代演劇、映画、ドラマにも出演。構成や演出も手がける。1966年生まれ。

◇山崎貴さんの略歴
山崎貴さん（やまざき・たかし）映画監督。日本アカデミー賞最優秀作品賞を2度受賞。代表作は「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズ3作や「永遠の0」など。CGを駆使した映像表現、VFXによる特撮が持ち味。1964年生まれ。

◇佐々木宏さんの略歴
佐々木宏さん（ささき・ひろし）クリエーティブディレクター。ソフトバンク「犬のお父さん」、フジフイルム「お正月を写そう」などのCMで知られる。リオデジャネイロ五輪閉会式で東京大会PRの演出を手がけた。1954年生まれ。

[via:時事ドットコムニュース]
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018073000627&g=spo

野村萬斎氏コメント
テーマは「鎮魂と再生」

野村さんは指名を受けて「平和の祭典の式典を担う大役に非常に身の引き締まる思い」と説明。

狂言師の立ち位置から「鎮魂と再生が非常に我々の芸能的な重要な部分。その精神を生かすことがまず、復興五輪にも意味があるのではないか」と意気込んだ。

開会式では、世界に打ち出すテーマやコンセプトに注目が集まる。

野村さんは「日本らしくもあり、ワールドワイドなメッセージ性を持ったものになれば」とし、「表面的な日本的なものというより精神として内在する我々の心のありよう、優しさを世界に発信したい」と話した。

[via:日本経済新聞]
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33599490R30C18A7MM0000/

（左から）山崎貴氏 野村萬斎氏 佐々木宏氏

もともと野村、山崎氏、佐々木氏は、昨年末に有識者懇談会が設置した計8人の「4式典総合プランニングチーム」のメンバー。このチームが半年間、基本プランを策定してきたがそのまま横滑りした格好だ。

残りの5人（椎名林檎＝シンガー・ソングライター、川村元気氏＝映画プロデューサー、栗栖良依氏＝クリエーティブプロデューサー、菅野薫氏＝クリエーティブディレクター、MIKIKO氏＝演出振付家）も、継続して4式典の総合的な演出に関わることになる。

ただ、そもそもこの8人は、ある共通点で選ばれているという。

「協調性や調整力、マネジメント力です。みなさん、構想力や演出力があるのは言うまでもないですが…。自分勝手でわがままな人はダメというわけです」（五輪関係者）

秘策は羽生結弦!?
陰陽師を打ち出すべき!?

さて、気になるのは演出の中身だ。現段階ではまだ決まってはいないが、組織委が掲げているポイントは8つある。

それは「平和」「共生」「復興」「未来」「日本・東京」「アスリート」「参画」「ワクワク感・ドキドキ感」。中でも注目されるのはやはり「ワクワク感・ドキドキ感」だろう。ある映画関係者はこんなアイデアを出す。

「せっかく萬斎がいるのですから映画で演じた陰陽師を打ち出すべき。それにフィギュアスケート五輪2大会連続金メダルの羽生結弦を登場させるのです。

羽生のフリーの演技はまさに陰陽師安倍晴明をモチーフにした『SEIMEI』（平昌五輪など）。五輪の顔でもあるのでインパクトを与えられるのでは？」

もともと野村は海外ではほとんど無名。唯一、話題になったのは、2年前の大ヒット映画「シン・ゴジラ」で“ゴジラ役”を務めたことだった。

これは狂言師としての野村の一挙手一投足をモーションキャプチャーし、映画の中でフルCGのゴジラに生命を与えたもので、AP通信など海外メディアも報じた。

ゴジラファンでなくても羽生と“合体”すれば野村への注目度も一気に上がる。真夏の新国立競技場に氷のリンクを設置するのは難しそうだが、樹脂製リンクの代用や、リンクなしでの演技も考えられる。

2人の陰陽師コンビが「未来」の世界に向けて「アスリート」「参画」「共生」「復興」「平和」のための“ポジティブな結界”を張るというわけだ。

「海外の人が陰陽師を理解できるかわかりませんが（笑い）。でもいかにも日本らしい衣装だし、喜ぶかも」（同関係者）

これなら、世界中をアッと驚かせることができるだろう。

[via:東スポWeb]
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180801-00000008-tospoweb-spo

ネットの反応

・また陰陽師かよ！
　それしか出来ねえのかオマエら
・羽生とか誰得だよw
・何で夏季五輪に冬季五輪の選手がドヤ顔するなんて失礼
　＞他に日本でおらんやろ。
・発想が貧困だな
・安倍が安倍晴明やるの？
・止めてくれ日本でも人気ないもの世界にごり押すな
・夏の五輪にフィギュアスケーター？
・夏のオリンピックで活躍してきた選手達に失礼だと思うけど
・陰陽師いらん冬の競技もいらん
・羽生結弦とゴジラとモスラ踊らせとくとか。
　＞ゴジラ＝野村 モスラ＝羽生 キングギドラ＝ベビーメタル
・羽生と藤井の対局でもやれよｗ
　＞フィギュアと将棋を3分ずつのラウンド制でやろうw
・2015年時点で羽生を担ぎ出す計画は決まっていたらしいね
・羽生って世界的知名度は全然だぞ
　＞日本の報道って国内向けの阿呆メディアだからな
　＞今年の米ESPN誌が選ぶ世界の有名アスリートで唯一日本から選ばれたのは羽生
　＞名前の検索数から選ばれたんだが 羽生へのアンチコメが多くて選ばれたんだよね
・相撲の横綱、歌舞伎、能、狂言とアニメをミックスさせた事とかやった方がいい 日本で本当に世界的に有名な人なんて宮崎駿ぐらい スポーツは中田英寿と香川と錦織ぐらいしかいないし、その辺にしたって実績が超一流というわけでもないんだから
・ゆづ君はリンクの上じゃないとただのクネ男だよ
・ゴジラとウルトラマンとガンダム戦わせて最後に悟空の元気玉で倒せばみんな納得だろ
・オリンピック自体に和だの復興だのと想いを馳せる外国人がそうそういるとは思えんけど。
・悪霊の役は舛添要一さんでお願いします
・うわーババアだけ喜ぶ五輪
・陰陽師って外国人には意味不明な世界観だろ
・でもゆづ君はある意味被災してるから「復興五輪」にはぴったりなんだよなー これは出てくるわ
・オリパラ開、閉会式を起承転結でやるそうだから4回分としたら相当な有名人が出演すると思う
　スタッフ繋がりでベビメタ、ぱひゅーむ、歌舞伎(海老蔵の睨みはある)あたりは当確か？
・誰か特定の有名人出すんじゃなくてコンテンツ使えばいいよ
　ブラジル閉会式の引き継ぎセレモニーと同じコンセプトでいい