男子ゴルフのタイガー・ウッズ(34)が17日、米誌「ニューズウィーク」電子版に”反省文”ともいえるエッセーを掲載。
同時に短文投稿サイトのツイッターで”つぶやき”を始めた。
昨年11月27日、米フロリダ州の自宅前で起こした自動車事故を発端に不倫スキャンダルが噴出。
20人近くもの愛人の存在が明らかになり、7月にはエリン夫人と離婚。
ゴルフでも1996年のプロ転向以来、初めて勝利なしに終わるなど、ウッズにとっては、文字通り散々なシーズンとなった。
あれからほぼ1年。
ようやく自分の気持ちを素直に語れるようになったのだろうか。
ニューズウィークには、こんなエッセーが掲載された。
「去年の11月、突然、すべてが変わった。
けがの痛みはすぐに消えたが、心の傷はまだ癒えていない。
私はバランスを欠いた人生を送り、優先順位を間違えていた。
ゴルフはいい意味でも悪い意味でも自己中心的な競技だから、勝ってさえいれば、世界とも戦えると思っていた。
ゴルフで成功すれば無敵だとも思っていた。
しかし、どんなにタフで強い人間も誰かに頼って生きていることがわかった」(抜粋)
具体的な描写は一切ないものの、セックス依存症の治療まで受けるほど性欲におぼれた日々をざんげした、まさに”真人間宣言”だ。
さらに「愛人だと名乗り出た人の中には会ったことさえない人もいた」などと反論しつつ、「今回のことで生じたダメージを完全に修復することはできない。
それでも、1年前の自分とは違ってきたと思う。
それはとてもいいことだ」と結んでいる。
また日本時間18日未明には、つぶやきを発信。
第一声は「みなさん、コンニチワ。ついに僕もツイッターを始めたよ。ヤー、僕だよ。
ツイッターっていいね。
みんな最高。
愛をありがとう」。
AP通信によると、わずか1時間ほどで9万回もの閲覧があったという。
一連のスキャンダルとゴルフの不振でファンだけでなくスポンサー離れも顕著なウッズ。
どん底まで落ちたイメージの回復に躍起になっているともとれなくもないが…。
ツイッターで再びざんげしなければならない時がこないことを祈るばかりだ。
[ZAKZAK]