男子ゴルフの「ダンロップフェニックス」は19日、宮崎・フェニックスCC(7010ヤード、パー71)で第2ラウンドを行った。
初日4オーバーの58位と大きく出遅れた賞金ランク2位の石川遼(19)=パナソニック=は、4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70とスコアを1つ伸ばし、通算3オーバーで終了。
出場83選手中50人がホールアウトした時点で、首位と12打差の48位と苦戦が続いている。
ホールアウトした中では、通算9アンダーの池田勇太(24)が首位。
賞金ランクトップの金庚泰(韓国)は通算7アンダーで2位につけている。
1番から出た石川は、5番と8番でバーディーを奪い、スコアを2つ伸ばして折り返し。
猛チャージが始まると思いきや、後半に失速した。
10番で3パットのボギーをたたくとリズムが崩れる。
12番パー4では、第1打を左の林の中に打ち込み、第2打でも脱出できず。
結局4オン2パットのダボ。
16番、17番の連続バーディーで今季3度目の予選落ちの危機からは何とか脱したものの、表情は晴れない。
今季自己ワーストの7ボギーをたたいた初日には、ミスショットの後に地面を蹴ったり、クラブを振り回す場面も。
イライラを募らせた石川に対し、JGTO(日本ゴルフツアー機構)関係者は「違反行為」に抵触する可能性もあるとして事情聴取することを明らかにした。
「どこかのタイミングで本人から事情を聴くことになるでしょう。
実は先週も石川選手がクラブをたたいたとの指摘がありましたので」。
トーナメント規定には「クラブをたたきつける行為」は「プレー中の違反行為」と明記されている。
事実関係が認められた場合は、初回が厳重注意、2回目は10万円の制裁金が科せられる。
第2ラウンドではJGTO関係者が、石川の組に帯同し、違反行為がないかプレーぶりをチェックする場面も見られた。
「他の選手がクラブをたたいても気付かれないことが、衆人環視の遼クンの場合はすぐに表ざたになる。
これでは少しもリラックスできず、イライラは募るばかり」と同情する声もあるが…。
「ゴルフはメンタルスポーツ」ともいわれる。
発散できないイライラをどう解消するか。
スイング改造に続き、新たな課題に直面している。
[ZAKZAK]
ついに石川の本性が浮き彫りになったな