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朝青龍の意外な置き土産

さあ、いまや遺産と化した朝青龍の”雄たけび”は陽の目をみるか。

問題続出の大相撲界。

いまだあちこちに不満は渦巻いているが、その中でも大きな不満が平成13年の3%アップを最後に9年間も据え置かれたままになっている給料問題だ。


朝青龍

「力士はまだいい。番付が上がれば、その地位によって給料もアップするんだから。
かわいそうのは行司や呼び出し、床山らの若い裏方や事務方だよ。
9年前に入門した者と、今年入った者の給料が一緒。
こんな給料では結婚もできない、と真剣に悩み、転職していった者も少なくない」と協会関係者は明かす。

この半ばタブーと化していた不条理に真っ向から噛みついたのが怖いもの知らずの元横綱朝青龍だった。

2年前の名古屋場所前の力士会で、敢然とこの問題に触れ、「給料を上げてくれ。物価も、ガソリンも上がっているから、もう10%は欲しい。給料だけでなく、場所入りするための交通費も出してくれ」と発言。

他の力士たちからいっせいに賛同の拍手が沸き起こった。

しかし、この朝青龍・力士会会長の必死な願いも、協会首脳を動かすまでには至らなかった。

給与改定を審議する時期が悪かったことも大きい。

毎年、理事会の議題にあがるのは慢性的な不入りが続いている九州場所の真っ最中なのだ。

「こんな客の入りで給料をあげられるか。協会はつぶれるぞ」という妙に説得力を秘めたひと言で退けられてしまうのだ。

しかし、それももう限界。

「客の入りは、1年をトータルで見て判断すべきだ。若い協会員の外部流失は、伝承の競技という面でも大きな支障をきたす。
今年9月の経営協議会でもこの問題が提起され、協会ナンバー2の出羽海事業部長(元関脇鷲羽山)も、よく検討してみる、と前向きな発言をしている。
今年はなんらかの回答があるはずです」と親方のひとりは話している。

充当すべき資金はある。

その後、さまざまな部署に付け替えられてしまったが、平成20年には73億円もの繰越金を計上しているのだから。

果たして10年ぶりのアップ回答は出るのか。

注目の理事会は8日目に開かれる。

[ZAKZAK]

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コメント

  1. 1
    名無しさん 2011/02/16 22:32

    朝青龍の顔って 妙に イラッと するのよね

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