「山本KID徳郁 Instagram」より
18日に死去した格闘家、山本“KID”徳郁さん(享年41)の義弟にあたる米大リーグ、カブスのダルビッシュ有投手(32)が19日未明、自身の公式ブログにKIDさんへの長文の“惜別”メッセージを掲載した。
今年6月にKIDさんから「心から愛してるよ」とのメッセージを受けたことを明かし、ブログを「愛してます」の言葉で締めた。
義兄への鎮魂歌だ。KIDさんの妹でレスリング元世界女王、山本聖子(38)と2015年に結婚したダルビッシュ。今は亡きKIDさんへの思いを、あふれるままにつづった。
「4年ほどしか経ってませんが、家族として繋がられたことを本当に誇りに思います」
ダルビッシュがブログを更新したのは、18日昼にKIDさんの死去が公表されてから約12時間後の19日午前零時過ぎ。故人との出会いから、たっぷりと振り返った。
もともと顔見知りだったKIDさん。連絡が来たのは、聖子と交際中の14年10月頃だ。
「あの子真面目なんで。手出すの辞めてもらっていいかな?」。
最強ファイターからのこんな「ファーストコンタクト」に、「凄く大事な人という位置づけであり、真面目に考えてます」と返したところ、「一気に打ち解けた」。ユーモアも交えた回想に、“兄弟”の関係の深さがうかがえる。
関係者によると、約2年前にKIDさんに胃がんが発覚。日本のエースはそれ以降、「自分にできる支援は精一杯してきたつもり」と明かす。
がんが末期であることも判明していた6月の終わり、KIDさんからメッセージが来たという。
「普段あんま恥ずかしくて話せないけど。マジで大好きだよ。心から愛してるよ」
この言葉について、ダルビッシュは「凄く恥ずかしくて5分ぐらい動揺してしまいました笑」と“照れ隠し”のような感想を漏らしながら、「一生忘れません」。
そして「愛してます」の結びの最後には、悲しみを堪えるように笑顔の絵文字が添えられていた。
[via:サンケイスポーツ]
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201809180000582.html
「山本美憂オフィシャルブログ」より
ダルビッシュ有ブログ全文
愛してるよ
「お久しぶりです。聖子と仲良くしてもらってる事聞きました。あの子真面目なんで。手出すの辞めてもらっていいかな?ごめんね。俺の家族なんで。」
この前に簡単な挨拶はしたことありましたが、あの神の子KID、山本徳郁とのファーストコンタクトがこれである。
2014年10月ぐらいかな。
自分も引き下がってはあかんと、
「お疲れ様です!聖子さんとは仲良くさせて貰っています。自分としては今、凄く大事な人という位置づけであり、真面目に考えてます。」
と返したら一気に打ち解けて、すぐに仲良くなりました。
自分が中学生の頃は毎年のように大晦日で試合をしていましたし、KIDさんの試合があった次の野球の練習日にはその話題になり、興奮してK-1ごっこみたいなのを始める友達もいました。
昔から「凄い人、怖い人」ってイメージでした笑
でも会ってみたら、こんなに自分が凄いことわかってない人いるのか? こんなに物腰柔らかく温厚な人いるのか?と驚きました。
4年ほどしか経ってませんが、家族として繋がられたことを本当に誇りに思います。
たくさん勉強させていただきました。
癌が発見されてから自分にできる支援は精一杯してきたつもりです。
ですが最後によくわかったのは、奥様のゆいちゃんはじめ、お父さん、れいこさん、美憂さん、聖子、メルカさん、メルカサンの家族が近くでずっと支えてくださっていたこと、それがKIDさんを今まで支えていたんだなということ。
みんなに囲まれて、みんなに愛されて天国に先立ったKIDさんは本当に幸せだったんじゃないかなと思います。
6月の終わりにKIDさんとメッセージをやりとりした時にKIDさんに言われた言葉を一生忘れません。
「普段あんま恥ずかしくて話せないけど。マジで大好きだよ。心から愛してるよ。」
優しく、愛が深いけど、すごくシャイなKIDさんが心から言ってくれたことが本当に嬉しくて、でも凄く恥ずかしくて5分ぐらい動揺してしまいました笑
最後になり重ね重ねになりますが、ゆいちゃん、お父さん、れいこさん、美憂さん、聖子、メルカさん家族、皆様本当に最高のサポートだったと思います。
お疲れ様でした。
そしてKIDさん、本当にありがとうございました!
また会いましょう!
愛してます^_^
#ダルビッシュ有
[via:ダルビッシュ有オフィシャルブログ(2018-09-18)]
https://ameblo.jp/darvish-yu-blog/entry-12405950210.html
「山本KID徳郁 Instagram」より
ネットの反応
・ダルも古閑やカトパンとか色々と噂があったから妹も遊び半分で付き合ってると思ったんだろうな
・妹のこと、こんな風に心配する奴いるんだな
・お義兄さん殴るのやめて!って意味かと思った
・妹思いの良いお兄さんだったんだろうに。ダルビッシュにこんなこと言えるヤツおらんて。
・微妙に炎上しそうな軽さ
・海外での、クソ高い療養費出したのはダルなのかな?えらいな
>そうと言わんばかりの匂わせわろた
・アーッ…って書く内容かと思ったが読んでるうちにウルッときた
^_^ ← 27億泥棒のこれがイラッとする
・大変やね。コメントしてもしなくてもネガティブな反応があって。
・真面目? お兄さんあの子不倫なんですけど
・ダルがボコボコにされた話かとおもた
・エンセン井上についてはどう思ってたんやろ
>今は数珠職人w
・ダルが聖子を性玩具にしていたのをKIDが警告したって感じだな
・高校時代に練習参加しないでパチスロばっかやってた奴がいい人ぶるな
・わざわざ公表しなくていいのに
・義理の弟に向かって心から愛してるよとか言えるの凄いな
胃がんだった RIZIN榊原氏が告白
格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行実行委員長が19日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」に出演し、18日に41歳で亡くなったレスリングや総合格闘技で活躍したプロ格闘家の山本KID徳郁(本名・岡部徳郁=おかべ・のりふみ)さんの闘病生活を明かした。
榊原氏は、山本さんの父で1972年ミュンヘン五輪レスリング代表の郁栄(いくえい)氏(73)の許可を得た上でインタビューに応じ、「最初に胃がんが見つかったのは、2年以上前のタイミングだったと思います」と明かし「ボクが聞いている範囲だと抗がん剤治療も何度かしましたし、その間、治療してくるよっていうことは周りに言わずに東京都内とかで治療を受けると目立ってしまうので地方に行って治療をしていた」と振り返った。
病状は「年明けてからかなり病状が悪くなって、2月ぐらいだと思うんですけど、その後、最終的な治療の場所としてグアムに末期がんの人達の治療ですごくいい病院があるっていうことのようで、そこに治療の場を選んで。病院とグアムの中の自宅を行き来していて、その時の移動も車いすでの移動になったと聞いています」と明かした。
榊原氏はがんの公表をすすめたこともあるとし「ボクもそういう話をしたことがあるんですね。カミングアウトしたほうが楽なんじゃないかと。ただ、彼はひた隠しに隠し続ける。がんであることを公表したくないと、とにかく自分はもう1回現役に復帰するんだから、そのためにこのがんと克服してそれまではファンにも周りの本当に限られた人にしかこのことは伝えていないですね」と偲んでいた。
[via:スポーツ報知]
https://www.hochi.co.jp/fight/20180919-OHT1T50071.html
追悼の声続々②
魔裟斗「先ほど KIDの悲報を知りました。2004年大晦日に対戦して以来 格闘技界を一緒に盛り上げてきた大事な
仲間が逝ってしまった。公園で偶然会った時にはリングとは違う優しい顔でお子さんと遊んでいた姿が印象的でした。2015年に対戦した時には試合終了後に「また 10年後に!」と言っていたのにとても残念です。心よりご冥福をお祈りいたします」
那須川天心「KID選手。お会いした時に日本の格闘技盛り上げてよ、君なら行けるよと言ってくださいました。絶対盛り上げます。ありがとうございました。」
武尊「KIDさん日本の格闘技を盛り上げてくれて本当にありがとうございます。自分より大きい選手を倒していく姿に体の小さかった僕はたくさん勇気貰いました。これから引き継いでもっと盛り上げていきます。天国でゆっくり休んでください。ありがとうございました。」
小比類巻貴之「強く、優しく、カッコよく。どうして、こんなに早く逝ってしまうのか…身体のバネ、戦闘能力、破天荒な打撃スタイル。とても、脅威な選手でした」「今日は、山本KID徳郁の戦う姿をずっと思い出し黙祷したいと思います。KIDさん、本当にカッコよかった。天国でも、カッコよく舞ってください」
武蔵「お昼過ぎにKrazyBeeにトレーニングに向かってる時に知った。こんな訃報を聞くなんて。俺がKIDと出会ったのは、佐藤ルミナくんからの紹介で彼がまだ20代前半の頃だったと思います。まだ無名だったけど怖いくらいにギラギラしててオーラがあったな。 「ジムオープンするんで是非使ってください」と声をかけてくれてから、その言葉に甘えてずっとYSA(山本スポーツアカデミー)にトレーニングに行かせてもらっている。その感謝の意を伝えることもできないまま逝ってしまった。いつもの通りジムに行けば会えるし、いつか言いたいと思ってたけどこんなことになるなんて。 「明日ジムに行ったらおるんちゃうかな?」 まだそんな気分です。KID、ゆっくり休んでくれ。俺もそのうち会いに行くからさ。また会おう。」
RENA「KIDさんは私が格闘技を始めた当初からTVや誌面で大活躍されていたスーパースターでした。プロ格闘家としての在り方を私たち後輩に大きく示してくださったあの闘う姿やファイティングスピリッツを私はずっと忘れません。今はどうか拳を解いて安らかにお眠り下さい。心よりご冥福をお祈り申し上げます」
秋山成勲「KIDくん。あなたと一緒に戦った事。あなたと一緒に練習した事。あなたと一緒に仕事をした事。あなたと一緒に笑った事。一生忘れません。安らかにお休みください」
亀田興毅「神の子と呼ばれ、輝かしい名試合を繰り広げ、まさに神格化したこととは裏腹、世間に弱味を見せれずに苦悩の日々もあったと思う。これからは人の子として安らかに眠って欲しい。KIDイズムを継承した後進たちがこれからの格闘界を盛り上げてくれることだろう…。俺もそっちに行ったらまた腕相撲しましょうね!ご冥福をお祈り申し上げます。」
山本アーセン(美憂の息子)「ノリへ。本当に最後まで闘ったね。本当に誇らしいよ。辛かったのに、本当によく頑張ったね。俺は男して本当に本当に誇らしいです」「とりあえず、かーちゃんを勝たせてきます」
高田延彦「早過ぎるよ!若過ぎるよ!神の子山本キッド徳郁が旅立った。戦うことの素晴らしさ、面白さ、尊さを世に知らしめた大功労者が最期まで戦い抜いて旅立った。もう二度と戦う必要はない。静かに安らかに眠ってください。そして山本ファミリーの太陽だった君が、これからもずっと残された家族や兄妹を、そして格闘技界を照らし続けてください。みんなに愛されたあなたは唯一無二のスペシャルなファイターでした。冥福を祈ります。残念無念。」
谷川貞治「格闘家の死の中でも、アンディ・フグと山本KIDは関わりが大きかった分、私にとっては特別な感情が。二人とも伝説になった。心よりご冥福をお祈りします。」
「初めてKIDの試合を見たのは、全く他の選手をチェックするつもりで見た修斗の試合。まるで「獣」に見えた。ヒョウとか、オオカミみたいな。すぐにエンセン井上に連絡し、K-1に貸してほしいとオファー。それからKIDとの付き合いが始まった。」
「皆さんは知らない世代だと思うけど、僕の中では山本KID君は『オレは鉄平』みたいな性格した人だった。自由気ままに、ヒモを付けていないと飛んでいってしまうような。僕がプロデューサーになった頃は、ヘビー級の興行しか成り立たなかったけど、魔裟斗とKIDがいて、中量級の時代が作れた。」
「HERO’Sはもともと山本KID君がいたから、始めたようなもの。今、見ても思うのだが、あの頃のKID君は全身発光体に見えた。身体から本当に光が出ているような。ああいうオーラの出る選手はなかなか見たことがない。かっこよかったな。」
MALIA.(元妻)「な事に頭も心も整理がつきません」
高橋克典「KIDくん、訃報を知りました。本当に残念です。彼のようなFighterがいなくなるのはとても寂しい。。ご冥福をお祈りします」
JOY「KIDさん、本当にカッコイイ人だった。神の子の試合をいつも熱く見させてもらってました。こうした早すぎる死、人の死というのは自分の生き方も考えさせられます。明日の保証、数秒後の保証すらない『命』という物との向き合い方を。息抜きは必要だけど、適当に生きていい日なんてないな」
横山健「素敵な男でした。ご冥福をお祈りします」
元KRAZY BEE所属の堀口恭司からは今のところKID死去に関するコメントは出ていないが、KIDの闘い方と精神を受け継いだ堀口恭司と、KIDから格闘技界を託された那須川天心が9/30『RIZIN.13』で戦う。実質、KIDの追悼試合と言っても良いんじゃなかろうか。