11月7日にインスタから削除された投稿
ボクシングの元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー・ジュニア(41=米国)が7日(日本時間8日)、5日に発表された格闘技イベント「RIZIN14」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)でのキックボクサー那須川天心(20)との試合を行わない方針であると発表した。
写真投稿サイトのインスタグラムに長文を寄せ、
「対戦には絶対に合意していない」
「私、フロイド・メイウェザーは、那須川天心との公式対戦には1度も同意していないことをはっきりさせたい」
と主張した。オファーがあったのは、RIZINの選手を選んでの3分3回のエキシビションマッチで、「純粋にエンターテインメントで公式戦ではなく、世界への中継も無いと聞いていた」とした。
5日の会見では50勝(27KO)対32勝(24KO)の最強ボクサーと、キックボクシング界の「神童」と呼ばれる若き雄による全勝同士の異種格闘技対決として大注目された。
メイウェザーが海外進出第1弾として参戦を希望し、RIZINの榊原大会実行委員長が「天才がいると世界に知らしめたい」と、相手に那須川を指名したと経緯説明があった。
メイウェザーは異種格闘技戦の原点とも言えるアリ対猪木戦にも触れ、「映像は見た。いいショーだった。オレもいいショーを見せる」と、大みそかのパフォーマンスを約束していた。
[via:日刊スポーツ]
https://www.nikkansports.com/battle/news/201811080000133.html
メイウェザー「話が違う」
メイウェザーは「私は那須川天心との公式試合に一度も合意していません。実際、私は来日するまで彼のことを何も聞いていませんでした」と説明。
当初、耳にしていた契約内容にも触れ「私はRIZINが選んだ相手と3ラウンド9分間のエキシビションと聞いていました。
高額の料金を払うごく少人数の裕福な観客の前での試合と聞いていた。娯楽目的の特別試合で公式試合として行われたり、広くテレビ放送されることも意図されていなかった」と主張した。
公式試合と聞かされたのは会見の場だったといい「記者会見で、私も私のチームもこのイベントの新しい方向性によって脱線させられた」と不満をあらわにした。
メイウェザーはすでに米国に帰国したが「長くがっかりした東京への旅」と失望を隠せず。世界が期待したドリームマッチは消滅した。
[via:東スポWeb]
http://news.livedoor.com/article/detail/15563820/
メイウェザー インスタ投稿の翻訳
東京への長く失望的な旅を経て、アメリカに帰ってきた。ようやくファンとメディアに対して、最近告知された12月31日のイベントについて伝える時間ができた。
まず最初にはっきりさせたいのは、私、フロイド・メイウェザーは一度も名須川天心との試合に合意していない。
実際、このあいだ日本に旅するまで彼については聞いたこともなかった。
結論から言うと、私は “ライジン・ファイティング・フェデレーション”が選んだ相手と3ラウンド9分のエキシビジョンを行うよう頼まれた。
はじめ、私がONEフェデレーションのブレント・ジョンソンに知らされていたのは、この試合が高額の報酬を払う、限られた富裕層に向けて行うものだということだった。
このエキシビジョンは“特別試合”として、純粋にエンターテイメントのために行われるもので、公式な試合や世界中継がされる意図はなかった。
(RIZINの)会見に着くなり、私のチームと私自身はこのイベントの新たな方向に仕向けられ、すぐにそれを止めざるをえなかった。
私のファンには記者会見で発表された、誤解を招くような情報について。真摯に謝罪したい。そして、こうした決定が私の許可なく行われ、私自身も不意打ちを食らったと伝えたい。
わざわざこの会見のために世界中から集まってくれたファンや聴衆のためにも、(会見で)言われたようなことに対抗し、こうした混乱を引き起こすよう期待されていた。
それに関しては本当に申し訳ない。私は、世界中で姿を現し、契約について話をしたり、たまに小さなエキシビジョンをするだけで、未曾有の金を生み出す、引退したボクサーなんだ。
カネ持ち向けのエキシビジョンを行うはずが、会見に担ぎ出され、あれよあれよと言うまにおおごとになってしまった……。というのが、メイウェザーの主張だが、はたして真相はどうなのか?
[via:@floydmayweather-2018/11/07]
https://www.instagram.com/p/Bp49AUphcLu/
RIZIN側「今日中に何らかのコメント」
世紀の一戦発表からわずか3日。メイウェザーのまさかの主張に、RIZINも困惑を隠せない。
関係者はデイリースポーツの取材に「現在、事実関係を確認中」と対応に追われていることを明かし「今日中になんらかのコメントを発表する」と語った。
中止か続行かについては、明言していない。
[via:デイリースポーツ]
http://news.livedoor.com/article/detail/15564320/
欧米メディア「恥ずかしい展開」
英紙「ガーディアン」
「東京での記者会見で日本のキックボクシングスターのテンシン・ナスカワとの大晦日でのファイトが発表されてから3日も経たないうちに、フロイド・メイウェザーはこのファイトを中止した。イベントの性質と規模の大きさに関してプロモーターが『盲目的』だったと語った」
英紙「デイリー・メール」
「フロイド・メイウェザーは180度の転換に恥ずかしさを感じながら、テンシン・ナスカワと戦わないと発表。
既に引退しているアメリカボクシング界のレジェンドは、公式発表があった内容に盲目だったと語り、大晦日に行われる予定だった試合に関する誤った情報に対してファンに謝罪した」
米放送局「ESPN」
「メイウェザーは、彼は公式の試合ではなく、小さなエキシビションの試合に同意したと語る」
「もしメイウェザーのファンなら、大晦日の日本行きのチケットを予約しないでください」
[via:THE ANSWER]
http://news.livedoor.com/article/detail/15564337/
有吉弘行「メイウェザーやっぱりかぁ。トレーバーバービックみたいになって欲しかったのになぁ。。。」
青木真也「これも含めてメイウェザーのプロモーションではないかと思いたいです」「さすがにメイウェザーに対して契約書を交わさずに発表するとは思えないし、もしそうだとしたら、同じ業界人として恥ず…」
[via:日刊スポーツ]
https://www.asahi.com/and_M/interest/entertainment/Cfettp01811085778.html
RIZINにとっては安い広告料!?
メイウェザーなので今さら驚かないが、やはり格闘技マニアが予言していた通り「エキシビジョンマッチでお茶を濁す予定」だったのだろう。果たして試合が中止になった今、格闘技マニアはどう思っているのだろうか? 以下で語ってもらったぞ。
「まあ、こうなるわな。試合まで残り2カ月切ってルールが決まってないなんておかしいもんな。それにファイトマネーだってせいぜい10億単位だったらしいから、ガチでやるハズないよな。
普通にやれば300億稼ぐ男が未体験のルールでリスクは取らないよ。
かわいそうなのは天心だよね。本人は相当気合いが入っていたハズだしさ。でも世界が天心の名前を知るって意味では良かったのかもしれないね。
まあ、今回のことがなくてもいずれ天心の名前は世界が知ることになるだろうけど」
「あと、もしかしたらRIZINも被害者かもしれないけれど、結果的に一番得をしたのはRIZINだよな。
まだ歴史の浅いイベントだけど世界中の格闘技ファンがRIZINのことを認識したんじゃない? キャンセルしたとはいえ、メイウェザーを一瞬でもブッキングするなんてスゴイことだぜ?
だって、広告料にしたらいくらになるよ? しかもメイウェザーからの一方的なキャンセルだってことでRIZINには傷がつかないしな。まあ、今回の件で一番得したのはRIZINだってことだけは間違いないよ」
[via:ロケットニュース]
https://rocketnews24.com/2018/11/08/1137561/
ネットの反応
・那須川の映像見て逃げたな
・完全にビビっとるやん まぁ、41歳だしな
・これ負けを認めたようなもんだろ
・ガチでの試合をやるつもりが最初からなかったんだろうな。
・いつものメイウェザーで安心したわ
・はえーよ馬鹿 チケット売ってからだろ
>会見後全席完売したぞ
・ギリギリまで引っ張らなかったのは良心的
・契約してないのに宣伝してチケット売ったのかよ
・ふざけんな、もうチケット買っちまったよ。
・期待外れってやっぱ金がショボかったんだなw
・サインしたとか豪語してた変な主催者大恥
・エキシビションだと思ったらキックありのガチだったからやめたのか?
・手付金美味しく頂きました
・やっぱりやります までがブック
・天心なんかをメインに据えてる糞イベントってばれちゃったんだな
・これで高額ファイトマネー払わずに済むしRIZIN大勝利だな
・エキシビションだと思って旅行ついでに気軽にリングあがったら日本人しか知らない奴にやる気満々でボコられたら困るもんな
・そもそも、メイウェザーが日本で無名キックボクサーと試合する事自体が有り得ない話。
・日本のヤクザ興行師の売名に使われたなw
・あーこれヤクザに誰か消される奴や
・ルールも決めて契約書を締結してから発表すりゃいいのに なんでルールも決めないで公表したり会見したりしたんだよ
>昔から格闘技プロレス業界はそこらへんいい加減だったからなぁ 昔の感覚のまんま
・とんだ詐欺イベントだな、堀口はこんな天心バカイベントからさっさと逃げた方がいいよ
・宣伝になってって事より悪評のほうがおおきいだろう
・日本が胡散臭いんじゃなくてメイウェザーが胡散臭い 恥ずかしいやつと報道されてるのはメイウェザー
・前にK-1がタイソンvsサップで失敗したのに懲りてないな
・RIZINは猪木アリの時にやった交渉の真似をしようとしたんだろ ただアリと違ってメイはその手に乗らなかったってだけ
・結果的にメイウェザーは嘘つき呼ばわりされ、RIZINは金も払わず団体の宣伝だけ出来たね。
・メイウェザー側から話を持ちかけてきたわけだからねw
メイウェザーの矛盾点
メイウェザー「富裕層の少人数グループの前でやる小規模なエキシジョンマッチと聞いていた」
・自分のインスタグラムにRIZINのグローブをつけた画像を掲載して世界中にアピールしたのはなぜ?
・会見での数々の発言は少数の富裕層グループへ向けてのものだったの?
・会見後のインタビューで「皆さんにエンターテイメントを見せたい」と言ってたのは誰の向けてのもの?
メイウェザー「世界中に放送されることは無いと聞いていた」
・会見でメイウェザーのマネージャーが自らPPVで全米に放送したいと言っている
・メイウェザーも会見で「いままで世界が見たことのないものを見せたい」と言ってる
・そもそも世界中で放送して収益を出さなければ高額ファイトマネーを支払えないのは何よりもメイウェザー自身が一番よくわかっているはず
・何よりもRIZIN側がこんな提案をするはずがない
メイウェザー「エキシビジョンだと聞いていた」
・これはRIZIN側もメイウェザー自身も今後ルールをつめていくと話していたので今後の話し合い次第だった