浅尾美和にカッとなって解散発言
浅尾美和(24)、草野歩(25)=ともにエスワン=の“浅草ペア”が、シーズン後半戦を前に空中分解した。
女子敗者復活2回戦で、格下の中村裕子(31)、岩名智恵(28)組に0―2のストレート負け。
浅尾は自己最低の9位で予選落ちした。
試合後、草野からは今季限りでのペア解消を示唆する発言まで飛び出した。
浅草ペアが深刻な状況に陥った。
草野は「プロとしての技術を持ち合わせていないから、チームになるまでにいっていない」とした上で、ペア解散の可能性について「話し合いによっては」と示唆。
浅尾も「今シーズンは解散できない。残り4大会あるから? はい」と、否定しなかった。
12年ロンドン五輪出場を共通目標に今季からペアを結成した。
だが、ここまで国内5戦で5位が3度と低迷。
浮上をかけた今大会でついに9位に転落し、信頼関係にも亀裂が入った。
陣営では試合後に男性コーチを含めて関係修復の話し合いを約2時間行ったが、結論には至らず。
所属の曽根康浩社長は「草野もカーッとなって解散と発言してしまった。今すぐ解散はありえないが、ただ、傷は浅くない。根底からの話し合いが必要」と、現状を説明した。
今季は残り4大会。23日からはツアー第5戦が広島・呉で開幕する。雨降って地固まるか。