運営会社FEG(谷川貞治社長)の経営難により、興行活動が停止していたK-1。
昨年11月3日には、K-1創始者・石井和義氏が中国・北京で会見を開き、新生K-1・FIKA(フェデレーション・インターナショナル・K-1・アソシエーション=国際K-1連盟)の設立を発表した。
その新生K-1がついに始動する。3月17日、東京・後楽園ホールで「全国高校K-1選手権決勝大会~K-1甲子園~」(主催・全国高校K-1選手権実行委員会/主管・FIKA)の開催が決まったのだ。
「K-1甲子園2011」は昨年、FEG主管で地区代表決定戦が行われ、8・27東京・新宿FACEで東日本ラウンド、9・10大阪府立体育会館第2競技場で西日本ラウンドが実施された。
しかし、FEGによる活動停止により、11月3日に予定されていた決勝大会は中止となった。
3・17後楽園は、その仕切り直しというべき大会で、地区代表決定戦で優秀な成績を収めた選手たちが日本一を争う。優勝者には100万円、準優勝者には50万円、3位(2名)には30万円の賞金も懸けられる。
ここまでたどり着くのは長い道のりだった。昨年7月には、FEGや石井氏が保有していた「K-1」「K-1 WORLD GP」「Dynamite!!」などの商標権が、貸しビル事業などを営む株式会社バルビゾン(東京都港区/伊藤良三社長)に移管されてしまった。
バルビゾン社といえば、あの市川海老蔵暴行事件が起きた西麻布のビルも手掛けており、海老蔵もK-1の先行きを気にかけていたかもしれない。新生K-1が今後、興行活動をしていく上で、どうしても障害になっていたのが商標権の問題。バルビゾン社から商標権を取り戻す必要があったわけだ。
そこで、FIKAを運営するために、昨年8月に香港で設立されたK-1・グローバル・ホールディング・リミテッド(金健一社長)は、1月31日、金融業や不動産業を営む株式会社EMCOM(エンコム)ホールディングス(東京都千代田区/上野良治社長) の100%子会社である株式会社EMCOMエンタテイメント(東京都千代田区/金学敏社長)の子会社となることが決まった。
それに伴い、バルビゾン社が保有するK-1の国内商標権及びアーカイブ取得のための資金として、EMCOMホールディングス社からEMCOMエンタテイメント社を通して、 K-1・グローバル社に対し、5億4875万円の貸付を行うこととなった。
K-1・グローバル社は実態なき会社であったが、EMCOMグループの協力を得て、ようやくFIKAが組織としての体をなした。もともと、「K-1 MAX」や「K-1甲子園」の商標権は移管されていなかったが、やはり、「K-1」の名の下で興行を行っていく以上は、商標権の奪還は必須項目だった。
ようやく体制が整ってきたFIKA。「2012 K-1 WORLD GP」の国別代表トーナメントは4月までに開催予定としている。果たして、商標権が絡むこちらは約束通り実施することができるのだろうか。
[リアルライブ]
http://npn.co.jp/article/detail/56830000/
シュルトの試合はクソ面白くなかったなぁ
ヌルヌル事件が致命的
ベルナルド追悼大会を開催してくれ
K-1ふっかつ
軽量級はカッコイイ人が多いから新しいヒーローが誕生してくれることを願う☆