騒動の発端は選手のボイコット
全日本テコンドー協会が9月に開催を予定していた強化合宿に大半の選手が不参加を表明した問題。
今年の世界選手権日本代表の江畑秀範選手(27)が「週刊文春」の取材に応じ、金原昇会長(65)の協会私物化について語った。
江畑選手が語る。
「5月にイギリスで世界選手権が行われた際、最終日に選手がホテルの一室に集まって話し合い、ボイコットを決めました。
この遠征では選手8人に対し、強化スタッフが11人もついてきましたが、JOCからの補助金もスタッフの旅費などに充てられている。一方、選手は世界選手権への参加に自腹で毎回20万円近い負担があります。
合宿も『韓国でする』と出発の数日前に突然言われ、参加費を払えないと『代表になれないぞ』と言われます。一方でJOCからの補助金がどう使われているのかは選手には一切知らされない。協会は本当に選手のことを考えているのでしょうか」
テコンドー協会を巡っては、選手たちが6月、合宿や指導体制についての疑問をまとめた「要望書」を協会に提出。同月の総会で小池隆仁強化委員長の理事再任が「強化体制の不備」を理由に否決された。
だが、8月末の理事会で小池氏は再び委員長に。小池氏の再任を主導したのが、金原会長とされ、選手たちから反発が強まっていった。
金原氏は小誌の取材に、「『私物化』などというようなことは全くありません」と回答した。
「週刊文春」では、協会の指導力不足問題や金原会長の過去の補助金不正受給など、揺れるテコンドー協会について詳報する。
[via:文春オンライン]
https://bunshun.jp/articles/-/14273
クーデター失敗
強化方針などを巡って選手との内紛が起きている全日本テコンドー協会が8日、都内で理事会を開催した。当初の予定を大幅に超え、約6時間のロングラン。
協会の抜本的改革を訴えていた2000年シドニー五輪銅メダルの岡本依子副会長、高橋美穂アスリート委員長から金原昇会長(65)ら理事の総辞職が提案されたが、他の理事の反対で“クーデター”は失敗に終わった。
選手サイドは失望
強化委員会のメンバーが一新されるなど改革への動きもみられたが、選手からは落胆の声が上がった。
理事会の結果を受けた選手サイドからは“想定内”の結果に失望の声が上がった。ある男子の有力選手は“トカゲのしっぽ切り”にも見えるコーチ陣の刷新について「無責任ですね」と切り捨てた。
期待したのは金原会長らトップの人心一新。「こうなるとは予想していたが、この体制を続けてきた会長が責任を取らずに、下の人間だけを辞めさせるのはどうなのか。会見でもあそこまで自分たちを正当化するとは」と疑問を呈した。
岡本、高橋の両氏に同調する理事がいなかったことにも「5人くらいは味方をしてくれると思ったんですが。ショックです。期待外れですね」と話した。
他の選手も「あり得ない」と憤っていたという。今後は両氏とも相談して方針を決めていく予定。金原会長へのメッセージを聞くと「人として、なぜまだその座を守ろうとするんですか?」と辛らつだった。
[via:スポーツ報知]
https://hochi.news/articles/20191009-OHT1T50043.html
理事会に向かう高橋理事㊧と岡本副会長㊨
総辞職を提案も
岡本副会長が「新団体作るようなつもりで、もう一緒に辞めませんか」と発言すると、男性理事が「総辞職なの? それとも岡本さん1人が辞めるの」とはぐらかし、「会長も一緒に辞めてほしいです」と迫ると、男性理事たちが一斉に反撃する。
「全員辞めなきゃいけないこと? そんな問題なのか」「実態として、選手が何人かわーわー言ってますけど、全員が辞めるのか、それってありえないんじゃないですかね」「選手のためというのは僕もわかる」
理事会が始まって6時間、高橋理事は「気分が悪いので」と退室し、過呼吸の症状で倒れて救急車で運ばれた。病院に付き添った岡本理事は、「総辞職を提案したことで、他の理事から責められる状態が続き、倒れたのではないか」と話した。
[via:J-CASTニュース]
https://www.j-cast.com/tv/2019/10/09369617.html
高橋理事が倒れる
4時間の予定が議論が紛糾して、6時間半に延長された。アスリート委員長の高橋美穂理事が6時間を経過した時点で気分が悪くなり倒れた。救急車で搬送されるなど波乱の展開となった。
理事会では、金原昇会長が小池強化委員長ら代表コーチ3人を「選手の信頼を失った」として解任。強化委員会の上に「強化管理部」を新設し、その中に選手ファーストを訴えた岡本依子副会長と高橋理事を入れる改革案を示した。
ただしその際に「協会にダメージが与えるような事実と違う発言をしないように。そういう人と(改革は)できません」と求めたという。
“かん口令”ともとれる金原会長の要望に高橋理事が「こういう理事会ではやれない」と岡本副会長とともに理事辞任を申し入れたという。
さらに他の理事に「私たちと一緒に辞めましょう」と呼びかけたが、2人以外で出席した理事12人の中で「全員が辞めるなら私も辞める」と発言した理事が1人いただけだったという。
金原会長は2人に辞任を思いとどまるよう説得する考えだが、高橋理事に付き添い救急車に乗った岡本副会長は「(2人は)辞めました」と話した。現体制を継続する協会側と改革を訴えた2人の理事は決裂した。
[via:スポーツ報知]
https://www.nikkansports.com/sports/news/201910080001105.html
金原会長 ヒットマンに撃たれた過去
会見の中で金原昇会長は一部週刊誌などで報じられた反社会的勢力との関わりを改めて否定。
拳銃で撃たれたということは「事実」とし、「撃たれました。お腹と腕です。時期は30年前。腕は血管、骨、筋肉すべてあたってない。お腹は当時そんなに出ていなかったので、ちょっとかすった程度です」と、得意げに語った。
報道陣に配った資料では当時、松本市の飲食店組合が設立した暴力団を追放する組合の組合長だった人物からの申述書を添付。
その中では運動の中で暴力団と抗争状態となったこと、副会長だった金原氏が目を付けられ、銃撃を受けたことなどが綴られている。
「状況からして、松本市のいずれかの暴力団から雇われたいわゆるヒットマンであったということは間違いない」と、金原氏に殺し屋を差し向けられていたことが明かされた。
[via:デイリースポーツ]
https://www.daily.co.jp/general/2019/10/08/0012773049.shtml
助成金不正受給で公益法人を返上の過去
今年9月の強化合宿ボイコット騒動に端を発した内紛だが、テコンドーのお家騒動は今回が初めてではない。
2004年、内紛によって「全日本テコンドー協会」と「日本テコンドー連合」に分裂。岡本依子(現全日本協会副会長)はアテネ五輪に個人資格での参加を強いられた。
12年に税制優遇を受けられる公益社団法人に移行したものの、1年後には国庫補助金から支給されたコーチ報酬の還流が発覚。
さらにその1年後には補助金の一部が金原昇会長に渡る不正会計が分かり、内閣府から勧告を受けた。同一団体が2度勧告を受けるのは初のことだった。
街宣車の嫌がらせ
かつてJOC職員としてテコンドー協会の理事を務めていたスポーツコンサルタントの春日良一氏は、こう振り返る。
「もう8年ほど前の話になりますが、約2年間、JOC職員として協会に在籍していました。ところが、資金難のせいなのか、2年間で理事会は一度も開かれなかった。地方の理事を東京へ呼ぶにも、移動費は各自の負担。
それでは誰も来ないというのが理由でした。当時から金原会長や協会内への監視体制、チェック体制というものが機能していない団体でもあります」
ある協会関係者は、こんな仰天の事実を明かす。
「反社会勢力との関係を疑われていますが、協会の構造は暴力団さながら。以前、問題だらけの運営状況を改善しようと、改革の声を上げた理事がいた。
すると、直後から(かつて協会のあった)岸記念体育会館の周りに街宣車が現れ、その理事の実名とともに『○○を辞めさせろ!』と大音量でがなり立てられるという事件もあった。
誰の差し金かは判然としませんが、反体制派とされたその理事は度重なる嫌がらせを受け、協会から去ることになりました」
[via:日刊ゲンダイDIGITAL]
https://news.livedoor.com/article/detail/17205326/
金原昇会長の経歴
1990年 長野県テコンドー協会 理事長
2005年 全日本テコンドー協会 常務理事
2008年 全日本テコンドー協会 会長
2016年 全日本テコンドー協会 成績不振による会長退任
2017年 全日本テコンドー協会 会長に再任
闇金の帝王だった!?
金原昇(金昇)とインターネットで調べてみれば分かりますよ、金貸しで(株)日本債権回収なんとかと、最もらしい名前の会長をやっているとかです、後は皆さんが見てみれば分かります。金原氏がいつの間にか長野県の代表になって出て来たのです。
テコンドー未経験で会長に
全日本テコンドー協会会長金原氏は長野県の只のスポンサーであった、長野県は丸山会長(長野県テコンドー協会会長)が長野県でテコンドーの大会を開く時に、予算が無い為に、お金を寄付して頂いていた、その1人が金原氏だったのです。
協会への融資で実権!?
丸山会長に連絡して話を聞くと「どうしてもやらしてくれ」と言うのでやって貰っていると。丸山会長に良く話を聞くと、金原氏からお金を融資してもらっているとの事でした、だから丸山会長を無視して、やりたい放題やっているのです。
[via:渡邊幸雄 公式ホームページ]
http://watanabeyukio.com/keihatu/keihatu18.html
男・金原会長「血と骨」人生
偉人には少なからず伝説がついて回る。そして現在、テコンドー界の立志伝中の人物にはこんな伝説が流布されている。
「ヤクザに拳銃で背後から2発撃たれたものの、自分で車を運転して病院に行き、何事もなかったかのように社会生活に復帰した」
往時の東映ヤクザ映画を髣髴(ほうふつ)とさせる逸話である。とてもカタギの人間の伝説とは思えないが――。《中略》
テコンドー界のドン
2008年から会長の座にある彼は、「『独裁的』と言われても突貫工事で(協会のJOC正加盟を)進めた」(08年3月26日付毎日新聞)と自ら認めているように、文字通り独裁的な「テコンドー界のドン」として君臨してきた。
「12年に、JOCを通じて協会のコーチに支払われる報酬に関して不正が明らかになりました。この報酬の3分の2は国庫補助金で賄われるものですが、金原氏は報酬を受け取ったコーチからその過半を『上納』させていたんです」
と、「金原体制」に異を唱え、協会から独立した全日本テコンドー連盟の武田正博理事長が振り返る。
「我々は金原氏が私腹を肥やしていたのではないかとの疑念を持っていました。彼は韓国からコーチを招集するためなどに使ったと否定しましたが、納得できなかった。
結局、金原氏は内閣府の調査をかわすためなのか、(より公共性の強い)公益社団法人認定を返上し、協会を一般社団法人にすると総会で決めてしまったんです。結局、疑惑はウヤムヤのまま終わりました」
金原体制下で協会から除名された、樋口悦夫氏(熊本県テコンドー協会会長)が後を受ける。
「金原氏が力をつけて以降、テコンドーの全日本ジュニア選手権が彼の地元の長野県松本市で開かれることになった。
その上、大会の公式パンフレットとは別に、地元企業からの広告を集めた『別冊』も勝手に作って金を集めていたことが問題になり、金原氏は始末書を書かされたこともあります。
また、彼の息子はテコンドーの選手なんですが、息子の試合の時に審判のすぐ後ろに立って『威圧』したりしていました」
高利貸しや水商売で財を成す
まさに「独裁的」を地で行っていた様子の金原氏。如何にして彼のような人物が生み出されることになったのだろうか。
「在日一家の昇さんは、お父さんが土木作業員をやっていて、お母さんは彼が小学生の頃に亡くなっている。貧しい家庭で育ちました」
と振り返るのは、金原氏が生まれ育った松本市に住む親族のひとりだ。
「高校時代は番長をやっていて、上京して喫茶店のボーイなどをやった。そこで、いろいろな人たちと知り合い、金融業のノウハウを覚えたんです」
その後、松本市に戻った金原氏は金融業の他に、フィリピンパブや韓国クラブなどの水商売を手広く行う、地元では有名な「マキシムグループ」の代表の座に収まる。
「金融業と言いますが、まあね、ズバリ高利貸しですよ」(同)
ふたつの伝説の真偽
金貸しをしながら、韓国クラブやフィリピンパブを展開……。「その筋」と無縁でいるのは難しかったに違いない。実際、松本市のあるスナックのママは、
「金原さんは昔、ヤクザさんと一緒に飲みに来ていましたよ」
と証言し、先の親族も、
「そりゃ、高利貸しやってたんだから、ヤクザと接点がなかったはずはないでしょう」
こう認める。そこで生まれたのが、冒頭の「拳銃伝説」である。松本市やテコンドー界で広く知られたこの伝説には、さまざまな尾ひれがついていて、
「実は撃たれたのは4発」
「どこの組に撃たれたのか、決して口を割らなかった」
「撃たれたことを、恥ずかしがるのではなく自慢げに話していた」
などと、人によって語るディテールは異なるものの、いずれも金原氏が「その筋」の人から拳銃で撃たれたという点では一致している。弥(いや)が上にも、その真偽が気になるところだが、
「昇さんが撃たれたのは事実ですよ」
と、先の親族が衝撃の告白をする。
「30年くらい前かな。現場はフィリピンパブの前でした。当時、ヤクザにみかじめ料を払うのはやめようという動きがあって、昇さんもそれに同意した。
一方で、高利貸しとしてヤクザと接点がないわけないから、ヤクザからすれば、『何なんだこの野郎』ってことになって狙われたわけです。弾は腕を貫通して命に別状はなかったと聞いています」
「拳銃伝説」は、伝説ではなく真実だったのである。ちなみに掲載の写真を改めてご参照いただきたいが、そのパンチの効いた髪型ゆえに金原氏には「カツラ伝説」も囁かれてきた。
しかし、「髪の毛の量が多いので、パンチパーマでおさえているだけ」(金原氏夫人)だそうで、こちらは伝説に過ぎなかったようだ。
何はともあれ、「一般人」が銃で狙われるということはそうあるものではない。金原氏が「一般的」ではない世界で生きてきたことは間違いなさそうだ。事実、彼は「裁判沙汰」も起こしている。例えば、
「金原さんは法外な利息でお金を貸していて、実際に彼から借りた、そう主張する男性が、取り立ての際に〈潰しに行くよ〉〈自分は、理論的に追い詰めて行く。絶対耐えられない。精神的におかしくなる〉などと、金原さんに〈威迫〉されたとして民事裁判に訴えたことがある。
金原さんはこの主張を否定していましたが、これ以外にも彼に関する金絡みの裁判が起きています」(金原氏を知る人物)
やはり金原氏は、その風貌から受ける印象に違わない「強烈」な人生を過ごしてきたようなのである。
先の親族は、その人生をこう総括する。
「昇さんは、中学時代は野球で、高校時代は柔道。松本に帰ってきて、空手の団体には入ったけど、テコンドーなんてやったことがないはず。カネの力と口八丁で、テコンドーの世界で会長の座を掴んだんだと思いますよ」
これでは、「選手ファースト」ではないと男子80キロ級で全日本選手権を8連覇した江畑秀範選手らが反旗を翻すのも当然か。
果たして金原氏は、選手の信頼を回復できるのか。「全選手」ボイコットに至ってしまっては、相当な「荒業」でも持ち出さなければそれは難しいようにも思えるが……。
兎(と)にも角(かく)にも、信頼回復に向けたすったもんだの過程で、新たに物騒な「伝説」が生まれないことを祈るばかりである。
[via:デイリー新潮]
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/10021445/
ネットの反応
・テコンドーの金原会長、アナゴさんにしか見えない
・会長の既視感、アナゴさんかぁ、、、って思ったらおかざえもんだ!!
・髪型が衝撃的すぎて話が入ってこない…スポンジの裏かと思った
>ウレタン?
・ナニワ金融道に登場しそうな風貌だな。
・自分語りワロタ山根会長的なやつか
・一般人が何やったら2発も撃たれるんだよ
・暴力団同士の抗争にしか見えんw
・Vシネに出て欲しいわ。主演竹内力、漢山根とコイツとかで。
・なにこのチョン臭い怪しげなジジイw
・揉めてるスポーツの団体には、税金出すのやめるべき
・テコンドーはオリンピックなどに代表を送らなくてもいいと思う
・分かりやすい敗北じゃないか
・みんな会長のコバンザメなん?
・利権絡みの泥沼じゃねーか
・話し聞いてるとものすごくマトモな普通のおじさんだな。この人の何が悪いのかわからない。
>Σ(゚Д゚;エーッ!
・記者無能すぎるジジイの独壇場じゃねーかw
・金原会長は相当手強い。言葉使いも、挙げ足を取られないように、細心の注意を払っている。
・これ自浄能力ゼロでもう収拾がつかない
・トップが辞任しないから組織が腐る 総理からしてそうだからな
・関電やらずにこればっかりやるようになったテレビはわかりやすいな
・女性役員のお二人以外に同調する理事がいないという点も、この問題の根深さを表してる。
・「選手がワーワー言っている」なんていう言動も出るような理事会では、選手のことは蚊帳の外。
・残念だけど、副会長が弱過ぎる。なったばかりで分からないから・・・と流されて疑問を解消しようとしなかったし、話し方も『えーと』『あのー』が多く、話も要点が纏まらず、誰かまとめ役がいないとスムーズに進まない。
・早く辞めろ。オリンピックはこれじゃあ、見込みなし。
・JOC・スポ庁はなにやっているのさ。
・現役選手のためにならないような組織は潰していくべきだと思う。
・新団体を立ち上げた方が良いかもしれない。そうすれば、ほとんどの選手はそちらに流れていくと思う。
・反会長派がショボすぎるわ 一人は過呼吸で緊急搬送 一人はまともに喋れないで泣くだけ これでクーデター企てた気が知れん
・クーデターは100%成功するって確証(確信ではない)を持ってやるものだ
・テレビに出演した副会長と理事いわゆる選手側サイドを見て率直に思ったのは、発言力がないし、説明や回答も下手すぎる。これじゃ、選手側が伝えたいことが全く伝わらないよ。
・競技だけをやっていたいという選手も中にはいると思うが、このような組織や競技は誰も応援できないよ。