スポーツ界が賑やかだ。
今年はオリンピックイヤーということもあり、日本代表選手の選考会、選考レースも終盤に入ってきた。
マラソン界では、陸連のいわゆるエリート選手と言われる競技者ではないふたりに注目が集まった。埼玉県職員の市民ランナー川内優輝選手と、企業に属しない”プータローランナー”と言われる藤原新選手。東京マラソンで一騎打ちかと思われたが、藤原選手の圧勝。
藤原選手だけでなく、今回は14位と奮わなかった川内選手にも、マラソンが好きというわけではない女性ファンが大勢応援している。その様はまさに、アイドル扱い。
女子マラソンは古くは有森裕子選手、そしてマラソン界最大のアイドルだったQちゃんこと高橋尚子選手が一線で活躍していた頃から常に注目を浴びてきたが、男子マラソンにこれほど若い女性からの注目が集まるのは、かつてないのではないか。
サッカー界でも、長友佑都、香川真司、内田篤人の各選手たちがサッカーには無関心だった女性たちから熱い視線を浴びて久しい。
内田選手はアイドル雑誌のインタビューを受けるほどで、サッカー選手がサッカー専門誌やスポーツ紙を飾るのはよくある話だが、アイドル雑誌に登場するのは異例。
W杯の消化試合と言われたウズベキスタン戦でも、またひとり、アイドルが誕生した。初めて日本代表に宮市亮が招集され、サッカーファン以外からの注目が俄然高まったのだ。
それぞれ専門のスポーツについて詳しくないファンからすると、世界の一線で活躍する彼らとジャニーズやお笑いタレントたちは同じ位置づけで、追っかけ隊も存在する。
サッカーファンの目には、それならせめて少しはサッカーのルールくらい覚えてほしいというのが本音のようだが、日本代表のユニホームに身を包んだ彼女たちは、試合の流れなどお構いなしにスタジアムで黄色い声援を送る。
ファンの生態をよく見ていると、軟派と硬派に別れる。
“私の王子様”的に見た目だけを追いかけ、ひたすら騒ぐファンと、成長を見守りながら、自分たちが支えて大きく飛躍させようとするファンと。
スポーツ選手たちはファンの支えで大きくなるわけではなく、努力の積み重ねの上に成り立つ実力勝負。作り物ではない、太陽にさらしている素の美しさを持っている特別な人たちである。
かえってミーハーファンはそこに私の王子様を見いだす。その競技が好きという場合はまた別だが、背が高い、イケメン、実力がある、この3拍子が揃うと、アイドル視されてしまうのだ。
スポーツ選手はそれぞれのフィールドが舞台。ミーハーファンがいようがいまいが、気に留める様子はない。ただ、競技を愛するサポーターは大事にしている。
ミーハーファンによる経済効果は多大ではあるが、選手や本来のサポーターたちにどんな影響を与えているのだろうか。案外、選手たちにはミーハーファンは視覚にすら入っていないのかもしれない。
[zakzak]
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20120309/enn1203090847001-n1.htm
>日本代表のユニホームに身を包んだ彼女たちは、試合の流れなどお構いなしにスタジアムで黄色い声援を送る。
わかるわ!
女ってだけでミーハーファンと一緒にされるのが嫌!
サッカーだけじゃないよね〜
かつての、F1ブームもそうだった…
今のなでしこブームも過ぎたら悲惨な状態になるさぁ〜
格闘技も少し前までかなり人気あったのにな。
いつまでも引退しないでズルズルやってる選手を見てるとイライラするのは俺だけか?
「調子乗り世代ファン」「海外組ファン」と言っている奴はたいてい顔ファン。(あくまでもたいてい。)