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夏の甲子園中止 芸能人も球児にエール【まとめ】「3年生だけで」代替可能?松坂大輔も「ネットで」提案

代替大会は「お任せします」

日本高野連と朝日新聞社は20日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で8月10日に開幕予定だった第102回全国高校野球選手権大会と、代表49校を決める地方大会の中止を発表した。

オンラインで開かれた第2回運営委員会、第4回理事会で決定した。夏の甲子園中止は、戦局が深刻化した1941年に次いで79年ぶり3度目で、戦後は初。春夏連続での中止は史上初となった。

各都道府県高野連は代替大会を模索しているが、大会副会長の日本高等学校野球連盟・八田英二会長は「(各都道府県の)自主的な判断にお任せします。それが私たちの基本的な姿勢」と説明した。

代替大会が開催された場合には「選手権大会」とはならない方向性も示した。

[via:スポーツ報知]
https://news.yahoo.co.jp/articles/667b3183f5467e90874b794033ed36b10a5cd539

代替大会にも高いハードル

甲子園が中止に至った理由の一つは「地方大会での感染リスクを完全になくすことができない」ことだった。

独自の代替大会を開催するにしても、同じ課題が突きつけられる。選手権運営委員会、理事会後に全国の理事長が参加したオンライン会議では、日本高野連が「早急にスピード感を持ってガイドラインを作る」と回答。

独自大会開催の指針を配布し、財政も支援する方針を示した。とはいえ、安全担保のために無観客開催など制限が多い指針になる可能性は高い。

さらに、各自治体の教育委員会や出場校の校長の承認も必要不可欠な要素。授業の再開と部活動の再開が大前提となるが、県によってその定義は異なる。

「通常授業再開してから約1カ月後に部活動再開が望ましい」とされた県の高野連関係者は「指針にのっとれば当初予定での開催は無理。何とか開催したいが、断念も考えなければいけないかもしれない」と頭を抱えた。

ある県の高野連幹部は「選手の心情も考えなければいけないが、安全の担保が最優先」と話す。このまま3年生がプレーできず引退となればあまりに悲しいことだが、各地方高野連には冷静な判断が求められている。

[via:スポニチ]
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/05/21/kiji/20200521s00001002072000c.html

松坂大輔
ネット甲子園を提案

開催中止を受けて、西武・松坂大輔投手(39)が球団を通じてコメントを発表した。

98年横浜で春夏連覇達成した。その舞台をウイルスに奪われた高校球児のため「従来の形の地方大会でなくとも、仲間と積み上げた日々を証明する舞台を用意してもらいたい」と提案。

さらに「インターネット上のグラウンド」で動画配信という画期的アイデアを展開した。

アルプススタンドに囲まれた黒土でプレーできないなら、別の舞台を用意してあげたい。それは代替開催とは限らない。

「今、ラグビー界では高校3年生の選手支援へ、プレー動画をSNSで拡散する「♯ラグビーを止めるな2020」のプロジェクトが話題を呼んでいると聞きます。

選手個々や、学校が独自で発信することがルール上難しいのであれば、例えば各都道府県の高野連が許可した上で各学校から送られた動画をのせる。

投手ならブルペン投球、野手なら打撃練習、紅白戦の様子でもいいと思います。球場を使えず、移動のリスクがあるならば、学校のグラウンドでの取り組みを「インターネット上のグラウンド」で紹介することはできないでしょうか」。

球児の気持ちになって新たな道を率先して模索し提言した。

身動きが取れないプロ野球スカウトに限らず、大学、社会人野球関係者の目に留まる可能性はある。

「これは1つのアイデアであり、本当にちっぽけなことです」。それでも声を大にしたのは、甲子園を誰よりも知るからこそ。

「もし、自分がその立場に身を置いた事を考えると選手の皆さんに掛ける言葉は正直、見当たりません。甲子園というものは、それだけ大きな存在です。ただ、選手の心に寄り添い、アイデアを出し、実行することは大人に出来ます」。重く、革新的な言葉を発信した。

[via:日刊スポーツ]
https://www.nikkansports.com/baseball/news/202005200000715.html

天理・中村監督
「3年生だけの大会に」

元近鉄、阪神で2014年から母校を指導する天理(奈良)の中村良二監督(51)は20日、今後想定される各都道府県独自の大会に向けて、独自のアイデアを披露した。

「もし、開催されるのなら、3年生だけの大会にしてほしい。3年生全員が出場機会を与えられるような大会にしてくれたら、もうひと踏ん張りしようかという気持ちになれると思う」

現状のルールではベンチ入りできるのは20人まで。天理の3年生は25人であるため、指揮官としての親心をみせた。

「うちよりも多くの3年生がいる学校もあります。そういう学校は2チーム出場してもよいのでは…。選手には、野球を好きで(高校生活を)終えてほしい」と願った。

[via:サンスポ]
https://www.sanspo.com/baseball/news/20200521/hig20052105010010-n1.html

ソフバン和田毅
「甲子園で過ごさせて」

ソフトバンク和田毅投手(39)が21日、夏の甲子園が中止となったことで、あくまで個人的な意見としながら球児への「救済策」を提案した。

「地方大会が全国でやれるのであれば、そこで優勝したチームには1時間でも30分でもいいので、甲子園で過ごさせてあげたい。

試合はできないまでも、土を持って帰るでもいいし、優勝した思い出を作れればと。球場使用の問題、移動の問題などはあると思うので難しいかもしれませんが、自分の頭で妄想はあります。」

自身も浜田高エースで夏甲子園を経験。いまでも島根県の実家には土とユニホームは保管している。

「球児にとって甲子園は特別な場所だし、地方大会をぜひしてもらって、最後の大会をやらせてあげたい」。目的を失いそうになっている全国の球児への熱い思いを続けた。

さらにプロ野球選手会が球児への支援として寄付を検討していることに触れ「ボクとしても協力したいし、これを機にプロとアマの関係も雪解けとなればいい。今の高校3年生が自分たちの代がきっかけとなったんだと思えるようになればいい」と前向きにとらえる提案も口にした。

[via:日刊スポーツ]
https://www.nikkansports.com/baseball/news/202005210000208.html

杉村太蔵「12月開催に」

元衆院議員でタレントの杉村太蔵(40)が、20日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」で、夏の甲子園が、中止になったことについて、持論を語った。

杉村は「先月、インターハイも中止になって。甲子園だけやるってことには出来なかったんでしょうね」と分析。

「夏の暑い時期にやるのではなくて、インターハイと合わせて12月開催に出来ないか?」と持論を展開した。「サッカーの大会も冬にやっているし、剣道もそう。種目によっては救済策もあるところもあるので、なんとか開催できたら」と提言した。

[via:スポニチ]
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/05/20/kiji/20200520s00041000292000c.html

【関連リンク】
高校野球47都道府県/独自大会開催関連一覧|日刊スポーツ

ネットの反応

・「この経験を次にいかせとか」「次のステージへ」とかほとんどの人は他人事なんだよ。今年で最後の3年生の球児は高校を卒業したら野球をやめてしまう人も多く次のステージなんてないんだよ。

・子供達は燃え尽きたいだけ、苦しい思いを一緒にして来た仲間達と1日でも長く野球をしたいだけだと思う。チームの強弱に関わらず、高校で夢を追いかける野球を辞める子供が大勢いる。区切りを付けさせてあげて欲しい。

・これでプロ野球が開幕したら高校生は納得いかないと思う。

・3年生の思い出作りのために代替開催するのはいいが、そこで球児や関係者の中から感染者が出てしまった場合は責任問題が発生してしまうから難しいね。思い出作りも大事だが、それもこれも全て命あればこそだからね。

・3年生のために独自の代替大会開催を実施することには賛成ですが、来春のセンバツにまで影響を及ぼしてしまうことは避けてほしいです。

・例えば無観客の県大会を経て、緊急事態宣言の終わった隣県同士で対戦。できる対戦を無観客で重ねる。なら、甲子園で数試合、秋くらいにできるだろう。全てを酷暑の甲子園で開催することで様々な無理が生じる。サッカーも、国立で試合できるチームは数チーム。

・何故高校野球だけが、こうした議論になるのか?インターハイが中止になり引退する3年生の事は蔑ろにして球児だけ特別なんでしょうか?

・感染リスクなどがあるのも大きいが、それよりも大きいのが学業への影響。5月末まで休校にする地域が多い中で代替開催が学業への影響を与えるのは必至。いくら強豪校であっても学生の本分は学業、各都道府県の高野連は学業と野球どちらを選ぶのか。

・代替開催どころか、選抜の選考基準となる秋季大会、地区大会の開催だって、予断を許さないんじゃないかな

芸能人の反応/コメント

上地雄輔
「信じて前に進んで」

タレントで俳優の上地雄輔(41)が20日、所属事務所を通じてコメントを寄せた。

上地は横浜高時代、西武松坂大輔投手(40)とバッテリーを組むなど捕手として活躍。県4強も自身の甲子園出場は果たせなかった。

「中止ということを受けて、悔しさと納得しなければいけないという気持ちでまだ整理がついてない生徒のみなさんがたくさんいると思いますが、いつかこの事が次のステージかまたは違うフィールドでいかせるんだと信じて前に進んで欲しいです」

[via:日刊スポーツ]
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202005200000421.html

高校野球大好き芸人
かみじょうたけし

残念です。それしかない。球児たちにかける言葉なんて何処を探しても見つからない。

個人的には決定をもう少し待って頂きたかった。7月上旬に地方大会を始めるなら、開催方向で準備はしつつ、あと1カ月は待てたかなぁと。

甲子園もそうだが地方大会で救われる球児は確実にいる。故にそちらの決定があまりにも辛い。県独自でできるならやってほしい。

感染リスクは開催の可否に関係なく生活の中にもある。ならば、やるとなった時の個人の責任感と徹底的な自己管理を上回る予防はないと考えていたので、彼らの心と身体が非常に心配です。夏の甲子園がだめなら、秋の甲子園はダメなんですか?

まず球児たちがどうしたいかの声は聞かなければならない。できる、できない…じゃない。彼らの思いは世の中に届かなければならない。

[via:デイリースポーツ]
https://www.daily.co.jp/gossip/2020/05/20/0013357660.shtml

ゴルゴ松本
「球は魂なり!命」

甲子園出場経験のあるお笑いコンビTIMのレッド吉田(54)とゴルゴ松本(53)が20日、甲子園大会の開催中止を受け、高校球児たちにエールを送った。

レッド吉田は「本当に残念です。気になるのは、高校3年生の球児たちのことが心配です。相当な心のダメージがあると思いますので、指導者の皆さんからのフォローをお願いしたいです」と球児達を思いやった。

ゴルゴ松本は「悔しいな 悲しいな やってられねーな! だけど球児たちの命を守る正しい決断だと思います。命が有れば野球は出来る 野球少年のみなさん どうか野球を好きでいて下さい!球は魂なり!命」とコメントした。

レッド吉田は京都・東山高校で83年の夏の甲子園。ゴルゴ松本は、埼玉・熊谷商で85年のセンバツに出場している。

[via:日刊スポーツ]
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202005200000354.html

別所哲也
球児たちの無念に号泣

俳優の別所哲也(54)が20日、フジテレビ「Live News it!」に生出演し、涙で言葉を詰まらせる一幕があった。

「やっぱり判断は受け止めなきゃいけないんだけれども、議論は尽くしたんだと思うんですけど、やっぱり人間には祭りが必要だし」とやるせない思いを吐露。

続けて「1つになる青春の象徴的なものが野球で…。いやぁ、これはチアリーダーとか応援している人も含めて…」と涙声になった。

せきを切ったように涙があふれ出し、「今、コロナで頑張っている全国民が…夏には戻れるんじゃないかという思いが、みんなあったと思うんで、それはつらいなと思うんですよね」と途切れ途切れながら何とか言葉を絞り出した。

[via:デイリースポーツ]
https://www.daily.co.jp/gossip/2020/05/20/0013358142.shtml

小柳ルミ子
「人生には叶わぬ事がある」

歌手の小柳ルミ子(67)が20日、自身のブログを更新。今春の第92回選抜高等学校野球大会(甲子園)に続いて今夏の第102回全国高等学校野球選手権大会(8月10日から16日間、甲子園)も中止になった件に言及した。

小柳は「夏の甲子園 中止決定!」のタイトルでブログを更新。

「速報が流れた【夏の甲子園 中止決定】と 春に続き 夏も」と書き出すと「高校球児の立場に立ち彼らの気持ちを考えると切なくて 悔しくて胸が痛みます」と破れたハートマーク付きで続けた。

大のサッカー好きで知られるが、「白球を追いかけ泥んこになりながら懸命に命を燃やす彼らの直向きさに毎年 感動していた!!」と小柳。

「コロナには勝てなかったけど負けたけどこの経験を無駄にせず【これからの人生に勝って】欲しい!!」

「どんなに悔しくても努力しても頑張って来ても誰のせいでもない叶わぬ事が人生にはあるのだと言う事を学んで欲しい!!!!!!」と球児へエールを送った。

[via:スポニチ]
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d39d937934d9d459ad070077beaf8bc1e466cf4

ノンスタ石田
小説風にエール

お笑いコンビ「NON STYLE」の石田明(40)が20日、自身のブログを更新し、高校球児に“エール”を送った。

「代打・石田」とタイトルがついた投稿は、かなりの長文で本人も「小説風」と記載した力作。内容は、野球部に所属していた高校3年生最後の夏の模様だ。

ライバルが部活を辞め、もらえると思っていたレギュラー番号の「4」ではなく、控えの「12」だったこと。

「開会式の入場行進で手と足が同時になっていた」こと。

さらに、直前の練習試合で快勝し、破竹の勢いで初戦に臨んだが、強豪校の前に歯が立たなかったこと。

ズッコケる内容ばかりが続いたが、最後もしっかり“オチ”をつけた。

最終回、2死無走者。ついに「代打・石田」のコールが監督から出るが、打席に立つとなぜか「送りバント」のサインだったという。

「いったい誰を送るというのだ」と打席で悩んだ石田だが、「バット振るよりバントのほうが可能性がある」と監督に背中を押されて、再び打席に。

結局最後はきれいに三塁線にバントを決めてゲームセット。「僕は一応のヘッドスライングをかましたが、まったく感動的ではなかっただろう」と振り返った。

さらに試合後のミーティングで監督に「石井」と名前を間違えられるハプニング…。「僕の夏はあっけなく、そしてそっけなく終わっていった」と悲しげに振り返った。

石田は「今となってはいい思い出。もう一度強調させていただこう。『今となっては』だ」とポツリ。

「第102回全国高等学校野球選手権大会」と、出場49代表を決める地方大会の中止が発表されたこの日。お笑い芸人らしく、「すべらない話」で高校球児にエールを送っていた。

[via:スポニチ]
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/05/20/kiji/20200520s00041000363000c.html

【全文コチラ】
代打・石田|石田明オフィシャルブログ

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