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【MLB】大谷翔平《診断確定》今季登板は絶望も…最悪のシナリオは回避したが打者専念の声再燃

エンゼルスは3日、前日2日の登板後に右肘の違和感を訴えた大谷翔平選手(26)が右前腕の屈筋回内筋損傷と発表した。

球団公式ツイッターは「診断結果は(右前腕)屈筋回内筋の損傷(グレード1~2)。投球再開に必要な時間は一般的に4~6週間。チームのシアトル遠征に同行し、指名打者での出場は様子を見た後に決定する」と報じた。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今季は本来の162試合から60試合に短縮。

6週間後に投球を再開すると、シーズン終了の9月27日まで約2週間しかないため、米ヤフースポーツは「投手としての今季は既に終わったということだろう。二刀流のフル回転には、あと1年待たなければならないようだ」と報じた。

それでも、最悪のシナリオは回避された。

2018年10月に右肘靱帯(じんたい)再建手術を受けたため、もし再び手術を受けるとなれば、二刀流自体を諦めなければならない可能性もあったため、球団公式サイトは「今季はこれで指名打者でのみプレーする可能性が高いが、もっと悪い再手術というニュースの可能性もあった」と伝えた。

大谷は7月26日のアスレチックス戦で693日ぶりに投手で復帰したが、1死も取れず3安打5失点、3四球。2日の今季2試合目の登板(対アストロズ)も、1イニング3分の2で無安打ながら5四球、2失点と乱調だった。

[via:中スポ]
https://www.chunichi.co.jp/article/99458/

最速156キロが突如143キロに

アストロズ戦で手術後2度目の公式戦登板。初回は8球で無安打無失点に抑えたが、2回は3者連続四球でピンチを招いて2者連続押し出し四球を許した。

最速は97.1マイル(約156.2キロ)だったものの、2回途中から球速は140キロ台に低下した。

2回1死満塁。ガーノーに押し出し四球を与え、スプリンガーの打席で異変が起きた。

常時150キロ超を記録していたフォーシームが144キロ、143キロ、144キロと球速が低下。米メディアも瞬時に反応した。

ベースボールアナリストのライアン・スペーター氏は自身のツイッターに今後への悲観的な見方を綴った。「今季オオタニがまた登板するとは、私は思わない……」。

[via:フルカウント]
https://full-count.jp/2020/08/03/post850908/

米記者の分析「腕の振りが遅い」

米スポーツ専門局「CBSスポーツ」のダニー・ヴェッティ記者は自身のツイッターに初回と2回の投球を動画で並べて比較。こう指摘している。

「今日のショウヘイ・オオタニにはいくらかの改善があった。2回に粗さが出たが、彼が試合中盤まで投げようとしていたことは分かっただろう。

これは私の見解だが、体の開きに対して腕を振るスピードがまだ遅かった。そして腕の速度が遅いので、それが左腕をより引く動きにつながっている」

投げた直後の右腕の位置に注目した同記者。初回はプレート方向へ向けてまっすぐ振り下ろしているが、2回は一塁ベース方向へと流れているのが見て取れる。これは腕の振りが原因だと分析している。また続けて

「投手は球速を上げるために、左に流れるのではなく、腕を真っ直ぐ放り、勢いをそのまま利用したいと考えている。

私の意見としては、彼はもっと腕を速く振るようにしなくてはいけなく、少し時間がかかるだろう。純粋に彼の技術は素晴らしいものがあるので、エンゼルスファンは心配する必要はない」

とも強調している。

[via:THE ANSWER]
https://the-ans.jp/news/122190/

大谷の将来話し合うべき

ロサンゼルス・タイムズ紙で25年間エンゼルスを取材しているマイク・ディジオバンナ氏(57)がスポニチ本紙の取材に応じ、右肘の違和感を訴えた大谷について、今季は打者に専念すべきと提言。

また、球団は二刀流継続について、本人と話し合う時期に来ていると語った。

MRIの結果次第だが、大谷は残り試合は打者に専念すべきだと思う。PRP(多血小板血しょう)注射で組織を再生させ、回復を待つやり方もあるが、今季は60試合制で、もう50試合しか残っていない。

すでに大谷登板の2試合はブルペンに負担を強いてしまったし、チームも大谷もそこに大事な時間を割くべきではない。大谷は18年9月に右肘靭(じん)帯を痛めたが、その後はDHで出場し続けて大活躍した。彼はバットでも十分に貢献できる。

二刀流への挑戦は魅力的で、彼は1年目の最初の2カ月間でその才能があることを証明した。私自身も再び、大谷の二刀流を見たい気持ちはある。しかし、過酷なMLBではやはり、体が持ちこたえられない。

今回のトミー・ジョン手術のリハビリも、途中で膝の手術が入ったことで長引いてしまった。もし野手で試合に出場せず、投手のリハビリに専念していれば、もっと早く復帰できただろう。今後も同じ不安は常につきまとう。

大谷はMLBでも桁外れのパワーを持ち、打者に専念すれば40~50本は本塁打を打つだろうし、スピードもある。マイク・トラウトとともに長くエンゼルスを引っ張れる野手になれる。

おそらく、エンゼルスは大谷が球団を選ぶ時、二刀流で成功できるよう100%協力すると約束を交わしたのだろう。

だが、もし仮にMRIの結果が悪く、再びトミー・ジョン手術が必要となれば、投手として復帰するのにまた長い時間がかかってしまう。

選手としては一番いい時期の26歳。球団は、大谷本人と将来について話し合う時期に来ている。

◆マイク・ディジオバンナ
コネティカット州イーストライム出身の57歳。カリフォルニア州立大フラートン校を経て81年ロサンゼルス・タイムズに入社し、ドジャース、エンゼルスの番記者を歴任した。

[via:スポニチ]
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/08/03/kiji/20200803s00001007308000c.html

ネットの反応

・診断確定 右肘屈筋回内筋の部分断裂グレード2(肉離れ)全治2ヶ月
・大きな怪我じゃなくて良かった
・打者でがんばれ
・50本は無理だと思う
・トミージョン手術自体には問題なかったのかね
・新しい投げ方が合わないんだろうな
・日本でやっていた投球フォームに戻せよ。それで壊れた方が納得いくだろ。
・何億とかほんとに取ってなくてよかったな お試し価格でとったらそれが適正価格だったなんて
・二兎を追う者は一兎をも得ず流
・これだけ上手くいかないならメジャーで投手大谷は通用しないということ。
・自分の応援してるチームにいたら間違いなく批判してるわ
・投手大谷の夏はセミよりも短かったなw
・日本の解説者が怖がりながら投げているので、コントロールが定まらないし、無理して投げると違う個所の故障が心配。あせる必要はないと言っていましたが、そのとおりになって来てるようで心配。
・大谷って日本時代もそうだけど、故障が多すぎ。結局二刀流そのものが体への負担が多すぎるってことなんじゃなかろうか。
・今年はリハビリに専念で、来季に向けてどちらか一本に絞ったほうがいい。
・村田兆治さんのコメントでもトミー・ジョン手術からの復活には相当な努力と執念が必要とありました。二刀流断念はまだ気が早いのかもしれないが、本格的に打者専念を考えていい時期なのかもしれない。
・身体が悲鳴あげてます。素晴らしい体格、素質に恵まれた彼をこの若さで故障ありにしてしまうのは何としても避けてほしい。
・本来ならマイナーリーグで、徐々に感覚を掴みながら仕上げるのだろうけど、マイナーリーグが中止となり、いきなりぶつけ本番は酷でしたね。
・トミージョン手術明け、さらには二刀流ってのは我々が思っている以上に大変なんでしょうね。
・ダルビッシュもトミージョンの後は苦しんだ。肘を忘れて投げられるまでには、あと1年はかかるのではないか。だから焦って投げ込まない事だ。
・体にメスを入れると完全に治るまでは1〜2年はかかる。まだ若いのだからしばらくは打者に専念して、二刀流は我慢したほうがよいと思う。
・今年は投手は練習だけで打者に専念して来シーズン160km越えれなかったら投手は諦めろ

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