オリンピックやサッカーのワールドカップ(W杯)は、売春などの性的ビジネス、ドラッグなどの組織犯罪と切っても切れない関係にある。何しろ、世界中から観光客がどっと押し寄せるのだから、まさに、大量のカモが大量のネギを背負ってくるようなものだ。これらの観光客を狙った性的犯罪や薬物犯罪が増大するのも無理はない。しかし、本当にロンドンの売春婦は激増するのだろうか?
2010年1月、前内閣のテッサ・ジョエル議員は「メジャーなスポーツイベントは世界中からセックスを引きつける磁石のようなもの。売春が産業になり得る。これはまったく承諾しがたいことであり、2012年のロンドンでこのような搾取があってはならない」と発言した。
また、米ネバダ州の大規模売春宿「ムーンライト・バニー牧場」のオーナー、デニス・ホフ氏は「東南アジア、アルバニア、アフリカのギャングやドラッグを扱う暴力団によってロンドンに売られる少女は千人に上るだろう」と予測する。
実際、2004年のアテネ五輪では売春が約2倍になったという報告もある。だが、「子どもと女性の人身売買禁止ネットワーク」(GAATW)の報告書によれば、2003年の93件が2004年に181件となっただけで、”何千”という数字とはかけ離れている。また、ギリシャ政府当局によると、この181件もオリンピックとの関連性はないというのだ。
2006年のW杯ドイツ大会でも、同様の警告がなされていた。しかし、2007年1月のEUの報告書では、W杯に関連づけられた売春は5件だけだったという。2010年のW杯南アフリカ大会でも4万人から10万人もの売春婦が南アに入るとの予測があった。しかし、ブリティッシュ・コロンビア大学によって行われた後の研究では、そのような証拠はなかったという。
これらの前例からすると、いきなりロンドンが”無法地帯”になるとは考えにくい。だが、売春やドラッグへの需要があることも確かで、当局も引き続き警戒に当たっている。中でも2010年4月には人身売買や組織犯罪に即応する「SCD9」(犯罪総局専門9課)が立ち上げられ、徹底した浄化作戦が取られてきた。その結果、2011年の「SCD9」に関する報告書によると、「ロンドン都市部での売春の増加は認められず、むしろ減少傾向にある」という。
「SCD9」による取り締まりは、今後も強化される見通しで、中には「弾圧に近い」という抗議の声すらあがっているほどだ。どうやら、こうした当局の懸命な取り組みによって、ロンドンが売春とドラッグであふれかえるという事態にはなりそうにない。
とはいえ、観光客が”ネギをしょったカモ”であることに変わりはなく、犯罪に巻き込まれないよう、自衛手段を講じるに若くはない。(五輪取材班)
[zakzak]
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120611/dms1206111736009-n1.htm
天下のまわりもの
半島の困りもの
最後の「若くはない」って何?
絶対に負けられない誘惑がある
選手間でもヤリあってるじゃん。選手村に入って最初にゴムを配られてる。
外人は
抱ける抱けない
差がはげしい
園田心の一句。