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大坂なおみ全仏棄権「うつ」告白 本当の自分でないことが重荷に?後出しに批判もゲスな記者会見必要?

女子テニスの大坂なおみ(23)=日清食品=が5月31日、自身のツイッターで四大大会第2戦の全仏オープン(パリ)のシングルス2回戦を棄権すると表明し「2018年の全米オープン以降、長い間うつに悩まされてきた」と告白した。

30日の1回戦で勝利後の記者会見を拒否し、四大大会の主催者側からは厳罰もあり得ると警告を受けていた。

大坂は選手の精神状態が軽視されていると訴え、開幕前に全仏で記者会見に応じない意向を表明。

会見拒否で罰金1万5千ドル(約165万円)の処分を科され、違反が続けば全仏で失格、他の四大大会で出場停止となる可能性があった。

「大会や他の選手、自分の健康にとっての最善は、みんながテニスに集中できるように私が棄権することだ。決して邪魔になりたくはなかった」と決断の理由を明らかにした。

2月の全豪オープンで2度目の頂点に立った第2シードの大坂は、「少しの間、コートを離れるが、時期が来たらツアーと協力して選手、報道機関、ファンにとってより良いものにするための方法を話し合いたい」とつづった。(共同)

[via:産経新聞]
https://www.sankei.com/article/20210601-B26DVJ4STRN2XLT3XTVBOWUP3I/

Twitter投稿全文和訳

皆さん、今は、私が数日前に(記者会見拒否についてツイッターに)投稿したときには意図も想像もしていなかった状況です。

私は今、パリの大会に集中するためには、トーナメントにとっても、他の選手や私の健康のためにも、私が大会を棄権することが最善だと思っています。

周りの注意をそらそうとは全く思っていなかったし、(数日前の投稿の)タイミングが理想的ではなかったこと、メッセージをもっと明確にできたかもしれないという指摘は受け入れます。

さらに重要なことは、私はメンタルヘルスを矮小わいしょう化したり、軽々しくその言葉を使ったりしないということです。

実は2018年の全米オープン以降、私は長い間うつを患い、対処するのに本当に苦労してきました。

私のことを知っている人は誰でも、私が内向的であることを知っているし、大会で私を見たことがある人は、私が不安を和らげるため、ヘッドホンを頻繁に身に着けていることに気づいたでしょう。

報道陣はいつも親切でした。(この場で私が傷つけたであろう全ての優秀なジャーナリストに謝りたいです)。

でも私は、人前で話すのが得意ではない上、世界のメディアに向かって話す前には大きな不安の波に襲われます。

本当に緊張して、いつも最善の答えができるようにすることは、大きなストレスです。このため、パリでは、すでに不安で傷つきやすい状態になっていたので、自分を守るためにも記者会見を回避した方がよいと思いました。

先んじてそれを発表したのは、ルールが部分的にかなり古く、それを強調したかったからです。大会側には個人的に謝罪の手紙を書き、大会中は大変なので、大会後に話ができればとてもうれしい、と伝えました。

今後はコートから少しの間離れますが、時期が来たらツアーと協力して、選手たちや報道機関、ファンの皆さんと事態を改善する方法を話し合いたいと思っています。

とにかく、皆さんが元気で安全に過ごしていることを願っています。皆さんを愛していますし、また会いましょう。

[via:東京新聞]
https://www.tokyo-np.co.jp/article/107869

本当の自分の姿でないことが重荷に

コート上で、突然、泣きだす大坂を何度も見てきた。

20年2月のフェド杯対スペイン戦。敵地で日本代表NO・1として出場した。苦手の赤土で不安が増大。78位の相手に、第1セットを1ゲームも奪えずに失うと、第2セットはコート上で泣きだした。試合にならなかった。

敗戦で打ちひしがれる選手も、何度も見た。ただ、試合後や会見で涙を見せる選手はいても、コート上で突然、泣きだす選手はめったにいない。

他の日本選手の誰もが口にした「(大坂は)自分とは全く違う立場にいる」ことへの重圧や不安は、大坂の心をかき乱したのだろう。

大坂が言うように内向的だとは思う。そして間違いなく「シャイ」だ。

2回、単独インタビューを行ったが、最初の時は父フランソワさんが同席。なかなか目を合わせてくれなかった。2回目は、マネジャーも離れた場所におり、たった1人でにこやかに対応。シャイで人見知りなのは明らかだった。

18年全米と言えば、S・ウィリアムズ(米国)との決勝だ。大坂にとっては、「セリーナがいなければ、私はテニスをしていなかった」と言うほど、憧れとの4大大会決勝。夢が現実になった瞬間だった。

しかし、4大大会の歴史を見ても、とんでもない騒動に発展した。セリーナは審判のジャッジに怒りをあらわにし、毒づき、ラケットを折り暴れた。

2万人を超す観客が一斉にブーイングの嵐。その中、大坂は優勝し、表彰式では「みんながセリーナを優勝させたかったのにごめんなさい」と謝った。

大坂のトップへの道は、その異様な世界から始まったのだ。ネット上で握手の時、ペコリと頭を下げる20歳は、魑魅魍魎(ちみもうりょう)で渦巻く弱肉強食、そして大きなスポーツビジネスの世界に放り込まれた。

昨年の人種差別への抗議では「シャイでいることをやめた」と、この異様な世界との共存を望んだ。事実、強いメッセージを発することで、実は本当の自分を隠し、強い自分を演じて必死で戦っていたのではないか。

本当の自分の姿ではないことが、重荷だったのかもしれない。自分が先頭に立ち、リーダーシップを握るタイプではなかったのだろう。

人前で話すことが苦手なテニスがうまい23歳は、じわじわと追い込まれていったのかもしれない。

今回も高らかに宣言することで、問題提起したのかもしれない。ただ、最初にツアーや大会と話し合い、その後に表明するなど、違ったやり方であれば、このような結末にならなかったように思う。残念だ。

[via:日刊スポーツ]
https://www.nikkansports.com/sports/news/202106010000363.html

強いトップ選手のイメージと内面の繊細さ

会見や試合中に泣いたりする不安定なイメージが一変したのが、新型コロナウイルスの影響によるツアー中断が明けた20年夏。

全米OPで毎試合異なる名前の書かれた黒いマスクを着用し、黒人差別への反対姿勢を打ち出し優勝。前哨戦では棄権を示唆するSNS投稿で、大会が全試合を1日延期する道筋を作った。

コート上の強さに加え、オピニオンリーダーとしての地位を確立。21年2月の全豪も制し、新たなスポンサーが増え、水着や化粧品、高級ブランドとのコラボレーションなどコート外の活動を次々と展開し、年収約60億円といわれるまでになった。

女性トップアスリートとして築かれていくイメージとは裏腹に、内面は繊細で他人に気を使う。「転戦が続くとホームシックになる」と出場大会を絞り、戦える環境を作ろうとしてきた。

全仏OPを頂点とする赤土のクレーコート、続くウィンブドンに向かう芝コートはともに経験が浅く苦手なのは自分でも認めている。それでも高まる期待、注目に、何とか保ってきた心のバランスが崩れた。

大坂のインスタグラムにはビーナス・ウィリアムズ、コリ・ガウフ(ともに米国)ら同じ女子テニス選手以外にも、陸上短距離のウサイン・ボルト氏、モデルのナオミ・キャンベルら様々な著名人から温かいコメント、反応が寄せられている。

恋人は「誰にも謝る必要なんてない」と力強い言葉を残した。大坂自身が再びコートに立つ気持ちになるまで、待ち、手をさしのべ、見守ってくれる人はたくさんいるはずだ。

[via:スポーツ報知]
https://hochi.news/articles/20210601-OHT1T51041.html

記者たちの狙いはゴシップ

テニスの大坂なおみ選手の会見ボイコットと全仏オープン棄権を受け、英紙「ガーディアン」のスポーツジャーナリストが自省も込めて綴る。

低俗な質問で若い選手を餌食にする記者会見の問題点、それを直視せずに大坂を非難する旧態依然としたメディアは自滅へと突き進む──。《中略》

私が思うに、ここで真に問題なのは、大坂でも尊大すぎるメディアでもない。記者会見そのものだ。考えてみれば、それはおかしな発想であるし、もうその機能を果たしていない。

記者会見というものが過大評価されているのは、それがアスリートと大衆を直接つなぐ役割を果たしていると見なされ、謙虚な記者たちが人々の忠実な目と耳になっていると思われているからだ。

気づいていない人のために言っておくと、もうかなり前からそれは真実ではなくなっている。今のアスリートたちは、私たちメディアを介さず自ら大衆と直接つながる術を持っている。

信じてもらえないかもしれないが、大坂がエンターテイナーとして、そしてスポンサー企業の顔として果たさなければならないのは、指定された時間にテニスをプレーすることなのだ。

窓のない部屋に強制的に着席させられ、その部屋いっぱいの中年男性たちに向かって自分を説明することではない。

ゆえに、現代の記者会見はもはや有意義なやり取りの場ではなく、最も低俗なやり取りが行われる場となっている。

そこで展開されるのは、記者たちが選手からできうる限りを引き出そうとするシニカルで往々にして搾取的なゲームだ。ほしいのはゴシップ、怒り、ライバルとの確執、涙、悲劇といったところだ。

そんななか、まだ勝利あるいは敗北の感情の波にのまれている状態の若いアスリートが、最も親密な質問に答えるよう要求される。

大勢の知らない人たちの前で、後ろにスポンサーのロゴを背負いながらという最も親密ではない場所で。

そこにあるものすべてが奇妙で儀礼的な性質を帯びている。同じ場所に同じ人が座り、使い古された同じ質問が繰り返され、何百もの言葉が無駄にされ、ふたを開けられずに置かれたままのミネラルウォーターのボトル。

ほかにもっといいやり方はないのだろうか? 彼らは選挙で選ばれた政治家ではない。彼らは卓越したラケットさばきと心肺持久力でここまで上り詰めた、普通の人間なのである。

そんな人たちに「どうか私たちに話をしてください。さもなくば……」と脅すのか。

[via:ガーディアン(英国)/クーリエ・ジャポン]
https://courrier.jp/news/archives/247797/

ネットの反応

・後出しOKならもう無敵だなw
・すごい隠し玉だったな
・チートすぎるわ 誰も触れられなくなった
・ツアー側もスポンサー側も「ええ…最後にそれ言う?」って思ってそう
・完全に風向きが替わったな なおみへの擁護一色 今後、会見はなくなるだろう
・さよなら。せいせいするが気持ちよくスルー
・せいせいするって決別宣言した後にやっぱ追放されたくないってなったんじゃねーの
・一夜にして世界を味方につけたな。
・すげー都合いいよな。てかなんでもありなんだな。ほっとけよもう。
・うつ病なの?うつ状態なだけなんじゃないの?
 >もしかしたら翻訳を間違ってる可能性もあるらしい
 >鬱病と抑うつ状態が同じ英単語なんだってさ
 >NHKでは鬱とは言わずに気分が落ち込む状態でって言ってた
・ラケット破壊も鬱のせいか
・メンタル不調の問題は実に微妙で、互いに十分な信頼関係がなければ、簡単には打ち明けられない話という理解が大前提だけど、大会エントリーする前に、まず主催者と話し合うべきだった。やり方として非常にまずい。
・アスリートなんだからメンタル面も重要だよね。周りのスタッフは当然わかっていただろうし何で試合出させてたんだろう。
・うつ病少し経験したものから言うと、何もしたくなくなるというかできない。
・鬱ならこの手の応援ヤバいのでは?
 >頑張れ、は厳禁なんだっけ
・全仏側は大坂選手へ「サイン済みの規定を反故にするほどの深い事情があるなら聞かせてほしい」と対話を提案したのにそれすら蹴られた。各GSはこの暴挙を無視できず共同声明を出すに至ったが、返ってきたのはインスタでの「さよなら、せいせいする」という侮辱。経緯を鑑みると大坂側のほうが身勝手であり、GSの対応に叩かれる程の落ち度があったとは思わない。
・主催者側と対立しては何も解決しないよ。
・印象としては、誰も批判できない「病気」という盾を、後出しで出して来て、大会側を悪者にした、という感じがしてしまう。
・鬱病という、この騒動の大前提となるものを後出しする卑怯さ。真面目に対応していた全ての人の立場ないだろ。
 >まぁ、女にはありがちな振る舞いだけどさ
・試合後のインタビューとかいうテニスとは無関係のクソイベントに同調圧力で参加を強制して永久追放までチラつかせている協会とそれを支持している多数派の白人層と他のテニスプレイヤー
・怪しいな、と思ってても鬱出されると色々言えなくなるよな、主に世論とかが怖くて
・質疑応答もそうだけど、それ今質問する内容?てのはある。
・報道の自由とスポンサーの権利より。人の健康の方が優先されるのは、言うまでも無い。
・アスリートは、スポーツで結果を出すのが仕事。記者の質問に答えるのは、サービスだろうに。
・記者がほしいのはゴシップ、怒り、ライバルとの確執、涙、悲劇といったところだ。こんな事の為に命懸けで練習やプレーをしている選手の大切な時間が奪われるとかどうかしてる。
・大会側は、大坂選手の拒否声明を非難するだけではなく、記者たちに対して過去の低俗で嫌味な質問を反省させるべきだった。
・選手には規則や罰則が科せられて悪質な質問を要求するメディアには何のお咎めも無い。大会実行委員は、選手に不利益をもたらす質問には制止すべきである。
・私たちファンが見たいのはコートでプレーする姿です。スポーツ選手がみんな外交的で、明るく、前向きなキャラクターで、低俗で意地の悪い記者たちの質問にもうまく対処できるスキルもあるという前提に立たないでもらいたいね。賛否は分かれると思うが、大坂選手は問題提起をしたと思う。
・大坂なおみは選手生命すら捨てる覚悟で一石を投じてる。マスコミはこれまでの報道スタイルを反省して、改善して、再度アスリートたちに自分たちの姿勢を問うてほしい。

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コメント

  1. 1
    名無しさん 2021/06/01 23:28

    なおんゴ「言うてブラック・パワーでBLM盾にすれば行けるでしょ^^」
    トッププレイヤーズ「ねーわ」
    全英四大大会「うーん、この」
    ジャパニーズ「いや、帰化してるけどさぁ……」

    なおんゴ「はー! はー! 鬱、ウツ、うつぅぅぅぅ」

  2. 2
    名無しさん 2021/06/02 0:56

    都合の良い時は日本人ヅラで日本企業から金集め
    都合の良い時は黒人ヅラで好感度集め
    都合の悪い時は病人ヅラで同情集めか……

    ハーフブラックはチートすぎて手におえんな。
    オリンピックも出なくて良いよ。負けても言い訳にうつ病ガー全仏オープンの影響デー…って言い出すんだろどーせ。

  3. 3
    名無しさん 2021/06/02 9:05

    鬱は良くなるといいねとしか言えない
    鬱だから契約変えます・特例にしますってのもおかしいから全仏の対応は問題ないし、棄権自体は筋が通ってる

    メディアの質問ガーって言うけどBLMとか自分で種まいてるし、普通に生きてれば下らない会話・質問なんて避けられないし、マスコミガーって本当に釣りやすいな

  4. 4
    名無しさん 2021/06/02 12:18

    もはや、擁護する価値もねーわ。トップアスリートなら、メンタル面も万全に整えてこそなのに、旗色が悪くなったから鬱病を出してきたとしか見えない。2年前からだったら、大会本部側との打ち合わせをする余裕もあったろうに、それすらしてない。プロならプロらしく振る舞えってんだ。

  5. 5
    名無しさん 2021/06/02 13:57

    まあ、ホンマに鬱ならしゃあない、特にアルコール依存鬱ならこうなるだろう、経験者というか継続者は語るw人気商売であることが自分より拍車をかける可能性がある、誰かちゃんとみてあげて

  6. 6
    名無しさん 2021/06/02 14:34

    予言されてたよね、後出しで鬱病とか言い出すぞって
    正に的中してしまったわけだ

  7. 7
    名無しさん 2021/06/02 20:07

    まったくうつ病には見えない

  8. 8
    名無しさん 2021/06/02 20:30

    一流アスリートは、その種目のスポーツ選手としては最大のリスペクトをするが、一般的な物の考え方は幼稚な人も多い。
    某メジャーリーガーもその一人。
    しかし大衆は一流アスリートというだけで、その発言は正しい物と捉える脳内バイアスがあるので過保護になる。

  9. 9
    名無しさん 2021/06/02 20:34

    8続き
    しかし、大衆もご都合主義である。
    自身に都合の悪い時は“マスゴミ”とゴミ扱いするくせに、このような時は大阪選手叩きになる。
    論理的思考が出来ない者の批判は社会の害悪。

  10. 10
    コロマル 2021/06/05 2:23

    ニ⭕ーは苦い!
    ⭕ガーはダメだ!
    てかこんなくろぶすがスポーツできっからって調子に乗って有名になったり稼ぐ世の中は狂ってる!
    狂ってるよおぉー!
    ポアしてあさはら様あぁー!!
    ちなみにボクもね!!
    ☆アヘアへこんちこんまヘアへア☆

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